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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

ダニエル・デイ=ルイスと『オーストラリア』

2009-03-16 23:09:40 | 映画・舞台等関連情報や雑感

当ブログ3月10日付の『オーストラリア』感想でもちょっと触れたように、この映画の製作に当たって、バズ・ラーマン監督が下敷きにしたのではないか?と言われているのが、1948年の『オーヴァランダース』(The Overlanders)という映画。
当時はかなり話題となり、日本でも公開されたようです。全編オーストラリア・ロケ敢行、出演者も豪俳優中心ということで、「オーストラリア映画」として取り上げられることが多いけれど、製作は英国イーリング・スタジオです。
上でリンクした作品紹介ページの「製作」欄にその名が記載されているマイケル・バルコンは同スタジオ代表。後に叙勲され、「サー」付きで呼ばれることとなる大プロデューサーです。
その娘ジル・バルコンは、女優として、舞台中心に映画、TVでも活躍していたそうですが、彼女が1951年に結婚したお相手が、詩人にして作家のセシル・デイ=ルイス(別名/ニコラス・ブレイク)でした。デイ=ルイスにとっては二度目の結婚となり、彼女との間に二人の子供も得ています。

──と書けばお判りでしょう。その下の子こそが、ダニエル・デイ=ルイスなのです。

上の画像は昨年度、第80回アカデミー賞授賞式で主演男優賞に輝いた時のもの。昨年はオスカーに限らず、ありとあらゆる賞を総なめにしたダニエル先生ですが、この時の受賞スピーチでは、奥さんやお子さんたちと共に、「祖父マイケル・バルコン、父セシル・デイ=ルイス」にも感謝を捧げていました。そして、奥さんであるレベッカ・ミラーの父親がまた、あのアーサー・ミラーなのだから、彼はその双肩にどれほどのものを背負って来たのだろう、と思ってしまいます。 (そういうところも「アラゴルン」っぽかったのにねえ、とも)
ご本人としてはそんな風に言われるのが嫌で、暫く半隠居(?)状態だったのかも知れませんが、最近は再びやる気になって下さったようで良かったです。

そんなわけで、無理矢理『オーストラリア』とこじつけることが出来なくもない、という話題でした。最新作『ナイン』ではニコール・キッドマンとも共演していますしね。
にしても、ダニエル先生の脚の長さと細さも驚異的です。 だからやっぱりStriderを…ぶつぶつ……

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