障害者の息子(42)を兵庫県三田(さんだ)市の自宅敷地のプレハブ内に設置した檻(おり)に閉じ込めたとして、兵庫県警は7日、父親の無職、山崎喜胤(よしたね)容疑者(73)を監禁容疑で逮捕し、発表した。今年1月、三田市が男性を保護して福祉施設に入所させ、県警に連絡していた。
捜査1課によると、逮捕容疑は今年1月18日午前10時ごろから翌19日午後10時ごろまでの間、息子を木製の檻に閉じ込めたというもの。捜査関係者によると、息子には精神疾患があり、檻での生活は20年以上に及ぶという情報もあるという。
三田市が1月16日に福祉関係者からの通報で自宅を訪ね、檻に男性が入れられているのを見つけた。男性の健康状態に問題はなかったが、三田市は虐待と判断。父親の山崎容疑者は三田市に対し、息子が暴れるためにプレハブ内に檻を設置し、若いころから中に入れて生活させていた、と説明していたという。
https://www.asahi.com/articles/ASL475308L47PIHB00M.html
長男おり監禁初公判 父親に懲役1年6月求刑
兵庫県三田市の自宅で木製のおりに障害がある長男(42)を閉じ込めたとして監禁罪に問われた父親(73)=同市=の初公判が19日、神戸地裁(村川主和裁判官)であり、同被告は起訴内容を認めた。検察側は「長期間、行動の自由を奪う悪質な犯行」として懲役1年6月を求刑し、即日結審した。判決は27日に言い渡される予定。
起訴状などによると、被告は妻と共謀し、2013年4月~18年1月、おおむね2日に1回約12時間にわたり自宅母屋で生活させた以外は、隣接するプレハブ内のおり(高さ約1メートル、長さ約1・8メートル、奥行き約0・9メートル)に長男を入れ、南京錠で施錠して閉じ込めたとされる。妻は今年1月に病死。13年4月以前は監禁罪の公訴時効(5年)が成立している。
検察側は、1988年ごろから転居前の自宅でも行動を制限していたと指摘。三田市に移った後、92年ごろからはおりに入れていたと主張し、「公的機関に相談し、施設での養育を考える余地もあった」とした。
被告は被告人質問で93年ごろに同市職員におりに入っている長男を見せたが、指導はなかったとし、「(妻が)自分たちで面倒を見たいと言っていた」「施設入所の順番待ちが大変であきらめていた」と説明。弁護側は「家庭内で面倒を見るため、最終手段として行った」「福祉サービスを受けられず、家族が長年孤立していた」と執行猶予付き判決を求めた。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/長男おり監禁初公判-父親に懲役%ef%bc%91年%ef%bc%96月求刑/ar-AAyQdS6?ocid=spartanntp
私宅監置
https://ja.wikipedia.org/wiki/私宅監置
身体拘束の取り扱いについて
https://www.wel.ne.jp/bbs/article/182939.html
最長20年、施錠した居室に障害者を閉じ込め 鳥取市の支援施設
http://www.sankei.com/west/news/160615/wst1606150042-n1.html
座敷牢
https://ja.wikipedia.org/wiki/座敷牢
アジアの障害者政策と現状(日本障害者協議会)
http://www.jdnet.gr.jp/news/journal/2017/12.html
精神障害者は20世紀をどう生きたか(秋元波留夫/障害保健福祉研究情報システム)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n228/n228_01-01.html
「障害者を見せ物にするのか」 難産だった東京パラ
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO25253410Z21C17A2000000?channel=DF220420167271
精神疾患による患者数(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます