ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

麦の穂をゆらす風…ギネスビールもっと飲みたい

2007-07-01 21:29:32 | 映画・DVD
今日も晴れでした。
何処にも行かずに殆んど寝ていた1日でしたが


当ブログでは、映画の記事を検索できるように…と思って、タイトル50音別順の分類ページを設けているのですが、
昨日の記事をアップした際、ブログの文字数がオーバーして追加投稿不能になっちゃいました
で、急遽朝から作り直しました。
使い勝手が多少変わっていると思うので、「使いづらい」というご意見や、リンクの不備等発見した方は一報頂ければ助かります。


さて、映画の記事です。



「麦の穂をゆらす風」
(監督:ケン・ローチ、出演:キリアン・マーフィ、ポードリック・ディレーニー、リーアム・カニンガム、2006年イギリス/アイルランド/ドイツ/イタリア/スペイン)

TSUTAYAさんで「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」「ブラック・ダリア」レンタルと一緒にレンタル(※もちろん半額の日に)。
2007年6月29日(金曜日)の深夜に鑑賞しました。



ストーリー
1920年代のアイルランド。昔からイギリスの支配を受け続けているアイルランド。イギリスの支配下にあることに疲弊したアイルランドの人々の間では気運が高まっていた。南部の町コークにすむ青年デミアン(キリアン・マーフィ)はロンドンで医師を志すために出発しようとしていたが、英語で名前を言わなかっただけでイギリス駐留軍に殺された村の若者や、駅でのイギリス軍の暴挙を目の当たりにし、アイルランド独立への戦いに加わる決意をする。
詳しくは…http://www.muginoho.jp/





ピロEK的感想&点数
ここ最近、全くの偶然だけどアイルランドに関連するレビューの集中した当ブログです。
それらの記事はというと、
コミックでは「ガンダム THE ORIGIN(15)」
映画では「トリスタンとイゾルデ」
…多いといっても二つだけですが、何故か集中しました。
「ガンダム THE ORIGIN(15)」ですが、ホワイトベースが一時入稿して、ミハルが潜入してきた都市が北部アイルランド(現イギリス領)のベルファストっていう設定。
「トリスタンとイゾルデ」では当時の強国という設定のアイルランドと、グレートブリテン側の連合国が戦争をしておりました。

で、この「麦の穂をゆらす風」もアイルランドの独立戦争を描いた作品な訳ですが、
そんなことは知らずに、カンヌのパルムドールという情報(およびパッケージ裏にある井筒和幸監督の絶賛)だけで、レンタルして鑑賞を始めた次第です。

うちの嫁さんはこういう作品はキライらしいです。
「映画=娯楽でまで、こういう重いテーマに触れたくない」ってのが理由らしいですが、私の場合、国際社会や世界史に触れる機会も少なく、勉強もするタイプではないので、こういう映画で取り上げられたものが情報源として重要だったりします(といっても取っ掛かり程度にしかならないですけどね。映画だから中の描写を鵜呑みにも出来ませんし)。
たしかに娯楽係数の低い、重めな作品。
いかにもパルムドールという色の作品ではありましたが、わりと鑑賞しやすかったです。

映画の内容については、やはり良く分からないというのが正直なところ
時間の経過もよく分からない感じ。いつのまにか武装蜂起してるし。
ヒステリックな世相っていうのは伝わって来ました。
已む無く仲間の潜伏場所を漏らした仲間を粛清したり、
最後は弟を処刑しなければいけないお兄さんだったり、

似たような作品はたくさんあるけど、近い雰囲気の作品ではスピルバーグの「ミュンヘン」とかですかね。
「ミュンヘン」よりも、こちらの方が好きかも(?)。
宗教の絡んだ紛争とは違うからIRAの人たちの心情も理解しやすいですし。

ということで、点数ですが4点(5点満点中)ぐらいかな。
良く出来てます。好みの作品でもありました。
でも楽しめてはいないかな



補足・蛇足
最初にアイルランド関連の記事が多いと書きましたが、
身近にもアイルランドが…
何度か記事にも書いていますが、私はお酒を嗜みます(嗜む程度ですよ)。
普段は、発泡酒(淡麗生)なのですが、
少し贅沢な日はYEBISU
もっと贅沢な日はギネスビールを飲みます
ギネスは美味いですなぁ。美味すぎて困るくらいです。
この映画を鑑賞した日にも確か飲みました。
アイルランドは平和を維持し続けて、ギネスビールの安定供給に努めて欲しいと思う次第であります。
出来れば価格も下げて欲しいなぁ(発泡酒の3倍の価格はキツイです)。



