#古典の味わい 新着一覧
【古典の味わい】桃花源記(後編)
(前篇より続く) 筆者の陶潜(とうせん)は、字(あざな)の陶淵明のほうがよく知られています。日本語で「桃源郷」といえば夢のように美しいユートピアのことで、非日常のなかにある別世
【古典の味わい】河間の男女 『捜神記』より
晋武帝世、河間郡有男女私悦、許相配適。尋而男従軍、積年不帰。女家更欲適之、女不願行。父母逼之。不得已而去、尋病死。其男戊還、問女所在。其家具説之。乃至塚、欲哭之敍哀、而不勝其情
【古典の味わい】桃花源記(前篇)
晋(東晋)の太元年間(376~396)のとき、武陵(湖南省常徳県)に川魚を獲ることを生業とする漁夫がいた。ある日、その漁夫が谷川づたいに舟を上らせていくと、どのくらい来たか分か
【古典の味わい】刎頸之交(刎頸の交わり) 『十八史略』より
古典の味わい 趙王以藺相如為上卿。在廉頗右。頗曰「我為趙将、有攻城野戦之功。相如素賤人。徒以口舌居我上。吾羞為之下。我見相如、必辱之」。相如聞之、毎朝常称病不欲与争列。...
【古典の味わい】景公之馬(景公の馬) 『説苑』より
古典の味わい 景公有馬、其圉人殺之。景公怒、援戈将自撃之。晏子曰「此不知其罪而死。臣請為君数之、令知其罪而殺之」。公曰「諾」。晏子挙戈而臨之曰「汝為吾君養馬而殺之。汝...
【古典の味わい】蘇武持節(蘇武、節を持す)『蒙求』より
前漢蘇武、字子卿、杜陵人。武帝時、持節使匈奴。単于欲降之、乃幽武置大窖中、絶不飲食。天雨雪。武臥齧雪、与旃毛并咽之、数日不死。匈奴以為神、乃徒武北海上、使牧羝。曰「羝乳乃得帰」
【古典の味わい】貞観之治(貞観の治) 『十八史略』より
古典の味わい 唐太宗即位初、有上書請去佞臣者。曰「願陽怒以試之。執理不屈者、直臣也。畏威順旨者、佞臣也」。上曰「吾自為詐、何以責臣下之直乎。朕方以至誠治天下」。或請重...