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ぼくぽてちん忘備録

a chainless soul
ずーっと夏休み

うさぎ税、うさぎ汁、不動産

2025-01-18 05:10:00 | 日記
【没落の根本原因】
外圧がない?少なからず中央も国民も外圧にリアリティを持てないこの国は今、歴史的侵略がなかったことの割をくっている。
80年前に責任の最終転嫁先を失い、敵国を忘れ、外圧に不感症なこの国民は、
 ・転嫁先を、真面目で優秀な国内人
 ・仮想敵を、非合理的な海外のナニカ
に据え置き満足しちゃってるのよ。
そうすれば、それ以上そのことについて考えなくて済むから。
ニンゲンに対して不誠実なんだと思う。そのことについてツラツラしていく。

ただ、事実、国内に目を向ければ、確かに不思議な格差が加速している。
この格差ひとつとっても、
”世代間”、”地域間”、”時間軸”
これらが関係しており6通り
これに”海外”が加われば24通り
更に一つ一つの環境が複数だから無数の組み合わせが考えられる。

【evidently】
1.現在の円安に伴うコストプッシュインフレであれば
「輸出関連産業の盛んな中部地方は円安の恩恵を受けやすく、
逆にエネルギー消費が多く、食料品メーカーの多い北海道では円安の負担を受けやすいと言えるでしょう」
(「日本病」永濱利廣)
これは”地域間”、”時間軸”、”海外”が作用している
但し、物流コストも鑑みれば全ての企業・個人が割を食っているとも言える。

2.”世代間”、”時間軸”でいえば戦後日本
時間軸の分類=世でいう世代の分類
①団塊世代の出生期(1947~49)
②団塊世代の大学入学期(1965~67)
③団塊世代の出産適齢年=団塊ジュニアの出生期(1971~74)
④③の大学入学期・総量規制(1989~92)
⑤③の出産適齢期(1996~99)
⑥リーマンショック(2008)
⑦③幻期及び⑥時新卒者の出産適齢期(2014~17)
⑧現在期(2020~)

新卒採用
1990年⇒168万人だったのに対し95年⇒65万人に一気に減少・・・
1997~2005年⇒78万人まで回復後一気に40万人まで減少・・・
以降一気に回復を目指すが
2009年⇒リーマンショック翌年は40万人を割り込む・・・
2024年⇒60万人程度・・・
(「就職氷河期世代の経済学」永濱利廣P27日銀短観に基づく)

有効求人倍率
1990年⇒1.4・・・
1992~2004年⇒12年間”0ゼロ”を下回った・・・④⑤
2005,06年⇒米系投資銀行のおこぼれにより1を超えるが
2008,09年⇒リーマンショックの影響により0.4まで落ち込む・・・
~2020年⇒コロナ前まで緩やかに回復し1.6・・・
2024⇒1.3・・・
(独立行政法人労働政策研究機構)
こんなん人口減によるに人手不足で「総実労働時間数」の内、時間の少ないパートタイマー(主婦や老人)まで駆り出されているだけ。
人が貴重な好機を逃し、賃金上がらない最中に外国人労働者に手厚い。低賃金職を奪い合う☟

賃金
1991年を1とした2020年
名目賃金⇒1.001・・・④~⑧
実質賃金⇒1.030・・・④~⑧
2023年前年比
名目賃金⇒+1.8%・・・
実質賃金⇒▲2.5%・・・
(内閣府)
 この逆鞘は狂気だね。

学費
・1965年・・・
私大平均(4年)⇒22万円
国大平均(4年)⇒5万円
(NHKorz)
・1991年・・・
私大平均(4年)⇒284万円
国大平均(4年)⇒171万円
(文部化科学省)
・2024・・・
私大平均
文系(4年)⇒408万円
理系(4年)⇒551万円
医歯系(6年)⇒2,396万円
国大平均
文系(4年)⇒243万円
理系(4年)⇒500万円
医師系(6年)⇒350万円
(AI草)
☝賃金に対しこの学費の推移、更には大学生の半数の奨学金利用者は👇。

奨学金
・返済例
500万円借り入れた場合
元利均等払い20年⇒20,788円/月・・・
・利用者割合
2004年⇒41.1%・・・
※JASSO設立元年。親の貧困化はこの前より始まっていた
2022年⇒55.0%・・・
(JAASSO)

結果こうなる
出生者数
1947~49年⇒270万人/年前後(第1次ベビーブーム)・・・
1971~74年⇒200万人/年超(第2次ベビーブーム)・・・
1996~99年⇒120万人/年前後(幻の第3次ベビーブーム)・・・
2006年⇒109万人・・・
2016年⇒97万人(統計開始以降初100万人割れ)・・・
2024年⇒68万人・・・
(厚生労働省)

更にこの世代別に可処分所得の圧迫を照会すると
国民負担率()内はその年18歳になる子の生まれ年
データなし
1965年⇒23.0%(1947生れ)
1970年⇒24.3%(1952生れ)
1990年⇒38.4%(1972生れ)
1999年⇒35.4%(1981生れ)
2008年⇒39.2%(1990生れ)
2014年⇒42.4%(1996生れ)
2020年⇒48.4%(2002生れ)
②③国立社会保障・人口問題研究所、④~⑥財務省)
前述"実質賃金"は、④~⑧でたった3%増

