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pripocoの休日

兵庫県立歴史博物館オープン

4月15日(土)☔
待ちに待った歴史博物館が先週、オープンしたので、雨の休日を心待ちにしてたら、意外にもこんなに早く行けることになり…

お父さんと「兵庫県立歴史博物館」へ行ってきました🚙
1日居るときっと立ちっぱで腰が痛くなるので、お昼ごはんを早めに済ませて12時過ぎに到着☔17時までなのでなんとか全部回れるかな

歴博の裏手にある「城の北駐車場」に車を停めて傘をさして入り口まで

桜🌸は終わり、若葉の季節になっても姫路城はやっぱりいいですねぇ
今は特別展が開かれてるので1000円/人でJAF会員証を二人分見せて400円引きで1600円で入館

一階のフロアはいつでも無料開放、二階が常設展示なら200円/人。今日は特別展示で1000円でした


私の気に入ったところのピックアップで(↓もらった歴博のパンフレット)

1970年の大阪万博のジオラマがあり、面白かったのが「太陽の塔」の説明書き

「…幾何学的で均整のとれたものとなったはずの…」というのは入り口の建物のことでしょうか

「…大屋根に穴を開け…」
そうか、太陽の塔って建物の屋根を貫いてたんですね
太陽の塔が均整のとれた建物を貫いた“奇天烈な建造物”って書かれています

「男はつらいよ」の第17作目は姫路市の隣のたつの市の舞台だそう
タイトルは「寅次郎夕焼け小焼け」。
童謡「赤とんぼ」の作者「三木露風」の出身地がたつの市というところからから、たつのを舞台に制作してくれてるんかぁ今度観てみたいです

博物館の中の学芸員さんの仕事内容を紹介するコーナーでガラス製の道具で押さえたり、アクリル製のピンで留めたり…と説明書きで、何気に使われてるのが「九相図絵巻」でした

夫:「"九相図"って知っとるか
私:「知ら〜ん(たいてい、知らんことの方が多いので聞くだけ野暮ですが…

知らないけれど、なんだか異様な絵であることは分かります死体のような感じで、なんか血が出てる

夫:「死んだあと体がどうなっていくかをなんぼかに分けて書いてあるやつやでここで見れると思わんかったなぁ

調べてみると、展示してあるのは「肪張相」と書いてあるので9つあるうちの2つ目の絵のようです

肪張相とは「…死体の腐敗が進み、ガスの発生により身体の内部から膨張…」と書いてあります
それを表した絵のようです

歴博の学芸員さんのコラムより引用

嵯峨天皇の皇后であった檀林(だんりん)皇后は仏教への信仰が篤(あつ)く、自分の身をもって、「無常(むじょう)」(永遠に変わらないものはなく、移り変わっていく様)を示すため、自らの遺体を埋葬(まいそう)せず道端に放置(風葬(ふうそう))するよう遺言を残し、死体が腐敗し白骨化していく様を人々に示しました。また、その朽ち果てていく様を絵師に描かせたという伝説も残っています。(檀林皇后九相図/西福寺)

なかなか、ここまで興味あるものばかりで入館してからワンフロアの1つのコーナーにに2時間かかっています
(ピックアップは少ないですが、すべての展示をまじまじと見て、文章を読んでおります)

メッセージカードを歴博さんあてに書けるようになっており、私も座って「待ちわびました」の思いを2枚綴で花びらに書き残しました


待ってましたの、今私達にドンピシャの源平合戦コーナーにやって来ました江戸時代の屏風絵の展示です
一ノ谷の戦いが大きく、屏風に描かれています

今は神戸のジョギング散策で現地に足を運んでいるので大変面白いです

ここで不意に思ったのですが…
須磨寺は当時は源氏方の陣が置かれたけど、今は庭に平敦盛と熊谷直実のやり取りのシーンが演出してあります…

「平氏」寄りな感じ🤔
源氏が好きか、平氏が好きかって分かれますよね。あぁ、好き嫌いで展示してあるわけではないんでしょうけど…

まだ、ブログに載せれてないのですが(↓4月2日須磨浦山上遊園にて)

現地の「一の谷」も平清盛の撮影スポットがあり、平氏寄りな気がします🧐
花見真っ只中の須磨浦公園では桜のことを「敦盛桜🌸」と呼んでました🧐

源氏は東からやって来たよそ者、太宰府で貿易を行い富を得ていた平氏は少しの間、福原(神戸)に都を置き、貿易できるよう大輪田の泊を整備…と考えると平氏は地の者という考え方でいいのでしょうか🤔

