それでも自然は酸素をくれる

忘れられつつある何かに少し訴えかけられたらいいなと思っています。何かって何でしょうね。自分も模索中です。

幸せの裏側

2020-01-18 20:14:28 | 日記
不安がなくならないことに自信をなくしている人の話をよく聞くのですが、不安は幸せの裏側であることに気づいていない人が多いように思います。

森羅万象全てで陰陽は離れないことは自明の理のはずなのに、それを学校で教わっていないという理由で知らなかったと言われる方もおられます。

スイカに塩をかけると甘く感じるように、幸せを感じるスパイスが不安だと僕は思っています。

同様に安定を求めすぎて、不安定を怖がりストレスを溜めすぎている人も多いと思います。

昔の日本人は不安定な所で安定感を作り出すことが上手だったのですが、いつの間にか日本人はその気持ちを無くしているように思います。

それは教育が悪いのでも環境が悪いのでもなく、自分だけが幸せならいいという気持ちが原因だと思います。

結局、あなたは間違ってない、過去の考え方や、親の育て方が間違っていたなどと甘い言葉を並べたりする人がもてはやされ、自身の意見のもてない無責任な人が増えているのではないかと思います。

まっすぐ頑張っている人がきちんと評価されないのは、そういうところが原因ではないかと思います。

自己責任で取り組むからこそ日本人は良いものが作れたのならば、もう一度その原点に立ち返る勇気が必要です。

東京で満員電車に揺られながらそんなことを考えてしまいました。


自己プロデュース

2020-01-01 21:04:33 | 日記
ぼうだら
お煮しめ
栗きんとん
黒豆
田作り
かずのこ

年末に初めておせちを作りました。

去年から食に関して独学で勉強をはじめて、和食の面白さや体への良い影響を知りました。

四十三の手習いです。

時間や手間はかかりますが、人の生き方にとって大切なことがあると思うので突き詰めていこうと思います。

和食は世界遺産になりましたが、日本人は日本らしさを失っていることに平気でいるように思います。

だからこそ、日本人が大切にしてきた「潔さ」に古くさいと言われようが今年もこだわっていこうと思います。

そして、おせちに続いて新しい挑戦をしてみようと思います。

自己啓発ではなく、自分の人生を遊びながら人に喜んでもらえる「自己プロデュース」をこれからもやっていこうと思います。


今年の初食卓 実家にて

若者にまだ我慢をさせるのですか?

2019-12-22 22:56:00 | 日記
本決まりではないのですが、東京オリンピックの男子短距離勢はリレーのために一人一種目に制限する案が出ています。

まだ陸連はそんな前時代的なことを言っているのかと思ってしまいました。

サニブラウン選手が言っているように、リレーは二の次で個人の競技を一番に考えるのが普通で、陸連もそれを考えてやるのが当然なのではないかと思います。

自分の選手時代にもリレーのために棄権する強豪校といわれる学校の選手をよく見かけました。自分は中高とリレーの強豪校ではなかったので個人種目を棄権をしてまでリレーに懸ける気持ちはわかりませんが、今まで頑張ってきたことがそんなに簡単に棄てられることに違和感を感じていました。

それは「お国のために」という精神がまだあるのではないかという違和感でした。

今回の陸連の案にもその考えを強要しているような違和感を感じます。

若い子達の頑張りを、コーチ陣や陸連のメンツのためにつぶしてやってはいけないと思います。戦時中と同じ現象をまだ起こそうとしていることに、この国の成長のなさを憂えて仕方がありません。


最後に、固定メンバー化しているために日本選手権で結果が出なくても自分はリレーでは選ばれるだろうと高をくくっている選手がいるように感じます。

本当に一種目しか出れなくなったなら、100m、200mどちらもチャレンジしておかないと一種目失敗したらオリンピックに出ることができないと普通は思うはずですが、これは僕の穿った考え方なのでしょうか?

もし一人一種目にするのならば、日本選手権で結果が出なくても今までのリレーメンバーでの活動を評価して選考をする不平等な選考はやめてほしいなと個人的には思います。

淀大根から考えたこと

2019-12-08 20:52:07 | 日記
おいしい水と空気、そしてその土地で育った野菜などをいただくことはとても幸せなことです。

今日は伏見の「じねんと市場」という農家さんが取れたての野菜を持ち寄って売っているお店に行ってきました。

取れたてのお野菜はどれもみずみずしく、スーパーマーケットなどで売っている葉物とは全く違うしゃっきり感は見ているだけで元気をもらえる感じがしました。

お店では淀大根やえび芋を購入し早速出汁をとり炊いてみたのですが、普通に茹でただけでもおいしい状態で本当に灰汁も少なく薄味で調理をする事ができました。

流通が発達しいろいろな物が簡単に手に入る時代になったのですが、商品が手元に届くまでに多くの段階や距離を経てきてた野菜は、どれだけ技術が発達したとしてもとれたてには敵わないんだろうと思いました。

