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きらら🌟ふぁみりー 只今秋田犬の仔犬のご予約販売中です(〃^ー^〃)只今里親募集をしております☺️💖

秋田犬 (#^.^#) 岐阜秋田犬ブリーダーの奮闘記(^^)b
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本当の治療に向かって☆彡

2011年07月18日 17時44分41秒 | 愛犬シロの物語つД`)・゜・。・゜゜・*

以前の獣医師ならシロが倒れて連れて行くと

「もう、モタナイカモ……万が一の事を考えておいて下さい。」

と、よく言われて、

「嫌だ!!何とか助けて下さい!!先生お願いします。!!」

と泣きながらお願いをしていました。

 

同じことを言われるのでは?

と不安な気持ちで大学病院の門をくぐりました。

 

でも、大学病院の先生は、シロを見る目が従来の獣医師とは全然違いました。

初めて私が安心して、納得のできる治療でした。

私は、これまでの獣医にみてもらった内容をこと細かく話しました。

 

すると先生は、

「こんな重篤なる前に、もっと早くうちに連れてこれば良かったにねね。犬がかわいそうですよ。」

と言われました。

 

以前にもらった漢方薬を見てもらうと、

「これは、シロちゃんにはあってない漢方薬だよ。

それにこの漢方薬はきついからやめときましょう。」

と言われました。

 

ドックフードも、シロにあったものにかえなさいと指摘されました。

シロがよく夜中に鳴き出すため、原因を聞くと、

どうやら、ビタミン不足で関節がきっと痛むのでしょうと言われました。

ビタミン剤を餌と混ぜることにより、

シロの体が順長になっていくのが手にとるようにわかりました。

 

ほっと一息ついたのですが、今度は餌の食いが悪くなりました。

おかしいなあ~?

と思ったのですが、どうも口の中に歯石が沢山たまり、

歯周病にかかってしまったのです。

口の中が歯石まるけで、とても大変でした。

原因は米をずっと食べていたため、歯石が長年にわたり、溜まったのです。

 

きれいに除去する方法としては、全身麻酔をして行うのがベターということでした。

しかし、体が弱っているシロに全身麻酔は出来ません。

命にかかわるかも知れないからです。

 

やむを得ずに、化膿止めを飲ませて、アイスピックの先を火で炙り冷やして、

シロの口の中の歯石を取る方法を実行しました。

毎日、毎日、コツコツ、コツコツ、シロの歯石を取る作業?を続行しました。

歯石を綺麗に取ると、シロは見る見るうちに、

朝晩の餌をペロリと平らげるようになりました。

 

シロのシャンプーをする時も、

体に負担を掛けさせないように神経を使って洗いました。

 

シロは私のする事がわかるのでしょうか、

本当におりこうさんで協力してくれました。

 

 

大学病院に連れて行った時も、

シロは初対面の先生におとなしくこたえてくれていました。

 

私にはそれが嬉しく、今でも記憶の中に鮮明に残っています。


光☆に向かって

2011年07月18日 15時15分58秒 | 愛犬シロの物語つД`)・゜・。・゜゜・*

シロの顔の治療も治まり、散歩に出掛けるとご近所の方が、

「シロちゃん良く頑張ったね。よぉくここまで治ったね!

あの時は本当にヒドカッタネ…。大人しくてとってもいい子なのにね…。」

と、手放しで褒め称えてくれました。

 

この当時、シロは、何を食べさせても皮膚の状態が良くありませんでしたので、

何かいい方法はないものかととにかく頭を悩ませていました。

 

いろんな本を読んだり、秋田犬の情報を取り入る努力を続けていました。

 

その当時、「秋田犬保存会」という組織があるのを知りました。

ここに電話して秋田犬の事に関する事を学びたい!!

