#ヤマトコトバ 新着一覧
湯原王の菜摘(夏実)(なつみ)の川の歌
湯原王ゆはらのおほきみは万葉集に19首の歌を残している。いずれも短歌である。 湯原王の吉野にして作る歌一首〔湯原王芳野作歌一首〕 吉野にある 菜摘なつみの川の 川淀かはよどに 鴨そ鳴く...
大伴旅人の讃酒歌について
大伴旅人の「讃酒歌」は、契沖・万葉集代匠記(注1)に考察されて以来、研究が積み重ねられ...
「興事を好む」(斉明紀元年九月「狂心の渠」条)について
日本書紀に、斉明天皇は土木工事の好きな天皇として描かれる。二年是歳に「後飛鳥岡本宮の...
万葉集において漢字字義とずれるかにみえる用字選択の賢さについて─「結」「音」「乏」「空」「竟」「尽」を中心に─
前稿(注1)に引き続き、上代の漢字利用について検討する。万葉集は録音記録として残ってい...
上代語の「数(かず)」と「数(かぞ)ふ」と「数(よ)む」について
万4番歌の用字に、「馬数而(うまなめて)」とある。数の字は、馬を数多く連ねたことを表す...
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