甲状腺超音波検診の実施状況について
平成25年6月26日
東 海 村
【甲状腺超音波検診の状況】
東海村では,平成24年11月5日から甲状腺超音波検診事業を開始し,未就学児から検診を順次行っておりますが,今回は平成25年4月30日までの検診結果を公表します。
公表に当たっては,専門家で構成された東海村甲状腺超音波検診事業検討委員会にて以下のような意見とともに注意点が指摘されましたが,本村としては,受診者やそのご家族,村民の皆さまのご心配に配慮し公表することにしました。
【検討委員会にて指摘されたこと】
■ 検査実施者数が少ないこと
■ 検査実施者の年齢構成が,未就学児の一部のみで偏りすぎていること
■ 医学的には,この結果が,現時点で
*受診対象者の全体を反映していないこと
*他県や厚労省の結果との比較対象にならないこと
*放射能などの危険因子の特定は出来ないこと(不明である)
■ 結果報告は,時期尚早であること
■ 「数字がひとり歩き」しないよう留意すべきであること
この検査は「スクリーニング検査」ですので,通常の健康診断と同様に一定程度の割合で「要精密検査」となる方がいらっしゃいます。精密検査の結果「異常なし」となることもありますが,念のため,要精密検査となった方には検査を受けていただくことをお勧めしています。
なお,検査結果で,要精密検査となった方には,村の保健師が各家庭を訪問し,専門医療機関のご紹介や精神的なケアを含めて対応させていただきます。