我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

みずいじり。 -其ノ六①-

前回は昨年の夏に起きた大事件を書いたが
今回は今年の冬に起きた事件でも書こうではないか。

あれは友人との旅行から帰宅した時でした。
2月中旬の週末、東京は大雪で荒れに荒れてました。
だけれども東京に着いた時は雪も止んで街も落ち着いていた。

…が、家の前に来ると何か様子がおかしい。
いつもと同じ光景なんだが何かが違う。
足元に目をやると緑色の物が散乱している。


ガガガ━Σ(ll゚ω゚(ll゚д゚ll)゚∀゚ll)━ン!!!


旅帰りのテンションが一気に急降下。
厳しい現実に晒される自分。
とりあえず荷物を玄関に投げ込み極寒の中を救助活動。
真っ暗な中をiPhoneのライトを頼りに小一時間。

…何が起きたかと云うと一目瞭然。
一夜明けた写真でも載せてみよう。




ビオトープ崩壊。


血族に天候が酷かったら蓋をしてねと頼んだのが仇になる。
今年2回目の雪は量的には前回と変わらないが
其の後に雨が降ったので水を含んで重かったようだ。
そして風も酷くあらゆる物が飛ばされたりと大変だったらしい。

水を含んだ雪の塊が屋根から落下しビオトープに直撃。
何時もなら平気だったんだが、通常の量と同じだが重い雪。
そしてビオトープとして使用してる衣装ケースの経年劣化。

衝撃に耐えられず粉々に砕け散ったようだ。
天候の酷さは向いの家に植えてある木々が
へし折れる位だから相当な事が起きたんだろうな。
血族が目が覚め外に出たら此の様な状況だったらしい。


人間、必死になると寒さも感じなくなる。
それなので最初に書いた様に生体の救出活動を
旅先から帰ってきて気付いて直ぐに行ったのだ。



四つあるうちの一つ、『十和田アシ』を植えたのだけは
底が割れずにある程度の水溜りが出来たので緊急処置で
其処に息のある生体を捕獲しては投げ込む。
冬だから動きが鈍っているので何とか捕まえやすい。


それから数ヵ月が経ち春になり…


生き残った生体の新しい住処を造らねばと活動開始。
自分は基本的に設計図を書かないし計画性もない(爆)。
思いつき、そして今までビオトープで学んだ事を実行してみる。



まず前より引っ込めた位置にスノコを敷く。
前は出っ張っていた所為で落雪の被害に遭ったので引っ込める。
自宅の壁面ギリギリまで引っ込める。

スノコを敷いたのは暑さや寒さ対策。
直に置くと地面からの温度をモロに受けてしまうから。

スノコそのままだと劣化し易いので
防腐剤入りの塗料スプレーでガンガンに塗装。
なんかアンティーク調、いやラティスっぽくなって良い塩梅。


実際の所、スノコを組み合わせて
ケースを作ろうとしたが
寸法を間違えて失敗したのは内緒ね。



しかし設置する場所に傾斜があるのでどうするかと。
色々と考えた挙句、ゴム製のドアストッパーを挟んだ。
勘が冴えたのか良い塩梅に収まったのよ。



そして器になるタライを設置。
此のサイズになると栓付きのタライがチラホラあるのだが
其の部分が劣化して水漏れしやすいと聞いたので栓のない物を選択。

まあ、どちらにせよ直射日光や気候で痛むので
少しでも長持ちさせようと外面だけを塗装。
何だろうね、どうしても緑に塗りたがるのは自分でも理解不能(笑)。



底が凸凹しているので平にしようと思い立つ。
某ブロガーさんが水を浄化させる微生物やらを住ませるため
アクアリウムで使わなくなった濾過材や砂利を沈めたと
報告していたので真似してみる。

赤いネットには使い古しの砂利や麦飯石をよく洗って詰めた。
リング状やら何やらの濾過材はなかったので買おうと思ったが
アクアリウムをしている方は御存知かと思うが結構高い。

何とか代用品がない物か悩んだ。
余り人工的ではない生態に影響を与えない物…


…ポクポクポク、チィ~~~ン!!


\  __  /
_ (m) _  ピコーン
   |ミ|
/ `´  \
  ( ゚∀゚)
 ノヽノ |
  < <



…あ、園芸している人にはお馴染みの資材があったよ!!
軽石ですよ、か・る・い・し!!
軽石は表面がぶつぶつしているので微生物やらが住み着き易そう。
それなので一緒に混ぜて沈めてみた。
白いネットは市販のアクアリウムの濾過用の竹炭。



砂利や軽石等を敷いた後はアクアリウムで使用されるソイルを
多めに敷き平らにした後に植木鉢をレイアウト。
植木鉢は亡き親父の遺産と云うか彼も園芸にはまってたらしい。
それなので多種多様の植木鉢が転がってるのだよ。


此処での重要なのは植える物に高低差をつける事。


今まで植木鉢も一緒に埋めてたんですよ、土の中に。
抽水植物のほとんどがランナーを伸ばして殖えるで
思いっきり植木鉢をはみ出して暴走するのだ。


散々『ウォーターポピー』や『十和田アシ』、
そして『デンジソウ』と戦ってきたら学んだ。



~長くなるので続く~
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