#Poem 新着一覧
ピエロのナイフ
擦過傷に滲む薄い血のような光が時折目の端にチラついていた、少し水分を取るべきなのかもしれないと思ったがまだそうしたくなかった、日曜の午後は果てしない熱と退屈の中で軟体生物のようにのたのた...
深海のモノローグ
明け方の悪夢が目を覚ましてからもずっと漏水のように滲んでいる、それは猛烈な夏のせいだけ...
〜永遠の30歳〜
昔書いた詩です↓2012年7月29日mind age is ‥~forever thirty~「永遠の、30歳」と言
途轍もなく赤いキャンバスが垂れ流す言語
時間は降り続ける針の雨だ、すべてが的確に俺を貫いては床を鳴らして消える、概念的な血みど...
Egg Shell(脆いが硬い)
脳髄に寄生して根を張った狂気が頭蓋を穿孔しようとしていた、俺はいつだって自分のことを確...
怪談
放置された骨組みだけの車のそばには細やかな花が咲いていた、二十年も前にそこで中年夫婦の...
【馬鹿と鋏は使いよう】〜人間だもの…
人間だもの…誰にも一長一短があるようなもので…〜どうなんすか?毎日の生活(日常)は?〜あなたがいて僕がいて…...
PAC-MAN
朦朧と彷徨う午後を適切な言葉で語ればどうにか恰好がつく気がして、汗ばんだ肌の不快感は無...
初めから舗装道など選んで歩くような人間じゃないんだ
感情は初めから歪んでいた、自分以外の誰かと居ると誤差ばかりが目についた、おそらくは幼い...
miscellaneous valves(その他のバルブ)
細い光と目蓋の痺れ、サンドノイズの残響と湾曲した夢の欠片、不器用な蛇のように身体を捩じ...
torrential rain
望むとか、望まないとか、そんなもの、特別人生において重要な事柄でもないだろう、何の意味...