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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

諸星大二郎読みまくり

2018-07-01 22:45:43 | 本・マンガ・雑誌

今日も暑かったですねー!
さて、このところ諸星大二郎先生の作品を久しぶりにまとめ読みしています。何年かに一度、無性に読みたくなるのですが、またその周期が来たようです。

枕元にある「グリムのような物語」2種をパラパラ読んでもいましたが、直接のきっかけはこのムックを買ったこと。

諸星大二郎 ―怪を語り、快を生み出す― <大増補新版> (文藝別冊)
諸星大二郎
河出書房新社


旧版も持っていますが、星野之宣先生との対談その他、新しい記事や情報も載っていたので。
で、こちらで紹介されていた新作を幾つかまとめ買いしました。

諸星大二郎劇場 第1集 雨の日はお化けがいるから (ビッグコミックススペシャル)
諸星 大二郎
小学館


BOX~箱の中に何かいる~(1) (モーニング KC)
諸星 大二郎
講談社


BOX~箱の中に何かいる~(2) (モーニング KC)
諸星 大二郎
講談社


BOX~箱の中に何かいる~(3)<完> (モーニング KC)
諸星 大二郎
講談社


正直言って一時期は停滞や(失礼ながら)衰えさえ感じられた諸星先生ですが、今もなお「少年少女」のお話を楽しげに軽やかに描いていらっしゃるのが嬉しいです。多くの漫画家さんやクリエイターさんたちの尊敬を集め、影響を与えた人ですが、マニアックな「老大家」などにならず、生粋のエンターテイメント作家としていろいろアップデートされているのも素晴らしいですね。

これら新作も面白かったですが、この新版も買いました。

諸星大二郎スペシャルセレクション 碁娘伝
諸星大二郎
潮出版社


これはまさに痛快娯楽作。ヒロイン(と言うか女ヒーロー)玉英がかっこいい!

そしてこれ!

暗黒神話 完全版 (愛蔵版コミックス)
諸星 大二郎
集英社


黒と銀の美麗装丁。まだ読んでいる途中ですが、加筆部分も多いようです。
よく言われることですが、これが週刊少年ジャンプに連載されていたという事実につくづく驚嘆させられます。しかし、厖大な知識に基づきながらものすごいハッタリと奇想に満ちたアドベンチャーものと思えば、確かにジャンプ的かもしれません。カルト的な「幻の傑作」に終わらず、今なお語り継がれ、それどころか描き続けられることとなった驚異の作品です。

その他にもまだ読んでいない作品や作品集もほしくなりました。どこかにしまったきりになっている本も発掘しようかしら……

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