「ハロウィーン」テンプレートの新作が出ていたので、変えてみました。これまであまり気に入ったデザインがなかったのですが、今年は少し種類が増えました。
同じデザインで、黒とグレイのもう少し落ち着いた色調のものもありましたが、紫がはいると、何となく「ジョーカー」っぽいかなと思いまして
さて、『バットマン』ともどもこのテンプレートに相応しいかも知れない本日のお題。
平野耕太・作『HELLSING(ヘルシング)』、YOUNG KING アワーズ11月号にて堂々完結です!
11月号は先月末には出ていたんですが、映画関係の話題を取り上げることを優先しているうちに、すっかり乗り遅れてしまいました。
なのですごい今更ですが、これはもうハッピーエンドと言っていいでしょう。
もしかしてアーカードはインテグラの手で倒される、または再び封印されるんじゃないかと思ったこともありますが、とんでもなかったです。この主従、または姫君と騎士の絆はそんなヤワなもんじゃなかったんですね。
30年間彼女は待ち続け、30年かけて彼は帰って来た──
もう私はここにいる
シュレディンガー効果(?)もあって、「どこにでもいられる」筈の旦那は「ここにいる」ことを選んだんです。
一方で、アーカードとセラスの絆もさりげなく描かれていました。彼女が「奇跡のような存在」(でしたっけ?)というのは、吸血鬼でありながら「バケモノ」とはならなかったから、なんでしょうか?
またこの最終話全体、いい感じに気が抜けた部分もあって、それもまた『ヘルシング』らしいなあと思いました。
お嬢(局長)と婦警は、あんな感じで30年間ドツキ合いをしてたんでしょうね。インテグラはそれで随分救われていたと思いますが、でもやっぱり執事さんに
「ファイトですぞ おじょうさま」
と言って欲しいこともある、と。
そのウォルターさんが、先月号ではちゃんと老執事の姿に戻って「お然らばです お嬢さま」を言ってくれたことにもホッとしました。
そして、結局代々ヘルシング一族に無理難題を言われ続けるペンウッド一族……
ともあれ、アーカードとインテグラとセラスに始まった物語が、ちゃんとアーカードとインテグラとセラスで終わってくれたことが嬉しいです。
この話どうなっちゃうんだろう、どう決着するつもりなんだろう──と、途中何度も不安に駆られたものですが、芯の部分は決してブレることがなかったんですね。
マンガ史に残る名セリフも多々ありましたが、最後はやっぱりこれでしょう。
「おかえり伯爵」
「ただいま伯爵」