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オスマン帝国外伝 第48話「死の宣告 」

2020年02月01日 | 映画&TV


第48話「死の宣告 」

さて。今回の物語のスタートは誰から?
治療院にいるギュルニハルをヒュッレムが見舞いにくるシーンから。
…っていう事で、ギュルニハルとヒュッレムでしたー。
始めに女の子から始まるのは、気分がいいわ。

「助かってよかった。心配したわ」
そういって、ギュルニハルに笑いかけるヒュッレムだが、ギュルニハルは、犯人は分からないの? と問う。
「…ええ。 そうなの。どこかに、殺人鬼がいる」
ヒュッレムの言葉にうなずいたギュルニハル。そして、皇子たちは元気か、ミフリマーフは? 会いたいな、と漏らす。
「元気よ。あの子たちも恋しがっている」
そう、話していると、スンビュルがやって来る。
「災厄の使途が来たわ。…何の用?」

ヒュッレムの言葉にギュルニハルが笑っているのを見て、平常心を保つスンビュル。
「ご所望の衣装が出来ました」
と、ブツブツと言っているスンビュルに、ちょっと驚いて思わず、あんたが、私の世話を? と聞いてしまう。
「勿論です。何なりとご命令を」
不満たらたらな表情のスンビュルに、ヒュッレムは、感心したわ。誰でも、いつかはまともになるのね、と言って出て行くのだった。


イブラヒムの屋敷の地下牢に閉じ込められているレオはというと…。
「レオ、ヒュッレム妃への手紙を読んだ。庭で合う約束をしてたな」
そう、レオに手紙の事を聞き出すがなかなか認めないレオは、「ワナだ」と言い出すが…。
「どこの誰が、お前にワナをかけるんだ」

確かに!
そりゃ、そうだ。
そんなワナなんて必要ないよね。流石はイブラヒム。鋭い!!

「俺、工房の嫌われ者。異教徒は出て行け、と言われた」
でも、レオも認めない。自分の都合の良い事実を伝えている。
「では、何故庭にいた?」
「散歩してただけ」
その言葉を何度も繰り返すレオ。勿論、イブラヒムはそれを信じない。
「散歩、だと? 皇帝の庭で?」
と、追及と脅迫の手を緩めないイブラヒムだか、グリッティが屋敷に到着した、との事で
追及は一時休戦。

グリッティは妹モ二カを伴って大宰相邸の夕食会に参加する。
スレイマンの肖像画の完成披露もされたが、イブラヒムはレオが既に帝国を去ったと嘘をつく。
しかも、ヒュッレムに分かるような言葉を使って。

食事も粗方終わったのか、男同士は外で何やら政の話をしている。
モニカは飲み物を用意してくれたサドゥカに名前を尋ねるが、それすらも主の許可がいるらしく、確認を取ると、名前を名乗った。
そして、「あなたも陛下の側女なのか」と問うとハティジェは「後宮の女性は、全て側女よ」と、どこかぎこちない笑顔で答える。

「そうなの? 私なら嫌」
と、嫌そうにモニカは言うと、それに大いに賛同したヒュッレムが答える。
「私だって、嫌よ」
気を取り直してモニカは、とんでもない質問をハティジェにしてしまう。それは何か、というと。
「イブラヒムにも後宮はあるのか」
と。モニカが今話をしている相手って誰なのかを理解しているのだろうか。慣習の違いはあるだろうけど、それだけでは済まされないような一国の皇女さまだっていうのに。陛下の妹君って、モニカは理解しているのだろうか。
その質問に、途端に不機嫌になり、「ない」の一言で終わらすハティジェ。
「女性は、あなただけ?」
「他の女性は禁止。不義があれば離婚する」

こんな話しは嫌だとばかりにヒュッレムはハティジェに「宜しければ、庭に行ってもよろしいでしょうか?」と言い出す。その案に、ハティジェも「いいわね、行きましょう」と直ぐに乗った。
その時のチラリとモニカを見遣ったって事は、いけ好かない女だと思ったからなのかなぁ~…。
夜も遅くになり、陛下はもう行かねば、と言い出すとハティジェが帰らずに泊っていらして、と伝えるがまたの機会にな、とやんわりと断られる。

