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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

今日のおでかけ

2023-10-24 23:10:03 | 雑記

今朝も理由あって早めに起床。朝ドラもリアルタイム視聴できました。

洗濯物を干し終えて、出かけた先は近くのクリニック。インフルエンザの予防接種を受けるためです。例年より流行時期が早まったということで早めに受けておこうと考えていましたが、本日やっと重い腰を上げることができました。
予約なし先着順のクリニックなので、朝イチで入ろうと出かけたのですが、診療開始前に(開院はしていました)入ったところ、その時点で既に診察は20人待ち。これは相当時間がかかるだろうと覚悟しましたが、問診票を出して間もなく呼ばれました。どうもインフルワクチン接種は別枠だったようです。診察室で先生からも簡単な問診を受け、喉も見てもらった後すぐ注射。その時も痛かったし、夜になっても腫れて熱を帯びています……
当初はその足で買い物へも行こうと思っていましたが、時間に余裕があり過ぎたため一旦帰宅。昼近くなってから再び出かけました。

駅前の書店で新刊本と雑誌を買うつもりでしたが、雑誌は巨大過ぎたため諦め、昨日発売されたはずの本はどこにも見当たりませんでした。というわけで、コンビニで今日のお昼と明日の朝に食べる物だけ買って、二度目の帰宅をしました。
お昼を食べた後、少し休もうと横になったところ、思いのほか長く昼寝してしまいました。そしてどうも昼寝の時の方がヘンな夢をいろいろ見るようです。
お昼に食べたパン類がお腹にもたれる感じがしたので、晩ごはんは炭水化物抜き。豚バラ肉とキャベツとお豆腐鍋を電子レンジで作りました。山本ゆりさんのレシピに従い、更にニラや輪切り唐辛子も入れてみました。でも塩分が少し多めだったような……お醤油はなしでも良かったかもしれません。
後の時間は町田(相原)のクマ出没ニュースに怯えつつ、久しぶりに長い時間ツイッターに入り浸ってしまいました。

そして夜のTVはNHKのドラマ10『大奥2』。一橋治済の陰謀の成果(?)として、久しぶりに誕生した男将軍・十一代家斉。側室も子の数も多く、栄華を極めたかに見えて、その実態は母・治済に実権を握られ「種付け」にしか価値のない存在として扱われる立場であった。
自分が命長らえた人痘接種を再開してはどうかとの提案も、治済に「男が政を語るのではないわ!」「乱暴と種付けにしか能のない男をこれ以上増やしてどうする」と罵倒され、斥けられる。

この治済の言い草というのが、現実世界で男が女を蔑み、排除する言葉の陰画だということが指摘されますが、実際こういう構造は「男女逆転」したところで変わらないということでもあるのかもしれません。
原作の時点で「モンスター」「サイコパス」と呼ばれていた治済ですが、仲間由紀恵さん演じるこのドラマの治済がもう本当に恐ろしくて……原作では普通の中年女性のような風貌だった治済を、仲間さんの美しい容姿に艶やかな笑み、いっけん人当たりが良く優雅な物腰、鈴を転がすような声音で演じられるとおぞましさ倍増です。美しい顔をした「吐き気を催す邪悪」——

同じように手を汚しても、吉宗編の加納久通には吉宗を将軍にしたいという大望も理想もあったけれど(だから良いという話ではないけれど)、治済はそんなものは持ち合わせません。息子と自分にとっての邪魔者を排除する、という「動機」も建前に過ぎず、周囲の人間を操り、息子の幼い子供たち(本人にとっては孫たち)をも男女問わず次から次へと手にかける。手先に使っていた武女も自らの手で葬り去る。誰もその凶行を止めようがない「天下」を手に入れても、それすら「退屈」と嘯く治済。
「あの女には『志』がない」「人の皮をかぶった化け物」——家斉に向けてそう語るのはかつて治済に利用され、そしてあっさり解任された松平定信である。ここに至ってようやく母の正体に気づいた家斉は、今は市井にいる黒木の許を密かに訪れ、自ら頭を下げて赤面疱瘡対策の復活を願う。おのれを支配していたものを超え、家斉が真の将軍として覚醒した瞬間であった。

話が前後しますが、その黒木は結婚後、源内の志を継ぐように彼女が訪れた地方を訪ね歩き、人痘が成果を上げている村を発見。更に「熊痘」にも再び可能性を見出します。彼の不在中、源内の墓は杉田玄白や伊兵衛も守ってくれていて、源内の、そして青沼の思いが今も生きていることに胸が熱くなりました。

それにしても仲間由紀恵さん……好きな女優さんではありますが、失礼ながらこれまであまり「巧い」と思ったことはありませんでした。しかしこの治済に於ては、いまだかつて見たことのない顔を見せてくれています。家光編で春日局を演じた斉藤由貴さんと言い、既に大女優の域にある人たち、そしてまたコメディエンヌ演技で知られる人たちの、これまで見たことのない演技や新たなポテンシャルを見せてもらえるのも、このドラマ『大奥』の醍醐味です。

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