「木下さんの答えは、実にシンプルでした」
~木下黄太氏と話した大学生メンバーの感想~
木下黄太氏の講演会後、チーム☆OKの大学生メンバー、ユウさんが、意を決して木下さんに話に行きました。(緊張したと思いますよ~~!笑)
以下、ユウさんの日記より抜粋です。
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全体を通して私が考えたことは、
「知らない」って楽だな、ってことです。
でも知ってしまった以上、絶対に後には戻れないことだと思います。
最後に、木下さんと直接話す機会がありました。
最近悩んでいたこと。
「放射能のことを周りに伝えていくことで、自分は何がしたいのか分からない。
友達に話しても他人事のようでなかなか理解してもらえない。」
という話しをしました。
質問に対する木下さんの答えは、実にシンプルなものでした。
「自分はこういうことを人々に広めていくことで、放射能のことを気にしてくれる人が少しでも増えてほしいから、こうして講演をしている。」
ああ、そうだよな。
北海道にいても、汚染水垂れ流しの海から取れた魚はやっぱり怖いし、本州から流れてくる食品による内部被ばくもある。
私は私の友達に、危険な食べ物を食べて欲しくないし、
一人でも放射能のことを意識してくれる友人が欲しかったのだ。
今日はそんなことを改めて考えることが出来ました。
喉に引っかかっていた小骨が取れた気分です。
魚、食べないけど(笑)
(ユウ・大学生メンバー・宮城県から原発避難)
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原子力規制委員会のサイトhttp://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/195/list-1.html
に放射線モニタリング情報として放射性物質の月間降下量のデータが掲載されています。
平成26年3月のデータhttp://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/10000/9224/24/195_20140430.pdf
を見ると、現在も放射性セシウム134(半減期2年)、放射性セシウム137(半減期30年)が東北・関東に降り注いでいることがわかります。
このデータからさらにわかることは、すべての県で(降下量が最も多い福島県でさえも)放射性ヨウ素131(半減期8日)が不検出となっていることです。
下記のサイトhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%88%86%E8%A3%82%E5%8F%8D%E5%BF%9C
には核分裂生成物の一覧表があります。
この表からわかるように、もし、福島第一原子力発電所から新たな核分裂生成物が放出され、これが東北・関東に飛来しているのであれば、放射性ヨウ素131が検出されるはずです。
しかし、放射性ヨウ素131は検出されていません。では、放射性セシウムはどこから飛来しているのか。
私は放射性セシウムを含む廃棄物を焼却することで、放射性セシウムを大気中に再拡散させ、これが降下物として検出されていると考えます。
放射性セシウムを含む廃棄物を焼却することで、放射性セシウムを大気中に再拡散させるメカニズムおよび国が定めた測定法では排ガス中の放射性セシウムを検出できないことは
Peace philosophy centre のブログに投稿した記事http://peacephilosophy.blogspot.jp/2013/11/blog-post_22.html
で説明していますので、見ていただければ幸いです。
また、Finance GreenWatchの記事「東京等、関東周辺の大気中セシウム降下継続の原因 一般廃棄物焼却施設からの焼却排ガスか(?)指摘相次ぐ(FGW)」http://financegreenwatch.org/jp/?p=43527
も見ていただければさらに幸いです。
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