効率、時短、便利。
このような言葉が世の中を席巻しています。
いろいろなものが便利になり、物事がスピーディーに運べることは良いことかもしれません。
でも
あえて
言いたい。
本当の良さは、不便や非効率な時間のかかるところを超越した先にあるんではないでしょうか?
不便が当然で、非効率な時間がかかる作業を繰り返し
そこから生み出されたものにある種の美しさが備わっていると思います。
それが生き様だと僕は思っています。
個人的な感覚ですが、自分を汚さずに仕事をしている人の言葉は何も響きません。言っていることは正しいかもしれないですが、その人からグッとくる迫力がないからです。
泥にまみれて生きてきた人の、生きた言葉が今の世の中には少なすぎると思います。
現代は僕のような考えの人間ではお金は大きく稼ぐことはできません。多くの人に好かれることも難しいでしょう。
無責任に小手先の言葉を並べ、甘い言葉と思わせぶりな言葉で人を惑わす人たちが、さまざまなメディアで分不相応なお金を平気で稼ぐことが現代の主流かもしれません。
それでも泥臭く鈍くさく、不便や非効率を超越した先にある、先人が見たであろう景色を探してみようと思います。
私自身の検証は無いが、諸外国での観衆数は遙かに多く、熱狂していると聴く、この違いに目を向け熟慮して動き出さなければ、我が祖国の薄っぺらさがますます他国から馬鹿にされる一要因でもある。如何でしょうか?
輪が広がれば良いと思うからです。
最近は、ブログも読んでもらっている人も増えてきているみたいなので頻度をあげないとと思いつつ、うまく言葉が出てこないのでまとまったら出すような感じです。
でも、何かのご縁で読まれた方にいいねをもらえるようになったので、自分の苦手なネットでの交流についてもいろいろ考えてやってみようと思います。
武井さんは本当に素晴らしい考えを持っておられるので、色んな話を聞く度にすごいなあと思います。ただ、今の教育制度にどっぷり浸かってきた人たちには
「運動神経がいい人だからできたこと」
と思われて終わっているので残念でなりません。
教育での勉強には答えがあっても、スポーツには答えがありません。ハンマーの室伏さんや野球の野村監督やイチローさん、落合さんや王さんなど、スポーツで名を残す人は答えのないことを追いかけ続ける「哲学者」であるように思います。
誰にもわかってもらえない微細な所にこだわりを持ち追求することは、取っつきにくい部分や見た目の派手さがない部分があり見ていて楽しくないので、好き嫌いが大きく分かれる所だと思います。特に現代の日本人は哲学の取っつきにくさを嫌うので、見た目が派手なスポーツや選手が流行るのではないかと思います。
日本選手権がガラガラなのもそういう派手さがないのが原因なので、昨年に福井で行われた賞金がある試合をもっと増やして、稼げて手の抜けない試合を増やせば陸上はもっとレベルが上がるのではないかと思います。そういう意味で、マラソンの日本記録に1億円を出すのなら、どの競技でも日本記録を出せば100万円出す形に瀬古さんには陸上界全体を考えてしてほしかったですね(笑)
武井さんはすごい良い話をされているのですが、「できて当然」の話が一般の人にはレベルが高すぎて、本当に学びたい人でないと「良い話を聞いた」けど「武井壮だからできるんだ」で終わっているように感じます。それは日本の教育体制の多様性を重視しない現状がそうさせているんだと思います。
今回のブログにも書いたんですが、自分で体験した人の言葉にはすごい重みや熱があるのですが、重みや熱には派手さがないので、自分はやってなくても派手に話せる熱のない人がもてはやされるのが今の日本の現状なのだと思います。
武井さんは「動いて答えを勝ち取れ」と伝えている貴重な人だと思います。ただ、不労所得を求めて答えをすぐくれる人を珍重する今の日本人には受け入れられにくいので、もったいないなと僕は思っています。
長くなってすいません。また改めて今回のこともブログに書いてみようと思います。