既に御存知の方も多いと思いますが、ピーター・ジャクソン監督による映画『ホビット』。当初の前後編構想から三部作となることが決定しました!
まずは The One Ring.net のこの記事をご覧下さい。
Facebook の公式ページより PJ自身によるメッセージは こちらになります。
"So, without further ado and on behalf of New Line Cinema, Warner Bros. Pictures, Metro-Goldwyn-Mayer, Wingnut Films, and the entire cast and crew of “The Hobbit” films, I’d like to announce that two films will become three. "
とのこと。
以前から噂はありましたが、このたび正式決定の運びとなりました。
日本語記事も出ました。
『ホビット』は3部作に!ピーター・ジャクソン監督が正式発表 - シネマトゥデイ
『 映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のピーター・ジャクソン監督が、現在制作中の映画『ホビット』を3部作にすると正式に発表した。当初、同作は『ホビット 思いがけない冒険』『ホビット ゆきて帰りし物語』の2部作の予定だった。
ジャクソン監督は現地時間30日、「製作会社、そしてキャスト・スタッフを代表して、『ホビット』を2部作ではなく3部作にすることを発表します」との声明をFacebookに投稿。理由については『ホビット』という作品の持つ豊かな物語性をすべて映像化したいからだと明かしており、「この機会を逃してしまえば、ビルボ・バギンズたちの物語は永遠に語られないままになってしまうでしょう」とジャクソン監督は決断に至った経緯をつづっている。
同作の撮影はすでに終了し、現在は編集作業を行なっている真っ最中。第3作の公開時期についてジャクソン監督は言及していないものの、The Washington Post紙は2014年夏予定だと報じている。
今月行われたコミコン・インターナショナルでもジャクソン監督は3部作にすることを示唆しており、その後もジャクソン監督が製作会社と交渉中であると伝えられていた。第1作『ホビット 思いがけない冒険』は今年12月に、第2作『ホビット ゆきて帰りし物語』は来年12月に公開される。(編集部・福田麗)』
「ホビット」3部作が正式決定 第3弾は2014年夏公開:映画ニュース - 映画.com
『 J・R・R・トールキン著「ホビットの冒険」の映画化が3部作になることが正式発表されたと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
同作は、「ホビット 思いがけない冒険」と、「ホビット ゆきて帰りし物語」の2部作として製作されていたが、数週間前から、ワーナー傘下のニューラインやMGMといった権利保有者の間で3部作化への調整が行われていた。出演者の契約更改もスムーズに行われる見込みで、製作サイドにとっては、大幅なコスト増なしに大作映画1本を追加できたことになる。
ピーター・ジャクソン監督は、自身のFacebookページを通じて「2部作が3部作になった」と発表した。7月上旬、長期間に及んだ撮影がようやくクランクアップ。第1作「ホビット 思いがけない冒険」のラフカットと、第2作、「ホビット ゆきて帰りし物語」のフッテージの大部分を見て、第3弾への意欲が沸いたことがきっかけだ説明している。
「続編を作るチャンスを見逃してしまえば、ビルボ・バギンズや魔法使いのガンダルフ、エレボールのドワーフたちのストーリーや、死人占い師の興隆、ドル・グルドゥアの戦いが描かれないままで終わってしまう。『ホビットの冒険』の豊かな物語と、『指輪物語』に収録された補足資料のおかげで、ビルボ・バギンズの冒険物語と、ときに危険だが常にエキサイティングな中つ国の歴史のなかで彼が果たした役割を完全な形で伝えることができる」。
この第3弾は2014年夏に全米公開予定。「ホビット 思いがけない冒険」は今年12月14日、「ホビット ゆきて帰りし物語」は13年12月14日の公開予定だ。』
記事を読んだ感じではPJ自身の意志による決定であるようですが、私自身はスタジオ側の意向もあるのではないかと思っています。言葉は悪いけれど、できるだけ長く稼ぎたい、というような……
ファン側の受け止め方としては大歓迎ムードというわけでもなく、あまり引き延ばさずに終わってほしい、という雰囲気を感じます。
さて、そうなるとサブタイトルはどうするのか?これについては、"The Hobbit: The Desolation of Smaug" ないし "The Hobbit: The Riddles in the Dark" になるとの噂が一部で流れているようですが、それらは寧ろ(三部作とするなら)中編にこそ相応しいタイトルでしょう。最後が「ゆきて帰りし物語」でなくては意味がないわけで。
そんなわけで、個人的には期待と言うより不安や脱力感の方が勝りますが、とにかく今後の成り行きを見守っていきたいです。