お店で淀大根を作っているお兄ちゃんと少しお話をしたのですが、すごくまっすぐな対応に話をしていてこちらが元気になってきて「お福分け」をしてもらえた感じがしました。

昨今は八百屋さんや魚屋さんなどがなくなり、コミュニケーションがないままで商品が手に入ってしまうことが便利とされています。

しかし、お互いが「ありがとう」と言いながらお金と物だけでなく心が行き来しあう流通が今の日本にはもっと必要なのではないかと思います。

無機質に物が行き来する事を良しとしている国の人に、本当のおもてなしができるわけがありません。

普段から「ありがとう」を大事にして、人を大事にして、自然を、時間を、さまざまなものを大事にして生きていかないといけないなと、新鮮な野菜を調理しながら改めて思いました。

最近のニュースを見ていて、環境問題は自分たちも自然の一部だということを忘れた先進国の人たちや、自然のことをわかったふりの学者、数字だけで現実を見ない役人では解決できる訳ないと思っていましたが、今日会った自然に向き合っている農家の方々の雰囲気を感じて確信に変わった気がします。

「文明は信仰心を失うことで発展する」

自然を大事にせず、利益だけを追求する企業を大事にする先進国では、問題は深刻化するだけだと思います。

だからこそ、自分だけでも自然によいことを少しでもやろうと思います。



炊いた淀大根と大根の葉と皮のきんぴら
頂き物のあじの開き

指導者論

2019-11-27 10:10:37 | 日記
スポーツ界の運営者や指導者の悪い話がここ数年マスコミをにぎわせています。特に指導者の体罰の話は、これだけ騒がれて問題視されているにも関わらず本当になくなりませんね。

高校時代は自由に練習をさせてもらったのですが、中学時代に暴力はなかったですがすごいプレッシャーをかけられて選手時代を過ごしてきた自分にとって、まだこんなことをやっているのかと思えてなりません。

自分自身も指導者をしていたので前から感じていたのですが、問題をおこす指導者の方には「過去の自分が成功した方法を押しつけている」やり方が散見されるように思います。

日本の陸上短距離界は最近やっと9秒台に突入しました。これはトラックやスパイクの進化など様々な要素が絡んでいると思うのですが、本当に変わったと思うのは一部の勉強をした指導者が新しい指導方法を取り入れた部分ではないかと思います。

僕は高校時代からずっと思っていたのは、日本の短距離指導者の大半は土のトラックでの練習方法を指導していて、ゴムのトラックで速く走る指導をしていないということです。

土のトラックでは、地面の反発が少ないので膝を高く上げて高い位置から地面への接地動作を始め、その反発を強いキックで推進力に変えていました。

しかしゴムのトラックでは、地面の反発が大きいので高い位置から接地をしなくても推進力を得られます。なので、できる限り地面に近い高さから接地動作を起こすほうが、地面により速いスピードで入射角の少ない接地ができるので推進力は増すのですが、そういう情報は僕の選手時代の陸上の雑誌にはほとんどありませんでした。

話はだいぶそれましたが、指導者は常に変わらないといけない存在だと思います。時代の流れは早いので、常に学び続けないとすぐにおいていかれてしまいます。

さらに思うのは、体罰などをしているコーチの元でしっかりと考えることのできる選手を見たことがありません。後進がしっかりと育てられていないように思います。それがいつまでも同じ指導者が居座る原因なのではないかと思います。

同じ所にずっと居座ると、人は都合の良い権力を手に入れてしまいます。次に人は権力者になると権力に群がるイエスマンで周りを固め、自身の主張を全てとおせるハーレムを必ず作ります。ハーレムは作ったほうも居着くほうにも居心地がいいので、その場を批判する者を全力で潰しにかかります。

教育現場でも会社でも国会でも、そのようなことが繰り返されながら新たな芽が潰されていき、今日の何も考えない人間が多数輩出されている日本が形成されていると思うと先がないとしか思えません。

指導者は一番しんどくて窮屈な存在で、選手の責任まで背負ってはじめて指導者といえるのではないかと思います。

選手や部下のせいにして責任をとれない指導者は、さっさと身を引く(引かせる)ことが指導者の暴挙をなくす最善の方法だと思います。

そして、体罰などが横行している部活を支持している親御さんには「その指導者はいいとこ取りをしているだけだ」ということに早く気づいてほしいと思います。