そして、ヒュッレムは陛下がハティジェとグリッティとモニカの3人とで話をしている隙を見てイブラヒムにそそそ…と近寄り声をかける。
「イブラヒム。今すぐ話したい事がある」
しかし…。そのイブラヒムの返事は素っ気ないわー。
「焦るな。慌てずともよい。明日、話そう」
そういった時に陛下が「行くぞ」といって歩き出した為、ヒュッレムは本当は何か言いかけるが宮殿へと戻って行った。
イブラヒムは、夕食会が終わったので、地下牢にいるレオに再び会いに行き内容を聞き出そうと躍起になっている。
ただし、今度は「脅迫」ではなくヒュッレムの為、という「名目」で。

むむむ…!! やるな、イブラヒム。
「話さなければ、ヒュッレムを守れぬ」

ですってよー。そんな風に言えば、レオだって昔の事を話すでしょーよ。
作戦勝ち、っていったら作戦勝ちだよね。
レオからヒュッレムの幼少の頃を聞き出したイブラヒムは、地下牢から出て行った。
さぁ、どうなるレオ。暫くは悶々とした時間だよね。
頑張れ、レオ。

後宮に戻って休んでいたヒュレムは、水が欲しくてフラフラしながらも都合とした時に、倒れる物音を聞いたエスマが駆け寄り、誰かを呼びに外へ走って行った。
ニギャールと医女が部屋にやって来て、診察を終えた頃に、ニギャールが容体を確認すると、にこにこっと微笑む医女。
「ご心配なく。おめでたです」
その言葉を聞いたヒュッレムは一瞬、え? という表情の後に「何て?」と問う。
医女は、間をおいて今度はゆっくりとヒュッレムを見て言う。
「ご懐妊です」
確実にそう話した医女の言葉を聞いたニギャールはにこやかに、嬉しそうに言う。
そう。ヒュッレムは第四子を懐妊していた。

「おめでたいわ。またもや、ご懐妊よ」
そう、ニギャールに言われるが、ヒュッレムの表情は何処か曇っているように見えた。
そして、泣き出してしまった事に訝しむニギャール。
「…嬉しくないの?」
すすり泣きながらヒュッレムはこう答える。
「勿論、嬉しいわ。だから、泣いてるの」


ま、紛らわしいわー!!


翌朝。
寝台の上で浮かない表情のヒュッレムの部屋にダイェが「良い朝ですな」と言って入ってくる。
けれども、体調が悪いヒュッレムは「そうだといいわね」の一言で終わらせてしまうその姿に、「具合でも?」と問う。
ヒュッレムの表情が兎に角浮かない。少し、心配なダイェだった。
「体調が悪いの。恐ろしい夢も見たし」
寝台の上から動かないヒュッレムに対し、自分がここにきた理由を話す。
「母后さまがお呼びですが、お断りしましょうか」

母后さまが呼んでいるならば、という気持ちなのか。ヒュッレムは体調が悪くても行く、と起き上がった。その根性は、素晴らしい、と思うわ。
「すぐに用意して行くわ。私からも報告もあるので」


その頃の治療院。
スンビュルは甲斐甲斐しくギュルニハルの看病を一心でしている。
「枕を背に。ゆっくりね、そう…」
と、痛そうに顔を歪めているギュルニハルの背中にたくさんのクッションを入れている。
それをずっと見つめているギュルシャー。
「はぁ…」
とやっぱり痛いのだろうギュルニハルに「痛まない?」と声をかけるとコクコク、と頷いている。
そこへ、ギュルシャーが話しかける。
「宦官長。私は、どうなるの? マヒデブラン妃は何と? もう、動けます」

だけど、スンビュルの態度が冷たいし、何よりも目がコワーイ
「…寝てなさいな。上げ膳据え膳でしょ」
そんな態度も視線もものともしないギュルシャー。
「退屈なんです。お妃さまと話してくださる?」
と、微笑みまで見せているギュルシャー。そんな所にニギャールがやってきて、「何事?」とスンビュルに尋ねる。
「ギュルニハルを適切な部屋に移すの」
そういうスンビュルにニギャールは確認の為に「医女に伝えた?」と言葉にしただけなのに。