戦で語るなら、源氏の戦い方に目が行きますが、兵庫県が語るなら福原京を遷都した平清盛公の平氏の歴史を語ることになるのですかね。

藩領を示す地図で、兵庫県は五国に分かれてますが私の住んでる播磨国を見ると
赤色が姫路藩の藩領、大体、今の姫路市と加古川市の範囲ですが、飛び地で「室津」が姫路藩なのが面白いです。
白色は県外に本拠を置く藩となっていて、海に面した「網干」辺りは確か、丸亀藩と龍野藩が入り組んでて「境橋」が今もアスファルトに埋もれた史跡として残ってます🌉

(↓アスファルトに埋もれて残る境橋)

そう考えると、「室津」だけどうして姫路藩領だったのでしょう🤔

「室津」は「摂播五泊」の1つで古代からの重要な港です。豪商の遺構が今は民俗資料館となってますが、「魚屋」という屋号で姫路藩の御用達だったとありました
(↓魚屋さんの建物。現在室津民族資料館)
姫路と室津を結ぶ道は「むろつ道」と呼ばれていて御用物はそれぞれの庄屋宅を経由して次々運ばれて行ったそうです

江戸時代の「むろつ道」散策もいいですねぇ

「鉄人28号」もいました
鉄人28号はいつも見るのよりレトロなヤツです。神戸は鉄人28号の作者、漫画家の故横山光輝さんの出身地です。
相変わらず、同じことをやっちゃってます(神戸市長田区 若松公園にて)
「こどもはくぶつかん」のコーナーで昔の子供の遊びが紹介されてました。


「ひょうごの祭り」の展示もあります。
やっぱり祭りは現地へ行くのが一番ですね(↓去年の大塩の祭り)
獅子舞が奉納されます🐯
松原八幡神社、灘のけんか祭り。黄色のシデ棒なので宇佐崎でしょうか。
歴博に来館された中で祭りをまだ目で見たことない人がおられたら、是非一度勇壮な祭りを見られたら…と思います。

二階のフロアを見切るのに4時間かかりました16時過ぎです。渡り廊下を渡って一階の無料開放のフロアへ移動

ショックだったのがこの前、ジョギング散策でいった「国宝浄土寺」↓そのミニチュアです。
鎌倉時代の初めに建立されたお寺で、中の「阿弥陀三尊像」とこの建物「浄土堂」が国宝に指定。

なのに、「仏像なぁ…あんまり興味ないもんなぁ…。分からへんしなぁ〜」なんて口を揃えて、拝観料500円/人をケチって、浄土堂の中には入らず
↑コレ、本物の浄土寺の浄土堂
ちょうど桜🌸の時期に行きました
伽藍の見学だけでも色々と建物があり、いいところでした
なんせ、全長5.3mもある大きな仏像があるとは思いも寄らず、それも、あの有名な「快慶」作とのこと
(↓コレは歴博のミニチュア)
そのために建てられた建物だとも思わず、西日が指すと光が床に反射して仏像を赤く照らし、その様相がご来迎の姿を表現していると言われているそうです


(↓浄土寺の伽藍を眺める実際の写真)

また行かないと行けませんね今度は紫陽花の季節がいいそうです
では、梅雨の晴れ間の夕方を狙って、
再チャレンジしてきます


これもその浄土堂のミニチュアの高床なのですが、建物ってこうやって立ってるのか…と写真に撮りました📸
なんでと言うとたつの市新宮町にある城山(きのやま)城に登ったときに頂上に

「礎石建物跡」ってのがあり、土台となった大きな石が整列した遺構がありました

で、実際に建物があるとこんな風に柱がたくさん立つってことなんですね(「分からんかったんかぁ~い」って感じですが、これを見てよく分かりました

歴博1階には姫路文学館と同じように図書館よのうなたくさん本が並んであり、テーブルや椅子、パソコンもあって読書が出来るようになってました。

コレがマニアックな兵庫県のことに関する本しかないので、またまた面白いんですよね

雨の日の休日に最適かと…

では17時の閉館時間が来てしまったので、これらの本は読めずに素通りして吐き出されてしまいました

帰り道の姫路城

雨の休日、楽しい歴史博物館でした

 

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