それでも自然は酸素をくれる

忘れられつつある何かに少し訴えかけられたらいいなと思っています。何かって何でしょうね。自分も模索中です。

若者にまだ我慢をさせるのですか?

2019-12-22 22:56:00 | 日記
本決まりではないのですが、東京オリンピックの男子短距離勢はリレーのために一人一種目に制限する案が出ています。

まだ陸連はそんな前時代的なことを言っているのかと思ってしまいました。

サニブラウン選手が言っているように、リレーは二の次で個人の競技を一番に考えるのが普通で、陸連もそれを考えてやるのが当然なのではないかと思います。

自分の選手時代にもリレーのために棄権する強豪校といわれる学校の選手をよく見かけました。自分は中高とリレーの強豪校ではなかったので個人種目を棄権をしてまでリレーに懸ける気持ちはわかりませんが、今まで頑張ってきたことがそんなに簡単に棄てられることに違和感を感じていました。

それは「お国のために」という精神がまだあるのではないかという違和感でした。

今回の陸連の案にもその考えを強要しているような違和感を感じます。

若い子達の頑張りを、コーチ陣や陸連のメンツのためにつぶしてやってはいけないと思います。戦時中と同じ現象をまだ起こそうとしていることに、この国の成長のなさを憂えて仕方がありません。


最後に、固定メンバー化しているために日本選手権で結果が出なくても自分はリレーでは選ばれるだろうと高をくくっている選手がいるように感じます。

本当に一種目しか出れなくなったなら、100m、200mどちらもチャレンジしておかないと一種目失敗したらオリンピックに出ることができないと普通は思うはずですが、これは僕の穿った考え方なのでしょうか?

もし一人一種目にするのならば、日本選手権で結果が出なくても今までのリレーメンバーでの活動を評価して選考をする不平等な選考はやめてほしいなと個人的には思います。

淀大根から考えたこと

2019-12-08 20:52:07 | 日記
おいしい水と空気、そしてその土地で育った野菜などをいただくことはとても幸せなことです。

今日は伏見の「じねんと市場」という農家さんが取れたての野菜を持ち寄って売っているお店に行ってきました。

取れたてのお野菜はどれもみずみずしく、スーパーマーケットなどで売っている葉物とは全く違うしゃっきり感は見ているだけで元気をもらえる感じがしました。

お店では淀大根やえび芋を購入し早速出汁をとり炊いてみたのですが、普通に茹でただけでもおいしい状態で本当に灰汁も少なく薄味で調理をする事ができました。

流通が発達しいろいろな物が簡単に手に入る時代になったのですが、商品が手元に届くまでに多くの段階や距離を経てきてた野菜は、どれだけ技術が発達したとしてもとれたてには敵わないんだろうと思いました。

お店で淀大根を作っているお兄ちゃんと少しお話をしたのですが、すごくまっすぐな対応に話をしていてこちらが元気になってきて「お福分け」をしてもらえた感じがしました。

昨今は八百屋さんや魚屋さんなどがなくなり、コミュニケーションがないままで商品が手に入ってしまうことが便利とされています。

しかし、お互いが「ありがとう」と言いながらお金と物だけでなく心が行き来しあう流通が今の日本にはもっと必要なのではないかと思います。

無機質に物が行き来する事を良しとしている国の人に、本当のおもてなしができるわけがありません。

普段から「ありがとう」を大事にして、人を大事にして、自然を、時間を、さまざまなものを大事にして生きていかないといけないなと、新鮮な野菜を調理しながら改めて思いました。

最近のニュースを見ていて、環境問題は自分たちも自然の一部だということを忘れた先進国の人たちや、自然のことをわかったふりの学者、数字だけで現実を見ない役人では解決できる訳ないと思っていましたが、今日会った自然に向き合っている農家の方々の雰囲気を感じて確信に変わった気がします。

「文明は信仰心を失うことで発展する」

自然を大事にせず、利益だけを追求する企業を大事にする先進国では、問題は深刻化するだけだと思います。

だからこそ、自分だけでも自然によいことを少しでもやろうと思います。



炊いた淀大根と大根の葉と皮のきんぴら
頂き物のあじの開き