「指図する気? 出世したからって何さ」
「怒らないで…。具合は?」
あー、はいはい、とどこかスンビュルには投げやりな態度をとっているがギュルニハルには優しい。
「いいわ」
ギュルニハルの回答に気を良くしたニギャールが「では、教えてあげる」と自慢げに言う。
「ヒュッレム妃がご懐妊よ」
その報告に、ギュルニハルは笑顔に、スンビュルは少しあきれたような表情、ギュルシャーは落胆の顔を見せた。
「すごい、またなの?」
「またよ」
と、喧嘩しているのに、にこやかにしている、スンビュルとニギャール。
仲がいいのか悪いのか。全く以て謎である。

漸く、用意が終わったヒュッレムは、母后さまの部屋に行くと、既にマヒデブランと、ハティジェがいた。
「おはようございます」
何処か、元気のない挨拶をしているヒュッレム。それにまだ気が付かない母后さま。
「おはよう。こちらへ」
と、笑顔で近くに寄りなさい、というとヒュッレムはそれに従う。
「ご用ですか? お呼びとか」
「ハティジェとマヒデブランと離宮に行く。一緒にどう?」

あらま!
母后さまからのお出かけのお誘いだったんだわ
あー…だけど、ヒュッレムは体調がちょっと悪いのよねぇ。
「体調が悪くて」
と、断りの言葉を伝えていると、そこへハティジェが口をはさむ。
「昨日も元気がなかったわね」

目ざといですね、ハティジェさま。
ワタクシ、全然分かりませんでした。
その言葉に、何故かこくり、と生唾を飲んだヒュッレム。
「胃がムカムカして、めまいがします」
その言葉を聞いたマヒデブランがいち早く反応した。
分かったのか、その原因がっっ!

母后さまは、「早く医女に」と言うが、ヒュッレムはもう診せましたと伝える。
そして、チラリ…とマヒデブランを見遣り少し言いにくそうに母后さまに報告する。
「妊娠だそうです」
母后さまは、チラリ、とマヒデブランを見遣り、そのマヒデブランは、口角を上げて笑う。
「おめでとう。安産で、すぐ生まれるといいわね」
母后さまからの言葉を貰った後にハティジェからの言葉を貰う。しかも笑顔付きで。
「御子の健康を祈るわ。無事に誕生しますように」
そして、母后さまはまたマヒデブランを見遣ってから話しかける。
「我が獅子には?」
「少し休んでから、吉報をお伝えしようかと」
喜んでいるようにも見えるが、疲れているようにも見れるその表情に流石の母后さまも許した。
「分かったわ。休みなさい。私たちは出かけます。ダイェ、料理長に、上げ菓子とソルベを用意させて。適切な時に配りましょう」
母后さまに、一通りの報告をしたのちに、ヒュッレムは「では、失礼します」と言って退室していくのだった。

なんか、アレ?
すんごいおしとやかなのは、体調が悪いから?
それとも、大宰相とこれから話しをするから?
そして、陛下。
どうやらヒュレムとお出かけしようとしたのだろう。その時にスンビュルがやってきた。
「お妃さまは、大宰相邸です。すぐに呼び戻します」
スンビュルの返答に陛下は「よい。私が行こう」と寛大な行動をする陛下に、まだまごまごとしている宦官長に、何か話したげと判断した陛下。

「何かあるなら、申せ」
というと、漸く口を開いたスンビュル。
「ご報告がございます。ご自分でお伝えしたいかも…」
と、もったいぶっているような様に、ちょっとイラついてきた陛下は、「早く言え」と促す。
ちょっと、ムスッとしているわ。
「ヒュッレム妃、ありがたくもご懐妊です」
スンビュルの言葉に、ムスッとしていた表情が段々と柔らかくなっている様をみると、相当のお気に入りなんだなー、と思わせる。

一方、イブラヒムの館では、今か今かとヒュッレムの到着を待っていたが、馬車がやって来るのに気が付いて、近くにいる者に命令する。
「地下にいる者をここへ」

ヒュッレムが部屋に入り、ニギャールが席を外した時にヒュッレムがイブラヒムに問う。
「何を知っている?」
「全て知ってるぞ、ヒュッレム。全て、だ。……例えば、初恋の相手がルテニアから合い来たとか」
ヒュッレムは、ただ黙って聞いている。その時に地下牢に閉じ込められていたレオが部屋に入ってきた。
「…やっと巡り合えたな」
何故か、ここで泣き顔のヒュッレム。

