『黄帝内経「素問」骨空論篇 第六十』
2.
衝脈(大動脈)は、気街(気衝)に起こり、
足の少陰腎経とならび、
齊(臍)をはさんで上行し、
3.
胸中に至って散ず。
『黄帝内経「霊枢」逆順肥痩 第三十八』
夫(そ)れ、衝脈は、五臓六腑の海なり。
五臓六腑は皆、焉(ここ)より稟(受)ける。
4.
その上るものは、
頏顙(こうそう・鼻咽腔部)に出て、
すべての陽経に滲(し)みこみ、
すべての精(陰経)に灌(そそ)ぐ。
5.
その下るものは、
少陰の大絡(腎動脈)に注ぎ、
気街(気衝)に出て、
陰股の内廉(大腿部内側)に循り、
膕中(ひかがみ・膝裏)に入り、
骭骨(脛骨)内側を伏行し、
下って、
内踝の後屬(属)(踵骨結節)に至り別れる。
6.
その下るものは、足の少陰腎経にならんで、
三陰に滲みこむ。
7.
その前のものは、
伏行して跗屬(属)(舟状骨結節)に出て、
下って、跗(足背部)に循り、
大指(第1趾)の間に入る。
次回は、
続 衝脈をお伝えします。
公益社団法人 大阪府鍼灸師会
スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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2.
衝脈(大動脈)は、気街(気衝)に起こり、
足の少陰腎経とならび、
齊(臍)をはさんで上行し、
3.
胸中に至って散ず。
『黄帝内経「霊枢」逆順肥痩 第三十八』
夫(そ)れ、衝脈は、五臓六腑の海なり。
五臓六腑は皆、焉(ここ)より稟(受)ける。
4.
その上るものは、
頏顙(こうそう・鼻咽腔部)に出て、
すべての陽経に滲(し)みこみ、
すべての精(陰経)に灌(そそ)ぐ。
5.
その下るものは、
少陰の大絡(腎動脈)に注ぎ、
気街(気衝)に出て、
陰股の内廉(大腿部内側)に循り、
膕中(ひかがみ・膝裏)に入り、
骭骨(脛骨)内側を伏行し、
下って、
内踝の後屬(属)(踵骨結節)に至り別れる。
6.
その下るものは、足の少陰腎経にならんで、
三陰に滲みこむ。
7.
その前のものは、
伏行して跗屬(属)(舟状骨結節)に出て、
下って、跗(足背部)に循り、
大指(第1趾)の間に入る。
次回は、
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