 

と思い立ち電話をしてみました。

すると、事務所の方が岐阜支部の連絡先を教えて下さり、

早速支部の支部長さん宅に連絡をとりました。

支部長さんは、とても快くお話を聞いて下さいました。

そこで、秋田犬の話を色々教えて下さり、私のシロの話も聞いて頂けました。

 

その時、近日中に秋田犬保存会の支部の展覧会があるので、

遊びに来てください。とお誘いを受けました。

 

私は、

「ひょっとしたら、そこにいけばシロの治療に役に立つ事があるかもしれない…」

と思い、ワラをもスガル思いで支部の展覧会に出掛けました。

そこには、色とりどりの立派な秋田犬が多くいて、

まさにそうそうたる顔ぶれでした。

 

「この中に家のシロを助けてくれる人がいるかもしれない……」

そう思うと必死でした。

 

いろんな人に声を掛けてみました。

しかし皆さんは展覧会に愛犬を出陣するため必死の様相で

私の話を聞くどころではなかったでしょう。

 

そんな時、ふと一人の男性の方が私の話に耳を傾けてくれました。

その方にシロの現状をお話した所、1枚の名刺を頂きました。

その時に、その方が私の師匠になるとは、夢にも思いませんでした。

何日か経ってある日その男性の方に電話をしてみました。

 

今のシロの現状を事細かく話して、

シロにあった餌の調合を教えて頂き、を言われたとおりに餌を与えて見ました。

 

すると、シロの皮膚の状態がだんだん良くなっていくのが目に見えるようにわかりました。

 

当時の餌のやり方は、小松菜と白菜と鶏のささ身を細かくして、

ドックフードとご飯少しの味噌を入れて自分で作ったカルシウムを混ぜて食べさせていました。

 

たまに、シロが嘔吐したり倒れたりして歩けなくなる事があったので、

仕方なく獣医院に走り獣医師に漢方薬をもらって飲ませていましたが、

どうやらその漢方薬もあわず困り果てていた私にご近所の方が、

 

「一度、大学病院の畜産科に動物病院があるから、足をはこんでみたら?」

と言われ、シロを連れて大学病院に足を運ぶことになりました。

(因みに岐阜大学の畜産科は全国的にも有名と聞いています。)

 


わからない…ままに……

2011年07月18日 14時06分54秒 | 愛犬シロの物語つД`)・゜・。・゜゜・*

これでは何のために獣医院へ連れて行ったのか、意味が皆無です。

 

シロの目を治す為に獣医院に連れて行ったのに、

光を失う羽目になってしまったのかでは、話にもなりません。

 

悲しくて、悲しくて、涙が止まりませんでした。

 

当時の私は、獣医師の治療の仕方に納得しておりませんでした。

同時期にきららママも自分の皮膚病に悩まされていましたので、

ステロイドに頼りきりになるのは、オカシイのではないかと自分なりに思っていたのです。

 

シロの薬(特に、ステロイド)に頼りきりになるのをこの時から止めました。

 

そして、ステロイドを止めたせいで、

シロの顔が全部白い毛が抜けて血膿だらけの顔になりました。

それでもシロは悲しい声一つ出さずに頑張っていました。

 

散歩に連れて行っても見るも無残でした。

膿にまみれた顔を見て通りすがりの人や、ご近所の方の

「…かわいそうに…」と言う声がきららママの耳に入り、

居ても立ってもおられないような心地でした。

 

シロの顔には血膿の臭いで虫が飛んできました。

家に帰って来て、シロの顔を米のとぎ汁を霧吹きのようにかけて、

膿を拭いてあげたりしました。

 

顔の血を膿を拭きながら、懸命に私の治療に耐えるシロ。

何度泣きながら

「シロ…シロ……ごめんね…ごめんね…」といって抱きしめたことかわかりません。

 

雨の日、湿度で余計痒いのに耐えて…

暑い夏でも、虫が寄って来るのに耐えて……

1年かかってやっとシロの顔に白い純白の毛が生えてきて……

本当に嬉しかった事を昨日の様に覚えています。

このまま、シロの目も治るといいのに………

と欲深い事を考えてしまいます。

でも、この子の目の代わりを私がしなくっちゃ!!

この子を守るのは私しかいないから!!

 

とにかく自分が納得する方法でシロを守り抜こうと決心しました。