レディース鍼灸さいとう中野です
新型コロナウイルスが蔓延して5年が経ち、マスクの着用が当たり前になっていました。
マスクをつけているメリットとして飛沫防止や空気中のウイルスの侵入を防ぐ点が挙げられますがデメリットもあります。それは呼吸機能の低下です。
マスクを着用していると口と鼻が覆われているため、普段よりも呼吸が浅くなり、尚且つ気密性の高いマスクは吐き出した二酸化炭素が残りやすいため、取り込む酸素の量が減少します。この状態が続くと、呼吸が浅いため新鮮な空気を十分に取り込めなくなり、取り込んだ空気の酸素の量も少ないため肺の中の空気が淀んだ状態が続きます。
マスク・酸欠・呼吸の浅さが体に与える影響
１．首肩こりの悪化
マスクの着用による締め付けで、耳を引っ張る圧が常にかかっているため、その周囲にある顎の筋肉や首肩の筋肉に負担がかかり筋肉の凝りが悪化しやすくなります。
２．頭痛・片頭痛
酸欠状態が続くと脳の血管が拡張しその周辺にある三叉神経が刺激され片頭痛が起こりやすくなります。
またマスクを長時間つけていた影響で、咬筋や側頭筋の筋肉の凝りが増強し噛み締め食いしばりの悪化が首肩こりを悪化させ緊張型頭痛が起こりやすくなります。
３．不安・イライラ
呼吸が浅くなり酸素がうまく取り込めなくなると、脳にも十分な酸素が供給されず酸欠状態になります。酸素が少なくなると脳内の伝達物質であるセロトニンが減少するため不安感が強くなったり、イライラしやすくなります。
４．免疫力の低下
全身の細胞に酸素がいきわたらなくなると、血流が滞り体温の低下や免疫機能の低下が起こります。
～酸欠になるとあらわれる症状～
- 疲労感が抜けない
- 代謝、消化機能が低下して太りやすい
- ストレスを感じやすい
- 肩こりなどの慢性症状になりやすい
- 自律神経が乱れる
- むくみやすくなる
...など
～鍼灸治療でできること～
①肺の機能を高める
体には肺（臓器）に関係が深い経穴が多くあるため、間接的に機能の活性化を促せます。
②筋肉を緩め呼吸補助筋の動きを改善する
背中の筋肉や斜角筋、胸鎖乳突筋、肋骨挙筋、大胸筋、小胸筋などの呼吸補助筋を緩めることで、横隔膜の動きが良くなり肺が広がりやすくなります。
③血流を改善して酸素が全身に流れる
酸素は血液と一緒に全身を巡っているため、血流を改善すると酸素が豊富な血液が循環しやすくなります。
④自律神経が整うため免疫力が上がる
鍼灸治療は症状・治療目的に関わらず自律神経を整える効果があります。
自律神経が整うことで睡眠の質が改善し、内臓の働きも活発になることが免疫力の向上につながります。
この隠れ酸欠の怖いところは、自覚がないところです。
徐々に症状が進み慢性化することで自分では気づきにくい
「不調があり鍼灸院に来院して体を診てもらって初めて指摘された」
このパターンが非常に多いです。
- 原因が分からないが調子が悪い
- 寝ても疲れが取れない
- 以前に比べて首肩の痛みや頭痛の頻度が増した
- 歯ぎしりが強くなり睡眠も浅い
などの症状がある方はお早めにご来院ください。
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日本初の女性専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとう 中野
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