急死したポップス界のスーパースター、マイケル・ジャクソン

「涙が止まらない」＝米芸能界から続々弔意－Ｍ・ジャクソンさん急死(時事通信) - goo ニュース


米ポップス界のスーパースター、マイケル・ジャクソンさんが２５日、ロサンゼルスの病院で死去した。兄のジャーメインさんが記者会見で明らかにした。５０歳だった。詳しい死因は不明。米音楽界で「ポップの王様（キング・オブ・ポップ）」と称賛されたスターの突然の死を、米メディアはいずれもトップニュースとして伝えている。

　家族やロサンゼルス市警などによると、ジャクソンさんはロスの自宅で倒れ、２５日午後１時（日本時間２６日午前５時）すぎに呼吸停止状態のまま、カリフォルニア大ロサンゼルス校（ＵＣＬＡ）付属病院に搬送されたが、午後２時２６分（同６時２６分）に死亡が確認された。


　病院では兄のジャーメインさんが記者会見し、「１時間にわたって蘇生（そせい）措置を施したが、『キング・オブ・ポップ』の弟、マイケル・ジャクソンは死去しました」と声を詰まらせながら語った。


　１９５８年、米インディアナ州ゲーリー生まれ。８歳の時に兄弟５人で結成した「ジャクソン・ファイブ」を結成。６９年にリードボーカルを務めたメジャーデビュー曲「帰ってほしいの」が全米ヒットチャート１位を獲得、不世出の天才児と騒がれた。


　７１年、ソロデビューを果たし、プロデューサーのクインシー・ジョーンズ氏と組んだアルバム「オフ・ザ・ウォール」（７９年）などヒット作を連発。「今夜はビート・イット」や「ビリー・ジーン」などを含む８２年のアルバム「スリラー」は全世界で１億枚以上を売り上げ、ギネスブックで「世界で最も売れたアルバム」に認定された。


　成功の陰で９０年代以降は奇行も目立つようになり、２００３年には少年への性的虐待疑惑が持ち上がり、逮捕・起訴された。０５年に無罪評決を勝ち取った後も、多額の弁護費用などのために遊園地を模した広大な自宅「ネバーランド」が競売にかけられるなど、経済的に苦しんだ。


　７月にはロンドンで復帰公演を行う予定だったが、５月に主催者が延期を発表。同時に長期滞在していたラスベガスで、車いすに乗って外出する様子が目撃されるなど、体調悪化説もつきまとっていた。


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