こんばんは
レディース鍼灸さいとう中野です
左目を失明し
全身のがんを背負いながら
女優として人生を全うされた
樹木希林さんの訃報を聞き
残念であると同時に
その命の終幕の仕方に
ご自身を最大に理解した
最期だったのではないかと思い
今回の講演会のことを振り返りました
先日名古屋で開催された
一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会
第一回学術大会 特別講演
~“触れる”という
コミュニケーションのちから~
講師の石垣靖子先生は
平成のマザーテレサといわれ
長年ホスピスや
緩和ケアの最先端の病院で
看護師として勤務され
癌の患者さんや
そのご家族の方々と
直接関わり
寄り添い続けてきた
とても素晴らしい先生です
当日の名古屋は
あいにくの大雨にも関わらず
医療に携わらない一般の方も
多く来場されていました
講演では
言葉に頼らない
表情や身振り・アイコンタクト
声の調子・触れ合いなど
非言語のコミュニケーションの
大切さをお話しされました
患者さんの「病気」にだけ
眼を向けるのではなく
ひとりの人として歩んできた
「いのちの物語」を大切にし
物語られる人生を見つめ
最期の時まで
その人らしく過ごせるケアを
されてきた方だからこそ語れる
人と人とが触れ合う大切さを
教えてくださいました
近年、IT化が進む中で
コミュニケーションツールを
スマートフォンなどの機械に
頼ることが多く
同じ室内にいても
目線や声を交わさない
ということも少なくありません
医療の現場では
過剰な感染予防の観点から
触れ合いなどのコミュニケーションが
減少している
といったことも起きています
また
患者さん自身の状態を診るのではなく
様々な機械のデータや
検査上の数値にとらわれてしまい
本質を診られなくなっている
ということもあります
石垣先生は
人間は極めてアナログな存在であり
データや数値は一つの情報でしかない
デジタル(数字)にとらわれ
病気だけをみるのではなく
人間を見なければ医療ではない
とおっしゃられていました
また人は親しい人に触れられた時
「オキシトシン」というホルモンを
脳から分泌します
オキシトシンは
幸福ホルモンや癒しホルモン
とも言われ
心と体への作用があることが知られ
・不安やストレスの軽減
・安心感や信頼感を高める
・痛みを和らげる
・血圧を下げる
・陣痛を促進させる
などの働きを持っています
このホルモンの分泌を
高めるスキンタッチは
医療や介護、とくにホスピスなどの
現場で取り入れられているだけでなく
育児中の
親子の触れ合いが
子どもの成長に必要不可欠である
ということがわかっています
私たち鍼灸師は
患者さんから状態を伺い
からだに触れて症状を確認し
治療をおこないます
石垣先生の講義の中に
人間の免疫力、自然治癒力は
孤独感、疎外感によって劇的に低下し
「つながり」によって回復する
すなわち
われわれ人間存在のなかには
「つながりのなかでいのちが輝く」という
プログラムが存在している
(上田)
ということばがありました
人間関係が希薄になりやすい現代社会で
患者さんに触れる機会や
時間も多い中
患者さんが真に訴えていることは何か
患者さんにとって大切なことは何か
その患者さんの気持ちを
私たち鍼灸師は共有し、つながり
患者さんと同じものを見れているか
改めて考えさせられる機会となりました
今後も
患者さんひとりひとりのために
人間をみる専門職となれるよう
精進していきます
~~~~~~~~~~~~~~~~
杉並区中央線 高円寺・阿佐ヶ谷
荻窪・西荻窪駅から10分以内
不妊症・つわり・逆子・更年期障害
突発性難聴・肩こり・腰痛など
女性特有疾患治療専門
日本初の女性専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとう 中野
中野区中野2-28-1 中野JMビル4 F
TEL:03-6304-8839
~~~~~~~~~~~~~~~~
レディース鍼灸さいとう中野です
左目を失明し
全身のがんを背負いながら
女優として人生を全うされた
樹木希林さんの訃報を聞き
残念であると同時に
その命の終幕の仕方に
ご自身を最大に理解した
最期だったのではないかと思い
今回の講演会のことを振り返りました
先日名古屋で開催された
一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会
第一回学術大会 特別講演
~“触れる”という
コミュニケーションのちから~
講師の石垣靖子先生は
平成のマザーテレサといわれ
長年ホスピスや
緩和ケアの最先端の病院で
看護師として勤務され
癌の患者さんや
そのご家族の方々と
直接関わり
寄り添い続けてきた
とても素晴らしい先生です
当日の名古屋は
あいにくの大雨にも関わらず
医療に携わらない一般の方も
多く来場されていました
講演では
言葉に頼らない
表情や身振り・アイコンタクト
声の調子・触れ合いなど
非言語のコミュニケーションの
大切さをお話しされました
患者さんの「病気」にだけ
眼を向けるのではなく
ひとりの人として歩んできた
「いのちの物語」を大切にし
物語られる人生を見つめ
最期の時まで
その人らしく過ごせるケアを
されてきた方だからこそ語れる
人と人とが触れ合う大切さを
教えてくださいました
近年、IT化が進む中で
コミュニケーションツールを
スマートフォンなどの機械に
頼ることが多く
同じ室内にいても
目線や声を交わさない
ということも少なくありません
医療の現場では
過剰な感染予防の観点から
触れ合いなどのコミュニケーションが
減少している
といったことも起きています
また
患者さん自身の状態を診るのではなく
様々な機械のデータや
検査上の数値にとらわれてしまい
本質を診られなくなっている
ということもあります
石垣先生は
人間は極めてアナログな存在であり
データや数値は一つの情報でしかない
デジタル(数字)にとらわれ
病気だけをみるのではなく
人間を見なければ医療ではない
とおっしゃられていました
また人は親しい人に触れられた時
「オキシトシン」というホルモンを
脳から分泌します
オキシトシンは
幸福ホルモンや癒しホルモン
とも言われ
心と体への作用があることが知られ
・不安やストレスの軽減
・安心感や信頼感を高める
・痛みを和らげる
・血圧を下げる
・陣痛を促進させる
などの働きを持っています
このホルモンの分泌を
高めるスキンタッチは
医療や介護、とくにホスピスなどの
現場で取り入れられているだけでなく
育児中の
親子の触れ合いが
子どもの成長に必要不可欠である
ということがわかっています
私たち鍼灸師は
患者さんから状態を伺い
からだに触れて症状を確認し
治療をおこないます
石垣先生の講義の中に
人間の免疫力、自然治癒力は
孤独感、疎外感によって劇的に低下し
「つながり」によって回復する
すなわち
われわれ人間存在のなかには
「つながりのなかでいのちが輝く」という
プログラムが存在している
(上田)
ということばがありました
人間関係が希薄になりやすい現代社会で
患者さんに触れる機会や
時間も多い中
患者さんが真に訴えていることは何か
患者さんにとって大切なことは何か
その患者さんの気持ちを
私たち鍼灸師は共有し、つながり
患者さんと同じものを見れているか
改めて考えさせられる機会となりました
今後も
患者さんひとりひとりのために
人間をみる専門職となれるよう
精進していきます
~~~~~~~~~~~~~~~~
杉並区中央線 高円寺・阿佐ヶ谷
荻窪・西荻窪駅から10分以内
不妊症・つわり・逆子・更年期障害
突発性難聴・肩こり・腰痛など
女性特有疾患治療専門
日本初の女性専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとう 中野
中野区中野2-28-1 中野JMビル4 F
TEL:03-6304-8839
~~~~~~~~~~~~~~~~