では、今日はこのあたりで





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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (ミチ)
2007-07-03 09:12:10
映画=娯楽なのですけど、映画=知識を得る元という部分もあるので、この映画でもいろいろいままで分からなかった部分を教えてもらった気になりました。
井筒監督が絶賛していたなんて知らなかったわ~。
井筒監督とかおすぎとか、有名人に「絶賛」のお墨付きを貰うのもちょっと姑息な気がしますけれど、この映画は私も好きでした。
私はアルコールがほとんど飲めないので、ビールも最初の一口しか美味しいと思ったことがないんです。
今度生まれる時はビールの美味しさがわかる人になりたい~。
ギネス、一回飲んでみますね!
返信する
TBありがとうございました (sakurai)
2007-07-03 13:47:15
『ウルトラマンメビウス』と一緒というのが素敵ですねぇ。
この辺は私のお膝元とでもいいましょうか、語りつくせないものがあります。
地元の映画館で、映画を見るときの参考資料のようなリーフレットを発行しているのですが、そこのスペースを借りて、『アイルランドの歴史編』というのを3回連載で終わらせたばかりでした。
文章の権利は多分私にあると思うので、そのうちUPしたいなと思ってますので、そのときにでもご覧ください。
ケン・ローチの映画は殆んど見てきましたが、自分のとこでも書いたように、これは彼の描く3パターンの映画のうちの内部対立、内部抗争のパターン。
だいぶ前に「大地と自由」というスペイン内戦の話があるのですが、似たパターンです。ひとつの目的のために結束していたものが、だんだんと内部抗争を導いて、崩壊していくという話。でも、アイルランドの場合は、長い因業の歴史があって、やはり一言では言い表せない、ものすごく難しいものをはらんでいるのですよね。
奥さまの「こういうのは見たくない」という気持ちもよくわかります。「めぐみ」の上映のときによく聞きました。「あたし、こういうの見れないんだぁ」という言葉。でもやっぱり多くの人に見てもらいたいですよね。
ギネス、大好きです。ビターのぎゅっとしたのをアイルランドで飲む。夢のひとつです。
長くなってごめんなさい。
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TB有難う御座いました♪ (Aki.)
2007-07-03 19:44:11
こんばんは~♪
カンヌと聞いただけで腰が引けてしまうワタクシですが、この作品は中々見応えあって楽しむ事が出来ました^^
て、「楽しい!」ってタイプの映画じゃないですけど(^^ゞ
基本的に状況描写しかしていなくて、監督の考えが映像&ストーリーで伝わらない「ミュンヘン」よりずっと伝わったし、こっちの方がワタクシも断然好きです!
でもって、YEBISUもギネスも大好きでした~w
今は断酒したので一滴も飲みませんけど(^^ゞ

ではでは~、これからもよろしくお願いします♪
返信する
TBありがとうございました。 (マダムよう)
2007-07-06 11:50:43
私もギネス大好きです。
最近ダンナはモルトウィスキーのうんちくを語りだして、ときどきイギリスの地図なんか見ています。

アイルランドは遠い国と思っていましたが、そういう風に考えれば、身近ですね。

いい映画でした。
返信する
TBありがとうございました! (小米花)
2007-07-06 22:40:03
映画でまで重いテーマを見たくないという気持ち、とても分かりますね。
でも、でも、私は結構こういう社会派映画好きなんですよ。
いい映画だと思いました!

もっと知りたいときは、違うサイトでしっかり調べればいい事なので、私としては映画として楽しむだけでも充分だと思いました。
返信する
こんばんは! (アイマック)
2007-07-07 21:56:35
私も映画で勉強になったことが多いですね。
映像の力、俳優の演技は心に迫ってくるものがありますよ。
教科書に人の心情まで書いてないですもんね。
これが映画の良さだと思います。
アイルランドの歴史はひとことでは言い表せないほど、難しそうですね。
返信する
★★コメントありがとうございます★★ (ピロEK(ミチさん、sakuraiさん、Aki.さん、マダムようさん、小米花さん、マイアックさんへ))
2007-07-11 12:36:30
皆様、コメントをたくさん頂いているというのになかなか返事が書けずに(放置してしまって)すいません。
ボチボチですが返事は書いていきますのでご容赦を。




★ミチさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>映画=娯楽なのですけど、映画=知識を得る元という部分もあるので、

映画から知識っていうのも、どこまで信用して良いのかということもありますが、
基本、勉強しない私なので、この作品ではミチさんと同じようにいろいろと学びました。

>ギネス、一回飲んでみますね!

