Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

躓かない歩き方:前脛骨筋

2017-02-04 07:54:17 | 東洋医学
躓かない歩き方をするために
最も重要な役割をはたす
主な3種類の足関節と趾(ゆび・足指)の伸筋(関節を伸展させる筋肉)と
これらの伸筋を通る経穴(足の太陰脾経足の陽明胃経)および
強化とストレッチの方法を
3朝連続でお伝えします

今朝は、前脛骨筋(ぜんけいこつきん)です

前脛骨筋

 経穴  足の太陰脾経(写真:外枠青色・内側色の丸)
      公孫(こうそん):第1趾中足骨基底部前下縁
      商丘(しょうきゅう):内踝の前下方にある陥凹部

     足の陽明胃経(写真:外枠赤色・内側色の丸)
      足三里(あしさんり):犢鼻(外膝眼)の下3寸
      豊隆(ほうりゅう):外踝の上8寸

 公孫と豊隆は
 お互いに連絡を取り合っている絡穴です
 この二つの絡穴を通して
 足の太陰脾経足の陽明胃経が連動すると
 つま先と足関節(距腿関節)が引き上げられ(背屈)
 同時に足が内返し(内反)することで
 躓かない歩き方が可能となります

 上りの階段や上りの坂道を歩くと
 つま先と足関節を引き上げる(背屈・内反)ことになり
 強化につながります
 
 下りの階段や下りの坂道を歩くと
 つま先と足関節を引き下げる(底屈・外反)ことになり
 ストレッチにつながります 

※注釈
商丘と豊隆については、実際の取穴法とは
若干異なっており、前脛骨筋に沿うように
取穴しています。

つづく

次回は、躓かない歩き方:長趾伸筋をお伝えします。
 
公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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