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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

デイジーデイジー・179 STARLOGインタビュー(4)

2007-02-19 02:32:42 | デイヴィッド・ウェナム

雑誌STARLOG3月号、デイヴィッド・ウェナムの『300』関連インタビュー。これで終わりです。

『古代ギリシアのキャラクターを演じるに当たって、ウェナムに心配なことはなかったという。
「我々は歴史映画を作っている訳じゃない。この作品については、人々がこの先何年もかけて、研究や検討をして行くことになるだろう。また、この映画はグラフィック・ノベルに基づくもので、わざわざ歴史書を調べる必要はない。原作はフランク・ミラーのグラフック・ノベルであり、読者はそこから、それぞれにインスピレーションを引き出して行くだろう」』

『ディリオスがこういうフィジカルな映画のフィジカルなキャラクターだったことで、ウェナムはもっと落ち着いた、静かなシーンが恋しくならないのだろうか?
「どの日にその質問をされたかによるね。僕はこの映画の肉体志向な力強さが好きだけれど、また別の日には芝居をやりたいと思うだろう。舞台に座って、台詞もいやになるほど多くはなくて、ティーカップでも持っているような。僕はいろいろなことに幅広く興味を惹かれるし、あれもこれもやってみたい方なんだ。だから、何か一つのことに固着はしないよ」』

『300』が表面的に『ロード・オブ・ザ・リング』と共通点が多いと言われることについて、デイヴィッドは両者を比較することには賛成できないそうで、
「少しは似ている点があったとしても、二つの映画は大違いだよ。果物と野菜を比較するようなものだね。どちらも食べ物ではあるけれど、およそ異なるものだ。『指輪』も『300』も自分にとっては楽しい経験だったけど、それは異なる理由による。
さて、僕らは戦闘について一から教わって身につけた。殺陣(の振り付け?)それ自体を習得した訳じゃないけど、戦闘については徹底的に特訓したから、セットへ行き、アクションシーンのためにちょこっと殺陣をやってみなくちゃならないってことになっても、その技をうまくつぎ込むくらいは簡単に出来るよ。ちゃんとした手順を踏んでのこととは言えないけどね」

それから、例のコスチューム(無きに等しいとか書いてあります)に慣れるには、少し時間がかかったという話。
「面積は少ないよね。でもスパルタ的観点からすれば、マントが翻ったりする時カッコよく見えるじゃないかってことさ。ペルシア側の着てるものよりはずっといいと思うよ。だって、あの衣装の下ってすっごく暑いんだ。3ヶ月前、僕がまだ原作のグラフィックノベルを手に取る前には、ディリオスの衣装も、もうちょっと違うものだと考えていた。それから『300』を読んで、『オッケー、やってやろうじゃないか』って思ったよ。でも、ありがたいことに、3ヶ月も特訓した後では、僕らみんな、衣装のことは忘れていたし、それどころか快適だって思うようになっていたんだ」

これを読むと、出演を決めた頃にはやっぱり原作を読んでなかったのね……と思います。

『出演俳優たちの台詞には、それぞれの国の言葉ではなく、標準的な英国アクセントが採用された。
「僕たちがそれぞれのアクセントで通したら、すごく変なことになっただろうね。スコティッシュ、アイリッシュ、ブリティッシュ、それにオーストラリア英語とばらばらで」
と、ウェナムは笑う。
「まあ僕らは全員、英国連邦に属する国から来てる訳だから、英国アクセントも難しくはなかった。一般に好まれるニュートラルなアクセントだしね。お客さんも気を散らさずに映画を楽しめると思うよ」』

『「300」が終了したら、三年間にわたる「太陽」を探す旅もついにゴールを迎える予定だと、ウェナムはジョークを飛ばす。
「ビーチで寝そべるんだ。いかなる奇妙な理由でか、僕は世界を回って『冬』を追い続けていた。この3年間、夏を迎えていないんだよ。冬から冬へ、そしてまた冬へと渡り歩いて来た。僕はオーストラリア出身だよ。太陽が必要なんだ!」』

というわけで、終わりです。

最後の発言について、確かに『ヴァン・ヘルシング』とか『指輪』追加撮影とか、この『300』とかの撮影時期は「冬」だったかも知れないけど、"The Proposition" の撮影(於クイーンズランド)は真夏だったじゃないか、VHジャパンプレミアで来日した時だって夏(の終わりの台風まっただ中)だったじゃないか!?と、とある所で言われてました(笑)。
そう言えば、"The Proposition" の時は、暑すぎるの蠅が多すぎるのと文句つけてましたっけ。
やっぱり、シドニー生まれのコアラさんにとっては、シドニーの夏以外は「夏」じゃないんでしょうか?

おつきあい下さいましてありがとうございました。
例によって勘違いや誤訳等あるかと思いますが、何らかのご参考になれば幸いです。

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