★4月17日追加
木下黄太氏より、「自然放射線量との比較が無い」との指摘を受けました。参考までに下図を追加、各自で自然放射線量を考慮して転載地図をご覧下さい。
本当です。たとえば、最も受ける量の少ない神奈川県と、最も高い岐阜県を比べると、岐阜県のほうが1年間に約1.5倍も多く受けています。
このように、地域によって自然放射線の量に差があるのは、その地域によって地質などが異なるからです。放射線を出す物質を含む花崗岩などが、地表近くにある地域では、大地からの放射線の量が多くなります。
もちろん健康に影響することはありません。あなたの住んでいるところでは、どれくらいの自然放射線を受けるのか、下の図でチェックしてみてください。
※2011年3月の福島第一原子力発電所事故以前のデータです。
http://eneco.jaero.or.jp/important/radiation/radiation04.html
年間自然放射線量 [ 1988年第一位 岐阜県 ]
http://todo-ran.com/t/kiji/13644<map name="tdfkmap"></map>
地球の子ども新聞133号(解説版付き)
「地球の子ども新聞」133号は「放射能汚染マップ入門シリーズ」の3回目です。入門シリーズの完結編として、日本列島の汚染マップをチェルノブイリ基準に基づく区分で作成しました。
チェルノブイリでは汚染地を法的には年間1ミリシーベルト以上(実効線量)と定義していますが、実際には年間0.5ミリシーベルト以上で運用されています(放射能管理ゾーン)。これを考えにいれず、年間1ミリシーベルト以上で観ても、東電福島第1原発事故は日本列島の全土を汚染したことがわかります。北は北海道最北の宗谷地方にある枝幸(えさし)町から、南は沖縄県の石垣島(先島諸島)まで汚染地が散在しています。世界遺産の屋久島も年間1ミリシーベルトをこえる地域がみられます。
さる2月26日、松戸市や柏市など千葉9市(注)の放射線担当の職員が原発事故子ども・被災者支援法の早期実施と支援対象地域の指定を復興庁に申し入れましたが、よくいわれるように千葉、茨城、栃木、群馬の関東や岩手と宮城の県境だけが福島県外の汚染地ではありません。年間1ミリシーベルトをこえる地域は全国各地に広がっているのです。
注)松戸市、柏市、佐倉市、流山市、野田市、我孫子市、鎌ヶ谷市、印西市、白井市
前号の解説版でチェルノブイリ基準について、矢ヶ崎博士(琉球大名誉教授)にご説明いただきましたが、日本では実効線量がチェルノブイリよりずっと低くなる計算法を用いているために、汚染が東日本に限定されるようにいわれるのです。しかし、チェルノブイリと同じ基準にすれば、日本列島の全土に汚染地が広がっていることがわかります。
解説版では、昨年12月、脱原発世界会議2にメインスピーカーのひとりとして来日したアレクセイ・ヤブロコフ博士にチェルノブイリ基準とその放射能リスク管理について、うかがいました。博士はチェルノブイリ原発事故当時、ゴルバチョフ書記長の科学アドバイザーを務め、ソビエト連邦崩壊期には、政府から完全に独立したソ連最初の団体グリーンピース・ソ連を創設し、また欧州放射線リスク委員会(ECRR)の設立に参加しました。現在、ロシア科学アカデミーの評議員をされています。日本でヤブロコフ博士は、ようやくチェルノブイリ事故の被害について全容がつかめたという発言をされています。
*「地球の子ども新聞」133号:定価600円(送料込み)
★体裁B2判カラーポスター(解説版付き)
★2部以上のご注文は、一部500円で送料をサービスいたします。
★5部以上のご注文は、特別割引いたします。
*年間(隔月刊)購読料3600円(送料込み)
*お申し込みは「地球の子ども新聞」まで
peco02@lapis.plala.or.jp ☎03-3703-9468
チェルノブイリでは汚染地を法的には年間1ミリシーベルト以上(実効線量)と定義していますが、実際には年間0.5ミリシーベルト以上で運用されています(放射能管理ゾーン)。これを考えにいれず、年間1ミリシーベルト以上で観ても、東電福島第1原発事故は日本列島の全土を汚染したことがわかります。北は北海道最北の宗谷地方にある枝幸(えさし)町から、南は沖縄県の石垣島(先島諸島)まで汚染地が散在しています。世界遺産の屋久島も年間1ミリシーベルトをこえる地域がみられます。
さる2月26日、松戸市や柏市など千葉9市(注)の放射線担当の職員が原発事故子ども・被災者支援法の早期実施と支援対象地域の指定を復興庁に申し入れましたが、よくいわれるように千葉、茨城、栃木、群馬の関東や岩手と宮城の県境だけが福島県外の汚染地ではありません。年間1ミリシーベルトをこえる地域は全国各地に広がっているのです。
注)松戸市、柏市、佐倉市、流山市、野田市、我孫子市、鎌ヶ谷市、印西市、白井市
前号の解説版でチェルノブイリ基準について、矢ヶ崎博士(琉球大名誉教授)にご説明いただきましたが、日本では実効線量がチェルノブイリよりずっと低くなる計算法を用いているために、汚染が東日本に限定されるようにいわれるのです。しかし、チェルノブイリと同じ基準にすれば、日本列島の全土に汚染地が広がっていることがわかります。
解説版では、昨年12月、脱原発世界会議2にメインスピーカーのひとりとして来日したアレクセイ・ヤブロコフ博士にチェルノブイリ基準とその放射能リスク管理について、うかがいました。博士はチェルノブイリ原発事故当時、ゴルバチョフ書記長の科学アドバイザーを務め、ソビエト連邦崩壊期には、政府から完全に独立したソ連最初の団体グリーンピース・ソ連を創設し、また欧州放射線リスク委員会(ECRR)の設立に参加しました。現在、ロシア科学アカデミーの評議員をされています。日本でヤブロコフ博士は、ようやくチェルノブイリ事故の被害について全容がつかめたという発言をされています。
*「地球の子ども新聞」133号:定価600円(送料込み)
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