それでも自然は酸素をくれる

忘れられつつある何かに少し訴えかけられたらいいなと思っています。何かって何でしょうね。自分も模索中です。

淀大根から考えたこと

2019-12-08 20:52:07 | 日記
おいしい水と空気、そしてその土地で育った野菜などをいただくことはとても幸せなことです。

今日は伏見の「じねんと市場」という農家さんが取れたての野菜を持ち寄って売っているお店に行ってきました。

取れたてのお野菜はどれもみずみずしく、スーパーマーケットなどで売っている葉物とは全く違うしゃっきり感は見ているだけで元気をもらえる感じがしました。

お店では淀大根やえび芋を購入し早速出汁をとり炊いてみたのですが、普通に茹でただけでもおいしい状態で本当に灰汁も少なく薄味で調理をする事ができました。

流通が発達しいろいろな物が簡単に手に入る時代になったのですが、商品が手元に届くまでに多くの段階や距離を経てきてた野菜は、どれだけ技術が発達したとしてもとれたてには敵わないんだろうと思いました。

お店で淀大根を作っているお兄ちゃんと少しお話をしたのですが、すごくまっすぐな対応に話をしていてこちらが元気になってきて「お福分け」をしてもらえた感じがしました。

昨今は八百屋さんや魚屋さんなどがなくなり、コミュニケーションがないままで商品が手に入ってしまうことが便利とされています。

しかし、お互いが「ありがとう」と言いながらお金と物だけでなく心が行き来しあう流通が今の日本にはもっと必要なのではないかと思います。

無機質に物が行き来する事を良しとしている国の人に、本当のおもてなしができるわけがありません。

普段から「ありがとう」を大事にして、人を大事にして、自然を、時間を、さまざまなものを大事にして生きていかないといけないなと、新鮮な野菜を調理しながら改めて思いました。

最近のニュースを見ていて、環境問題は自分たちも自然の一部だということを忘れた先進国の人たちや、自然のことをわかったふりの学者、数字だけで現実を見ない役人では解決できる訳ないと思っていましたが、今日会った自然に向き合っている農家の方々の雰囲気を感じて確信に変わった気がします。

「文明は信仰心を失うことで発展する」

自然を大事にせず、利益だけを追求する企業を大事にする先進国では、問題は深刻化するだけだと思います。

だからこそ、自分だけでも自然によいことを少しでもやろうと思います。



炊いた淀大根と大根の葉と皮のきんぴら
頂き物のあじの開き

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2 コメント

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Unknown (soji2001)
2019-12-17 07:41:06
全く同感です。感心してコメントを書き忘れました。
もっと生き様、頑固を貫いて頂きたい先人が謙虚でして、どちらかというとあまり話を聴きたくない人が出しゃばりで、耳をふさぎたくなること頻繁!自己啓発に励まれる様進めるもちんぷんかんぷん、こんな、日本になっています。でも譲ってはなりませぬ
貴殿も発信を続けて下さい。期待してます。
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Unknown (plusfive)
2019-12-17 22:39:53
ありがとうございます!

良い意味で頑固に愚直にこれからもブログを書いていこうと思います。
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