プラネッツ鍼灸院笠間

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症例2:長年の動悸の症状

2025-01-20 14:29:02 | 日記

こんにちは。本稿では先日来院された方の症状と当院の施術による経過について共有します。

 

60代後半の男性で、10年以上の間、動悸の症状に悩んでいるとのことでした。医師の診断では不整脈と診断されており、当初は不整脈の薬を服用していましたが、症状が強かった時と比べ、ある程度治まったことと、あまり長期間服用したくなかったことから現在は薬の服用はしていないとのことでした。それでも、引き続き動悸の症状が残っており、特に午前中は不快感が強いとのことでした。

 

主訴以外の症状を伺うと、右肩痛、左首の凝り、背中(肩甲骨と背骨の間)の疼痛があり、いずれの症状も朝方に特に辛いとのことでした。他には手指の変形性関節症の症状がありました。

 

指の変形性関節症は血液の心拍出・循環機能が低下し、末端に十分な血流が不十分な状態が慢性化すると、徐々に骨の変形に至り、発症すると考えられています。肩甲骨の内側の痛みについても、その場所が心臓の裏側に位置していたので、心機能の低下がその高さの筋の緊張を生み、痛みになっていたと考えられます。不整脈がそのまま心臓の問題なので、疑うことなく、心臓機能低下の状態と考え、“心”にフォーカスする施術を行いました。

 

選んだ経穴は、心の背部輸血の心兪、心経の原穴と言われる神門など心臓に関わる経穴を主に使用し、鍼だけでなくお灸も用いて施術を行いました。使ったツボの場所は、下腹部の下丹田の力強さも不十分だったので、陰陽観で心と表裏関係にある小腸の募穴である関元も用いました。

 

約2週間にわたり、3回ほど施術を行いました。最初の1,2回目の施術の後は、まだ不整脈の症状がのこっていたようでしたが、3回目の施術の後、4回目の来院の際に「最近は不整脈の症状がほとんど感じなくなった」と言っていただきました。

 

長年の症状で加齢の影響もあるので、身体が疲労したり、体調を崩したりすると、また症状が表出してしまう可能性はありますが、鍼灸で症状を軽減、抑制できる良い事例となりました。

 

今回の投稿は以上です。もし、動悸などの症状でお悩みであれば、そのままにせず、お早めに対応されることをぜひ当院にご相談ください。

 

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