鎮守府って、ご存知ですか? 恥ずかしながら、はじめて知ったワタクシ。
【海軍の根拠地の軍港に置かれた艦隊後方を統轄した機関】 だそうです
その機関の官舎が一般公開されると聞き、旧横須賀鎮守府司令長官官舎を見学してきました。
ああ、長すぎる! 要するに、海軍の偉い人の社宅ですよね(笑)
随時ボランティアさんが、簡単な説明をしながら案内してくれます。
呉の鎮守府は国の重要文化財ですが、横須賀は違います。
戦争後米軍が使ったため、和室部分が改装されてしまったからですって
その後元に戻したため、残念ですが文化財ならず。
大正2年建築の建物。
玄関の石畳には、海軍のマーク。もとは色がついていたのかな? うっすらピンクに見えますよね。
コチラは一階の平面図。
コチラが2階。
中庭から建物を見ると、矢印左側が洋風で、右側が和風の中身となっていました。
ところどころに使われているステンドグラスが綺麗です。 暖炉もシャンデリアもあります。
この書は、東郷平八郎の直筆ですって。
一番驚いたのがこのピアノ。 ボランティアさんによりますと・・・
日本軍の従軍カメラマンが、ロシアで購入⇒軍艦に積んで日本に持ち帰る⇒その後、海軍に寄贈。 が!
平成10年にピアノを見た当時の防衛財務次官、『スタインウェイ社のピアノでは?』と言ったとか。
調べると、大正14年ハンブルグで製造されたもので、1000万以上の価値があると判明!
あ~らビックリ、直さなきゃ! と、250万円かけて直したそうです。
この日はミニコンサートが開かれて、美しい音色を聞くことができました
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