「日だまりの樹 No.75」今週の銀鈴会の帰り道、大鳥神社の酉の市の幕が目に入りました。そうか今年は三の酉までか、三の酉まである年は火事か多いと言われていますが、その確証は残念ながらないようです。ただこれには、ひたむきな女性の心情が関係しているようです。下谷長国寺から独立した大鷲神社は、吉原遊廓のすぐそばであったことから大いににぎわい、11月の酉の大祭には吉原の縁起にちなんだオカメの熊手が売られるようになり、吉原の大門も四方を開けて手軽に入れるようになりました。このころから、“火事が多い”説が出たのではないかと思われます。というのは、お酉さまの参詣の帰りに、男性が吉原に寄ることが多く、留守をあずかる女性としては、何とかして亭主などを家に引きもどさなければなりません。まして、3回もお酉さまがあったのではたまったものではありませんから、三の酉のあるときは「火事が多い」とか「吉原遊廓に異変が起こる」という俗信を作って、男性の足を引き止めようとしたのだろうと伝えられているそうです。(消防雑学辞典から引用)(画像はバスからの写真でぼけてます。)
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