ぷれでたの日記

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私の投資方針

2015-01-04 17:00:00 | 投資


と言っても大した事が無く特別に新しい事をやる訳では無いので良く言われている事について個人的意見を述べようと思う。


1.シンプル
 私は通貨(FX)に投資しているのだがその理由は投資対象がシンプルだからだ。
 内容がシンプルだから値動きを当てられる確率が上がる。
 通貨は所詮国家が発行している紙なのでそれ自体に価値は無く国家の信用や政策が大きく影響する。
 極論を言うとその国が緩和するぜと言えば方向は安い方向に決まる。
 他に経常収支やインフレの影響はあるがそれは小さいと考えている。
 今は日本とアメリカの政策がはっきりしているので今後数年は分かり易い相場になる気がする。
 それに比べると株式や債券はその発行体に関する様々な情報分析が必要となると思えるので難易度が上がる。
 その上、通貨選択とかオプションを加えているのは問題外に思える。


2.小回数取引(長期)
 簡単に言うとヘボが沢山取引をすると負けがこんできて最後は退場するという事。
 普通の人間の勝率なんて50%がいい所だからそんなに儲かる訳が無い。
 チャンスが来た時に利益が増えるまで粘れるかというのも問題で利小損大になるとじり貧になってしまう。
 時々、ポジ/ノーポジを繰り返している奴がいるけどほとんどが負けてしまう。私はそういう取引をサイコロ賭博取引と呼んでいる。
 ヤフーがファイナンススタジアムという取引成績の公開を行っているがほとんどの奴が最終的に負けているように見える。
 個人的にMT4という自動売買を試した事があるのだが一時的に勝っていたのだが最終的には負けてしまった。
 一部の天才以外は勝つのは無理だろう。また、それをどうやって確認するかという問題があるけどね。
 何を持って粘るかだが個人的には金利が付く通貨を買っている。それを安い所で買って粘る。
 単純だけどこれが戦術だ。他に勝ち方を知っている人は詳しく説明しろ。


3.低コスト
 私はFXで通貨をホールドしているので保有コストはかからない。無コストだ。
 そうなんだけど余りコストにこだわりは無い。
 投資で退場する人はほとんどが相場変動で損失を出したのが理由でコスト高で退場したという人は聞いた事が無い。
 だが、投信等で高いコストに合うだけのリターンが出せるのかは良く確認する必要があると思う。
 一部でそういう主張をしている奴がいるけどそれほどの実力があるならFXで値動きを読んで儲けた方が良いのでは無いだろうか。
 難易度が高い物は出来るけど低いのは出来ないとは変な理屈だ。
 20年とかの長期になると確かにコストは効いてくると思うのだがそれ以前にそこまで生き残れるかの問題はある。


4.購買力平価
 1~3で基本的な方針を買いたが普通の人がこれが出来ない理由の1つとしてこの理屈がある。
 高インフレや高金利国の通貨は相対的に価格が下がるという奴だ。日本は相変わらずの低インフレ、低(無)金利だ。
 これがあるために持っていると価格が下がっていくため粘れないと思っている。
 これを主張する人間の半数はろくにチャートを見た事が無い。これは問題外。
 残りは1985年位からのドル円30年チャートを出してくる。
 1で言った通り私は国の政策で為替は決まると思っているのでこれはプラザ合意の協調介入で説明が付く。
 その通貨の発行体が円高ドル安に持って行くと公言しているのだからそれに逆らうのはバカだけだろう。
 また、そうなるなら放置しておけばいい事なので介入するという事自体がこの理屈が通用しないのを証明している。
 それから相変わらず日本の方が低インフレで金利も長期金利はアメリカより安いのに近年ドルが1.5倍になるなんてありえない。
 小学校で算数を習った人間ならこの理屈は完全に破綻している事が分かる。
 ただ、豪ドル、NZドルとレアル、ルーブルとかはかなり値動きが違うのでそれは実物を良く確認する必要がある。
 
 それではなぜこの理屈が相変わらず幅を利かせているかというと粘られると売買手数料が入らなくなるという理由に尽きると思う。
 これは確かに事実で証券会社やFX会社がつぶれてしまうのは困るのでそれは配慮する必要がある。
 バカバカしい理屈だが最近は自制して余りこの件をしつこく言わないようにしている。


5.ドルコスト平均法
 私はこれは採用していないのだがその資産の値動きが分からないならこれをやるのはありだと思う。
 私は5年とか10年チャートで購入レベルと決めているが全ての資産でそれが通用するかは分からない。
 問題なのは値動きが分からないのに一括買いしてしまう事。リーマンショックの時にこれをやった人間はやられたはず。
 暴落時のダメージを和らげるのには有効だと思う。
 まあ、一括買いしたい人がやるのはいいと思う。投信の場合、沢山購入した方が証券会社は儲かるしね。


6.リーマンショックの教訓
 一応、経験者なのでその時に反省した事を書いておく。

 ・貧相な相場観で一括投資してはダメ。
  これは5と重なるので余り書く事は無いけど、一括投資で外してしまうと損失が大きくなり致命傷になる事があるので慎重にして欲しい。
  証券会社関係者は信託報酬や売買手数料を稼ぎたいのでドルコストに否定的な奴がいるけどそれにだまされてはいけない。

 ・ナンピンはしてはダメ。
  ナンピンの厳密な定義は説明しないが既に大きく損失が出ている状態で投資額を増やすのは止めた方が良い。
  買い出したばかりで余力がある場合は別だが、さらに下がった場合損失が増えてこれも致命傷になる。
  時々、リーマンショックの底値で追加買いすれば良いみたいな事を言う奴がいるが今だから底値が分かるのでその時は分からない。
  ど素人もいい所なので軽くバカにして無視するのが良い。  

 ・ホラを吹いてはダメ。
  これは純粋には投資とは関係無いが投資を続けるには気を付けた方が良い。自分の成績を露骨に公開するのは止めた方が良い。
  ホラを吹くというのは嘘をつく事だがブログ等で本当の事を言った所でそれを証明したり確認する手段は無いので嘘を言っているのと同じなのだ。
  私みたいな疑い深く慎重な人間はそういう嘘くさいのを見てもへとも思わないのだが、そういうのを簡単に信じてしまう頭の悪い人間には注意が必要だ。
  そういう人間は投資で失敗する確率も高いし、その時になってその人が言ってた事をろくに確認せずに信じていた事に気付くので逆上する可能性がある。
  自分が損失を出すと逆切れしてしまうのだ。リーマンショック時に嘘つき呼ばわりされている人を何人か見た。
  ブログでテキストで書いているものなんか全く信用できないし、最低証券会社の取引画面はアップして欲しい。
  しかし、グラフィック画面も偽造が可能なのでまあその程度の手間とスキルはあるという程度に考えている。
  投資で儲けが出るとうれしいのは分かるけど、真面目に投資を続けたい人はこういう愚かな行動は止めた方が良い。
  最近はファンナンススタジアムみたいな投資成績を公表できるサイトもあるが特に勧めない。

 どうしても教訓となると否定調になるのだがそれをうまく避けて良い投資法を考えて欲しい。


勝手な事を色々と書かせてもらったが何を信じるかは個人の自由なので自分で考えて投資して下さい。

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