おいおい、何時もの調子はどうしたの? やっぱり身重だと言い返すのもつらいのか?
黙ったままだと、イブラヒムが増長するよ~?
「まだ否定するか?」
黙ったままのヒュッレムに、珍しく声を荒げるレオ。
「お妃さま、無実だ。俺が追い回した」
そう言うと、イブラヒムはレオの首を絞めつけたまま、声を上げて話し始める。
「手紙の話しをしよう。コソコソあっていたことも。……その対価が分かるか?」
ヒュッレムを見てそう話しているイブラヒム。
なんか、彼も大変だよね。今は落ち目のマヒデブランを守るため、とは言え、こんな大それたことをやらかすなんて。
「……どうしろと?」
ここで、久しぶりにヒュッレムが口を開いた。
「死ぬんだよ、ヒュッレム。これが明るみに出た時、陛下御自身がお前に死刑を命じる。お前だけではない。子どもたちも殺される」
その時に始めてイブラヒムをにらみつけるヒュッレム。
「1人1人、首を絞められてな。…こんな母親を持って気の毒に」

…って、イブラヒム。
それは、言いすぎだよ。イブラヒムに人を蔑ろにする権利はない。
大宰相だからって、それは通用しない。
至高の陛下だって、そういう人権を差別するようなセリフは言わない。

この言葉を聞いたヒュッレムは、震えながらも「嫌だ」とはっきり答える。
「そんなの、許さない」
イブラヒムは、どこか余裕な様子。
「そうなる。慣習と規則は絶対だからだ。例外はない」

このタイミングでレオがヒュッレムに許しを乞うが、思わずヒュッレムの頬がピクリとするだけ。
「俺が早く帰ればこんな事には…」

だぁー
今更そんなこと言ったって遅いんだよ
…っていうのが、ヒュッレムの内心でしょうね。

「イブラヒム。私は陛下を裏切ってはいない。焼かれても、不義は認めないわ。彼は私の皇帝。子どもたちの父親よ。レオは死んだと思ってた」
と、説明をしていくヒュッレムだが、イブラヒムはこれっぼっちも信じない。それどころか…。
嫌みさく裂!!

きぃー。
腹が立つ。

頑張れ、ヒュッレム。
今のこの逆境を乗り越えるんだッッ。

「陛下がいらした。庭でお待ちだ」
と庭をみてそう話すイブラヒムに、ヒュッレムは信じない。動揺させる作戦だと思ったのか。
「ウソをつくな」
「自分で確かめろ」
自分の目で確かめたら、少しふらついてしまうヒュッレム。やっぱり身重にはこのストレスは辛いよね。そして、イブラヒムは一つの小瓶を取り出した。
「これは、非常に強い毒だ。即効性がある」
その、黄色い毒をロクム(お菓子)に振りかけてヒュッレムに差し出すイブラヒム。

「時が来た、ヒュッレム」
「私はいいから、子どもたちは許して」
それに対して、イブラヒムは首を振る。
「警告したハズだ。己の立場をわきまえるがよい、と。今や、お前の命は私の手の中にある。
誰が生き残るのか、お前が決めろ」
そういって、毒入りのロクムを手渡した。
「分かったか」
そういって、立ち去るイブラヒム。
そして、泣き出すヒュッレム。

廊下で待っているニギャールの頬に手をかけて礼を言うイブラヒム。
「ありがとう、ニギャール。おかげで最大の懸案が解決する」

そして、陛下にソルベを頼まれたサドゥカ。
隠し持っていた短刀をスレイマンの首に押し当て復讐を遂げようとしていた。

大泣きしながら、ヒュッレムは毒入りのロクムを取る。

っていう所で今回終わるんだけどー。
ここで、終わり? 
最終回ってなってるんだけどー。
えー、なんて変な終わり方なの~??

と、思ったら続き、直ぐにあったわ。
早く観なくっちゃね。



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