ギネスは美味しいですよ。
でも、アルコール苦手な方だったらどうなんだろう。
是非、飲んだ感想をお聞かせください。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★sakuraiさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>『ウルトラマンメビウス』と一緒というのが素敵ですねぇ。

私はレンタルするときのチョイスが変だと自負しております。
ついコメディと社会派作品を一緒に借りたり。

>『アイルランドの歴史編』というのを3回連載で終わらせたばかりでした。

おお、読んでみたいです。
記事アップしたときに私が気が付かなかったらいけないので是非お知らせください。

>「あたし、こういうの見れないんだぁ」という言葉。でもやっぱり多くの人に見てもらいたいですよね。

問題定義を含んだ作品というのは娯楽係数が低いし、同じテーマを扱う場合、TVのニュース番組の方がよほど娯楽色を含んだつくりの場合もあるような気がします。重い映画作品というのは考えるのがキツイ時もあったりして。
ニュース番組と違って、映画だと作り手の思想が色濃く出てたりしやすいと思うので、影響されすぎないように注意したりしながらの鑑賞だったりすると疲れるし、その思想が気に入らないと怒ったりして更に疲れたり…
気持ちは分かるんですけど、最初から観ないのも勿体無い気がします。

>ギネス、大好きです。ビターのぎゅっとしたのをアイルランドで飲む。夢のひとつです。

私も大好きなんですけど、お値段が高くていつもは飲めないんですよねぇ。
でも、7月6日は2本飲みましたよ。庶民のささやかな贅沢でした。
私もアイルランドに行って飲みたいです。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★Aki.さんへ★

いつもコメントありがとうございます

>カンヌと聞いただけで腰が引けてしまうワタクシですが、

カンヌってこういう雰囲気の作品が多いですねぇ。
何かこだわりがあるんですかねぇ。

>今は断酒したので一滴も飲みませんけど(^^ゞ

そうなんですか。
では、オフ会てなことになったとしてもAki.さんと酒を酌み交わすことは叶わないのですね(?)残念。
という私も、最近は肝機能が心配で飲酒量を減らしたりしているんですけどね

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★マダムようさんへ★

コメントありがとうございます

>私もギネス大好きです。

ギネスファンって多いですねぇ。

この映画を観るまではアイルランドの事ってほとんど知らなかったのですが、
映画の記事を書こうと色々調べたので勉強になりました。
ためになる映画でした。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★小米花さんへ★

コメントありがとうございます

>でも、でも、私は結構こういう社会派映画好きなんですよ。
>いい映画だと思いました!

私もこういった社会派作品はキライではないです。
でも、鑑賞に気力が必要な部分もあって、暇つぶしみたいに思ってるとツライですかね。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★アイマックさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>教科書に人の心情まで書いてないですもんね。

そうですね。映画はそういったことも伝えてくれますね。
だから逆に鵜呑みにしてはいけないという部分も生じてくる訳ですけど。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
返信する
TBありがとうございました (can)
2007-07-24 23:57:49
私はこういうの苦手なんですが、この作品はなんだかすんなり入り込めました
難しい話だけど、比較的わかりやすかったんじゃないかな、って思ってます
後、ミュンヘンなんかと比べると、女性に対する視線がなんだか優しい気がしました

こういう作品を観ると、もっと勉強しなくちゃって反省します
返信する
★★コメントありがとうございます~その2~★★ (ピロEK(canさんへ))
2007-07-29 19:35:37
★canさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>後、ミュンヘンなんかと比べると、女性に対する視線がなんだか優しい気がしました

女性視点で観ないと気が付かない差かもですね。
そういわれればそんな気も。
ミュンヘンだと奥さんとのシーンは、アレなシーンばかりでしたからねぇ。

では、また来てくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
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