Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

思うツボ:足三里(あしさんり)【歩養生法】

2017-01-22 07:17:57 | 東洋医学
脾と胃とは共同して

足首を引き上げ(足関節の背屈)

同時に趾を引き上げ(第1~5趾の伸展)

足を時には内返し、時には外返し(足の内反、外反)

着地の際の路面状況に合わせた柔軟で繊細な動きをします

【歩養生法】
歩養生法はその名の通り
歩いて養生する方法です

がり股になっていないか
うち股になっていないか
時々足元を確かめて歩きましょう

※注釈
【経穴】(属する経絡・特定穴)「写真参照」
足三里(足の陽明胃経・胃経下合穴)「膝から下へ一番目」
豊隆(足の陽明胃経・絡穴)「膝から下へ二番目」
解谿(足の陽明胃経・経穴)「足首中央」
公孫(足の太陰脾経・絡穴)「母趾から一番目」
商丘(足の太陰脾経・経穴)「母趾から二番目」

【公孫と豊隆に絡む筋・商丘と解谿に経つ筋】
長母趾伸筋(足関節の背屈、足の内返し補助、母趾の伸展)

【足三里を通る筋】
長趾伸筋(足関節の背屈、足の外返し、第2~5趾伸展、下肢の前傾)
前脛骨筋(足関節の背屈、足の内返し、下肢の前傾)

急な上りの坂道や険しい上りの山道を歩くときに
よく鍛えておかなけらばならない筋です。

ちょうど向う脛(むこうずね・すねの前面)あたりの筋が
発達しているのが外見上の健脚の特徴です。