いや、まいったね……
お昼に興部でカツカレーを食べたんですが、まだお腹が空いています。これまたまいったね……
そこで以前から気になっている一風変わったラーメンを食べるために、お隣の西興部まで足を延ばしました。
ここは人口1,000人足らずの小さな村なのですが、公共施設などの建物が鮮やかなオレンジとグリーンのツートンカラーで統一されているせいか、それほど寂しさは感じません。
目的のラーメンがあるのは、中心部にあるホテル森夢(りむ)です。清掃が行き届いており内部はピカピカで、食事の前にお借りしたトイレも言わずもがなでした。
想像していたより広くはないレストランに入ってメニュー(写真は麺類のみ抜粋しました。種類は少な目)を見ると、ホテル目玉の鹿料理が載っていました。
今日食べたかったのは、このエゾ鹿を使った村長ラーメン(1,200円)なんです。お値段は村長クラスですかね。ここは村民でもないただのペーペーの私が思い切って挑戦してみますよ。
10分ほどで到着です。炒めたもやしと緑色の野菜、これはニラかねぇ…がトッピングされていて、鹿肉の角切りがちょこっと顔をのぞかせています。
あっさりとした醤油ベースのスープに唐辛子がピリッと効いているのですが、広がる独特の強烈な香りと味わい……緑色はニラではなく行者にんにくでした。浮いている油がかなり多めです。
詳しいことは失念したのですが、麺は中太の縮れ麺で一般的な札幌のものとも、旭川のものとも違うような気がしました。麺にも行者にんにくの香りが絡みつきます。
このラーメンの主役といえる鹿肉は、仕込みにかなりの手間をかけているのか非常に柔らかく、臭みが全くありませんでした。驚いたことに食べても食べても鹿肉が現れて、おそらく10個くらい入っていたんじゃないでしょうか。しかし行者にんにくが香るわ~
麺もかなりのボリュームがあったので、もう腹パンになりました。産地ならではの「エゾ鹿」と「行者にんにく」を一度に頂くことが出来る一杯は、さすがに村長クラスです。口臭は気になりますが満足しました。
一緒についてきた母ちゃんがグラスフェッドソフトクリーム(350円)なるものを食べていて、味見させてもらったら、ミルクが濃厚でありながら後味がとてもさっぱりとしていて、これは村長を飛び越えて知事クラスかもしんない❗と驚きました。
ホテルの売店でにしおこっぺ松茸ラーメンを売っていたので、買っておけば良かったと少し後悔しました。それにしても北海道でも松茸ってとれるもんなのねぇ。
いや、まいったね……
住所 北海道紋別郡西興部村西興部492
電話 0158ー87ー2000
定休日 無休(レストランは水曜日・年末年始)