消費税
①②③⇒0%
⇒0%~3%(1989年導入)
⇒3%~5%(1997年引上げ)
⇒5%
⇒8%(2014年引上げ)
⇒10%(2019年引上げ)
(総務省)

これが日本の正体、まあそんなもんだよ。
誰も居ないし、悪者や秘密結社草なんていくら(期待して?)待っててもこないのよ。

労働
1964年(昭和39年)の労働人口のデータはない。
ただこの年の日本人労働者はいまでも主要になっているインフラに投資し完成させた
1985年~1990年(バブル期)、日本人はこのインフラで遊び倒した。同インフラの更新や、重要インフラの新設など全くせずに徹底的に遊んだ。
で、私ら世代はこの事実を看過し呆けて過ごした。
私の同世代に疑問を持つ「経済成長ってどんな感じ?どんなのが理想?身近でいえばどん生活がしたいの?」
恐らくこう「まぁ今のまんまで良いよ」
その実バブル期を想像して嫉妬、若しくは誰かがやってくれるなんて無自覚に思っているんだろうね。
後世に対する想像も及ばず、惨めで恥ずかしい世代になっちゃった。没落の主人公だね。
悪の秘密結社「大日本無関心おっさん」。




もとい、妄想や自慰の域で国民の負の感情は財務省や、バーイシルーシゲに向かう。人格否定を伴う攻撃を省みることなく一斉に続ける。
海外を意識したところで、到底書くのも憚られるもの。思考停止を公言して、無責任を垂れ流し歩き回る。
相対的に玉木、国民民主を支持する。
⇒これが解散総選挙(2024.10/27)以降の日本の民意
怖いのは、ハコモノ政党やヒトを盲進する国民性分なんだよね。
正直半年後、1年後の玉木さんの支持はどうなっているか分からないよ。
それくらい他責で軽薄だから、この国民は。
挙句、自己統制が効かなくなった一部の国民は「〇〇の真実、〇〇の背後にいは〇〇がいる」などの思考逃避に無自覚に陥る。
覚悟がないんだよね。
てめーが責任を引き受けるという。
財務省さんは過去、年次改革要望書すら過去はねのけてるよ。
ぶーたれてる国民よりおおよそ覚悟ある行動だよ。
前述の奨学金だって、貸付けるときは財出して、卒業と同時に民間サービサーに譲渡する。よって、政府は短期回収が見込め、後20年はどうなろうが民間同士が争うだけとなる。
民間貸借化して、若年層に強いる。極めて強かではるかに賢いよ。
「財政支出の商品化」人類初かもね。
20年の奨学金は卒業証書と引換に金銭消費貸借経書を給付される。これにより20年拘束され、婚姻数(お父さんとお母さん)は減り、子供は生まれず、住宅ローン開始も遅延され、資産インフレ下、ギリギリの返比で変動金利を利用・購入した人は、売却動機が発生したころには売却しようにも出来ず。負の資産となる。

私が”減税”に対し”給付付税額控除”を何故批判しているのかと言えば、予後の自由度なんだよね。
消費税減税は、予後、民間の自由度が高く、任意にその行動を委ねるものであるが、給付型は中央の線引きの条件が設定される。ヒモ付き貨幣、ヒモ付き生活、恣意的思想の誘導がセットで恒常的に実行される。統制経済ではなく、統制そのもの。
天才だよね。根本的に変えないと無理だと思う。
先ず最低要件は国民、特に私ら世代のおっさんたちの罪の自覚ね。

【不動産】
年始早々、ここ10年程学んできたことを復習していた。
各々の新訂本に改めて共感していた。
けどね、こと不動産に関しては、何故か正確な表現が見受けられないんだよね。
上記は社会的事象と家計よりな経済の推移だけど、
これに加えて
・海外
・法変遷
・各推移
⇒貸付DI・ショート(N・B/K)残高・返比・業者数・士数
 (ショート・返比、は特に怖い。金利なんてものは付属品でしかない。ミンスキー語るまでもなく☝⑥”ついさっき”の出来事だよ)
・各事象
で何が起きているか、どう振舞うか見えてくる。
ネットでの不動産投資動画などの殆どは、
・インカム向けお得なローンのコツ
・キャピタル向け景気の動向
絶賛ピンボケ中だよね。
(滝島は別。あいつ多分いいやつ。ナナロクだし。家近所だし。)

で、好む経済学者・論壇も、こと不動産の話になるとなんだかなあと。
不動産の流通の過熱に於ける動機は、崇高な市場原理でもなんでもなく、「受動的に乗っかるプレイヤーのあほさ加減」が起点にある。需給バランスは後からついてきて、”あほ”はまた調子こく。

