国立西洋美術館で開催中の「ピカソが描いた動物たち―ビュフォン『博物誌』にもとづく挿絵本より」展。

チラシがとても印象的だったので、楽しみにいってきました。


18世紀の博物学者、ビュフォン伯ジョルジュ=ルイ・ルクレールが編纂した『博物誌』(1749-67刊)にピカソが自由気ままに絵をつけた挿絵本(1936年)。
動物や鳥、昆虫など、30種類もの動物が版画(リフトグラウンド・エッチング=筆で描いたような表現が可能な腐食技法の一種)で表現されています。
牛も羊も猫も、みな牡牛みたいにガタイがいいのが笑っちゃうのですが、線の闊達さはさすがピカソと思わずうなってしまいます。

(この羊、毛の表現に指紋が使われているように見えるのは気のせい?そんなはずはない? この図版は、版画の種類や技法がわかりやすく整理された、渡辺晋輔、寺島洋子編『西洋版画の見かた』国立西洋美術館、2003年刊からの引用)
ピカソは個人的にはそんなに得意でないというか、今更がたがた言うこともないかな、と思っていたのですが(生意気ですみません)、このシリーズの動物たちを描く線ののびやかさ、作品に漂う大らかさは、やはり一見に値すると強く思いました。
国立西洋美術館の所蔵作品ですが、一堂に介して公開される機会は限れられていると思いますので、この機会にぜひ見てみてください。
できれば、上野動物園とセットで見るとおもしろさ倍増かと。
スケッチブック片手に子どもと一緒なら、なお楽しいかと。
今週末、25日(日)までです。

チラシがとても印象的だったので、楽しみにいってきました。


18世紀の博物学者、ビュフォン伯ジョルジュ=ルイ・ルクレールが編纂した『博物誌』(1749-67刊)にピカソが自由気ままに絵をつけた挿絵本(1936年)。
動物や鳥、昆虫など、30種類もの動物が版画(リフトグラウンド・エッチング=筆で描いたような表現が可能な腐食技法の一種)で表現されています。
牛も羊も猫も、みな牡牛みたいにガタイがいいのが笑っちゃうのですが、線の闊達さはさすがピカソと思わずうなってしまいます。

(この羊、毛の表現に指紋が使われているように見えるのは気のせい?そんなはずはない? この図版は、版画の種類や技法がわかりやすく整理された、渡辺晋輔、寺島洋子編『西洋版画の見かた』国立西洋美術館、2003年刊からの引用)
ピカソは個人的にはそんなに得意でないというか、今更がたがた言うこともないかな、と思っていたのですが(生意気ですみません)、このシリーズの動物たちを描く線ののびやかさ、作品に漂う大らかさは、やはり一見に値すると強く思いました。
国立西洋美術館の所蔵作品ですが、一堂に介して公開される機会は限れられていると思いますので、この機会にぜひ見てみてください。
できれば、上野動物園とセットで見るとおもしろさ倍増かと。
スケッチブック片手に子どもと一緒なら、なお楽しいかと。
今週末、25日(日)までです。
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