大山のぶ代さんが亡くなってしまった。
ぴょんにとって、ドラえもんは大山のぶ代であり、大山のぶ代がドラえもんだった。
ドラえもんが子供の頃から大好きで、アニメより先にマンガから入った。
記憶が正しければ、まだ幼稚園くらいの頃、どこかの駅で家族でバスかタクシーを待ってる間、時間がかかるからって近くにあった本屋に行って買ってもらったのがドラえもんのマンガだった。
まんまる姿のドラえもんがいろんな道具を出すのが楽しくて、可愛くてその後単行本を買ってもらってた。
いつか忘れたけど、初めてドラえもんをテレビで見た時、大山のぶ代さんの声に衝撃を受けて、台所にいたぴょん母に
「おかーさん!おかーさん!!ドラえもんの声が変だよー!!!」
と泣きながらかけよったことも覚えてる。
ぴょん母は、え?知らなかったの?もとからあんなよ?と言われてびっくりしたなぁ。
小1の時に自分の背と変わらないくらい大きなドラえもんのパンチ人形を買ってもらった。
パンチしないでいつも抱きついて遊んでた。
ら…中の重し袋が破れて起き上がらなくなってしまってまた泣いた。
数日後、学校から帰ってきたら、ドラえもんが起き上がってた。ぴょん母に、優しく倒してごらん?と言われて、そーっと倒したら起き上がった!!!
新しく同じものを買い直してくれたらしい。
もう、あんまり抱きついちゃダメよ。と言われて、優しく抱きつくだけにしたのも良い思い出。
小3の時、少し大きな病気をして、1ヶ月ほど自宅療養になり、学校に行けなくなった。
友達とも会えない。外に出れるのは病院に行く時だけ。
病院に行くのは嫌だったけど、帰りに必ずドラえもんのおもちゃやグッズを買ってもえるのが嬉しかった。
お風呂も入れなかったから、ドラえもんの風呂桶や洗面器を買ってもらって、元気になったらこれでお風呂に入るんだーって毎日楽しみにしてた。
大人になって、声優交代の話を聞き…
思わず何万もするのぶ代の声で話すドラえもんロボットを衝動買いしてしまった。これも大切な宝物だ。
随分前に、ドラえもんは新しくわさびドラとして生まれ変わったけど、私にとってのドラえもんはやっぱり今でものぶ代ドラであって、大山のぶ代さんの訃報はとてもショックで悲しかった。
ドラえもんが亡くなったわけじゃないけど、それと同じくらいの気持ちになった。
悲しい。
ドラえもんはのび太たちだけじゃなくて、私にとっても小さな頃から大切で大好きな友達なんだよね。
今日は98年度版の「帰ってきたドラえもん」を見て、泣きながら静かに祈ります。
さよなら、私のドラえもん。
これからも、ずっと大好きだよ。
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