極論不動産を適切に表現したのはポランニーになるのかな。
大転換では、”労働・土地・貨幣”は商品化に向かない
⇒擬制商品化して、re-embedしなければ正常な市場は取り戻せない
労働(ヒトの流動化、奨学金の金融商品化もそう)・土地(投機目的不動産)・貨幣(FXや信用取引)。
全部金融商品化(キャピタル専用)しちゃってるじゃんね。
しかも国民は礼賛し、総出でキャピタリスト気取り。
加えてこの国では、「財政支出の商品化」までやっちゃう。(☝奨学金債権の転嫁)
同人著『大転換』が1944年。言葉を拝借して”近代社会の異常な状態”から殊更加速的且つ偏頗的に成長した。
上記3つの全てが金融市場を構成するインフラの一部になってしまった。
みんな大好きピケティのr>gはその局所的なものでしかないと思うよ。
それをうまく表現しているのが映画『マネーショート』。
不動産屋の登場する49:37~と50:34~観てて悲しくなるわ。
世界中で不動産プレイヤーは劣化してるんだ。

断酒再開してみれば、前回より身体の劣化が著しく、精神的にも参ったなぁと。
そんな断酒のハーレム期、不動産視点から「没落」を話し始めたら止まらなそうだからやめる。まだまだある。
・DCF法(単年度の割引評価の総和で賞味現在価値を算出する詐術。出口がインチキでIRRの大半がこれ頼み。)の適用。
・店頭、市場に並んでいる不動産投資信託は最劣後(レバレッジで食い漁られた後)のゴミ。
・現物も最劣後になる構造。それを奪い合う憐れ。
・変動金利と固定金利の決定根拠の違い。知らずに初月の返比だけで購入する=売りつけることの愚(賃金は☝の通り)
・熱狂的なキャピタルの牽引主要因は海外。釣られる日本人。バブルの構造は歴史的に外的要因。多少のおこぼれに国内不動産屋は勘違いしちゃう。
・地上げは究極的には”予算”。その予算を確保するのは、自力でする(自己のリアルな計算による)しかない。説得力も駆使すれば、パワーも使う。
よくよく言いたいけど、インフレ期待(他責)にあってはならない。
・業の本質は仕入れにある。仕入れ手段の経験量がモノを言う。人数など必要ない。一方歴史的に、業の多くは販売人員を兎に角抱える。経営陣は単調な販売手法お押し付け乱暴なper headで計算する。ひとたび逆ザヤになれば、金利以上に重い毎月の負の資産となる。
私的反省でいえば、少数精鋭を目指しすぎて結局後継者が居なくなっちゃった。私でお終いなのかなぁ。先日、田中渓さんという人の本読んだけど、彼はやっていることが近いね。規模は2桁あっちが上だけど。ただ短観は違うかな。それもやっぱりバブル崩壊直後の後始末をしたことがないからかな。
お互いバブル経済そのものを経験しなかったことが幸いだったのかもね。

他にも世代間、時間軸、お金・法(というインフラ)を加えてもっと論じたいけどもういいや。
資本主義を封建的に運用しようと渇望し(出来ない)、嫉妬している、のは結局国民だから。

没落の根本原因は、混迷期でも、正しい緩やかなディマンドプルインフレ期になろうが、醜く劣化してしまう私たち40,50代にあると思う。
団塊世代を批判するのも違う。
バブル期1985~90に30代後半~40代にあった者どもの過ごし方を、その学生時代の主義と平成の裏切りを、そして現在の態度を批判している。

せめて不動産屋はもっと勉強しようよ。
おれはまだまだ勉強しちゃう。
所詮デフレ期に強かった⇒誰かの所得を奪って出し抜いただけのアル中だから。自分のプレイの大ファンだから。
アル中は臆病だから、怖いから勉強するしかないのよ。


あの時、まじ燃え尽きたなぁ。
狂喜乱舞したわ。
とてつもなく静かだった。

【わたしは、】
団塊世代の下、生まれ落ちて良かった。
バブル崩壊年に社会人になって良かった。
リーマンショックで失敗しといて良かった。
反社扱いされて借入できなくなって良かった。
コロナの前年に死にかけ、入院しといて良かった。
去年スリップしといて良かった。

あれからちょうど4ヶ月だわ。
にわかキャピタリストが遊んでる中、インカムに夢中になっててツイてた。
向かえたあの日、あそこにいて良かった。

”プレイヤー私”の次のプレイに唯一人のファンとしてワクワクして過ごす。



有効求人倍率(独立行政法人労働政策研究機構)


一人当たり名目・実質賃金の推移(内閣府)


国公立・私立大の授業料の推移(NHK)


単年度奨学金の規模・奨学金実績の推移(JASSO独立行政法人日本学生支援機構)


2019・2023出生者数推移(厚生労働省)


国民負担率の推移(財務省)

規模別・世代別賃金対前年比(2023厚労省)
お荷物はだーれ?


新卒者の求人倍率の推移
(リクルートワークス研究所)

年齢別・性別人口構成(2020)
お荷物は誰だー?


ノーコメント





今季の冬はお空が綺麗だなぁ
月がほんとに良い
今年は何もなく終わって欲しい
さよなら2025

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