幌天狗のピークに泊まった時に見た、モルゲンレーテに染まる美しい山。
それが尾白利加だった。
整った美しい山容と綺麗な響きの名前。
この尾白利加から、以前登った山々を見てみたい物だとずっと思っていた。
チャンスは今日、来た。
浜益へのトンネルを抜け、増毛の山々を見た時は感動で鳥肌が立った。
美しく、整って、真っ白で、でっかくて、人を寄せ付けない。
誰にも何にも媚びない山塊。
僕にとって、増毛は特別に好きな場所だ、増毛のジャイアンツ達が迎えてくれた気がした。
好天の下、スタート!
僕は群別平までシールを使わずに頑張るつもり。
雪もカッチカチでスケーティング一発で10m進むくらい。
毎度の雪崩場所。
今年はデブリの状態が良くてスキーのまま進めました。
以前、ここで熊スプレーを暴発させた事があります・・
ここを通るたびに思い出す、笑い話。
朽ちたミズナラの大木。
緑をつけてた頃は、どのくらい大きかったんだろう。
群別平まで来ると素晴らしい景色が待ってました。
群別岳、尾白利加、幌天狗がドカーンと。
あまりの景観にテンションの上がる僕。と、ぐろさん。
空は青空・・ この時点で、すでに顔は真っ黒。
絶好の山日和。
群別平からの登りは急でかなりきつく、ここしかないと言う細い吊り尾根を行きます。
雪庇がやっかい、両雪庇のうえ、気温の上昇も心配。
案の定、下山時には側面が崩れてました。
急な尾根を登っていると、
比喩ではなく一分経つ事に景色が変わっていく。
少し歩けば、見える物が全然違う。
本当にここは素晴らしい。
人工物の全くない、静寂に満ちた山の中。
増毛の山のど真ん中を僕たち三人は歩いているのだ。
浜益富士と呼ばれる黄金山も遙か足下に。
見えた!
いよいよ尾白利加のツメだ。
数年前はここで敗退・・
今日は行ける。 この嬉しさ、高揚感。
尾白利加、山頂直下を行く、ぐろさん。
同じく、最後の小ピークを乗越した杉本さん。
日本海をバックに黄金山が小さく見える。
徳富川を隔てて、凍り付いた雨竜沼。
お花たちは今頃、眠っているのだろうか。
それとも春への準備だろうか。
尾白利加の頂上にて、笑顔の僕。
バックは暑寒別岳。
鋭峰、群別岳を眺めながら語り合う僕ら。
風を避けて、ずうっと景色を眺めてました。
去りがたい頂き。
去りがたいと言いつつも、帰らなきゃ腹が減る。
そして、下りのスキーも楽しみ。
実は尾白利加、スキーも楽しかったんです。
笑いが止まらないくらい。
群別岳をバックに滑り抜けていく、ぐろさん。
美しい景色の中、自然と溶け合うようなスキーを楽しめるこの場所。
帰りに滑ろうと、地図で目星を付けていた所が大当たり。
豪快な杉本さん。
この日、僕たち3人だけだった尾白利加をじっくりと味わう。
ぐろさんのターン。
登りのトレースを横切っていた熊の足跡。
もう、春ですね。
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