リーゼント矢板(やいた)の【学ラン22年組】

リーゼント・学ラン・モノづくりのブログ

【アートハウスへの道】16〜石膏埋め・離型剤PVA①〜

2021-06-15 | 制作過程
こんにちは。

リーゼント・学ラン歴19年(2021年現在)リーゼント矢板(やいた)です。



大阪にある一戸建ての貸別荘タイプの【新築】宿泊施設・『友家(ともや)』
このプロジェクトはコロナの影響《+α》で危機的状況の宿泊施設を、アートとクラウドファンディングの力で救い、《観光・宿泊》業界と日本の《アート》業界を逆に盛り上げていこう!という企画。クラウドファンディングに協力して頂くと、参加アーティストのオリジナルグッズや、作品がリターンされます。
ついに、6月5日(土)18時にクラウドファンディングが開始しました

CAMP FIRE 

リターンの中には私の制作したアート作品もありますので、一度上記の詳細をご覧になって下さい。






シリコンの型取りを終えました。
この後にバックアップ作成を行うのですが、今日はその前の下準備の作業です。


バックアップとは
大きな物を型取る時は、経済的理由と重量的理由からシリコンを節約し薄い型に仕上げます。シリコンは軟らかいため薄い型だと原型の形を維持できず形が変わってしまいます。シリコン型が原型の『形』を保てるように、シリコンの外側を硬いもので覆い、器のような補強をすることをバックアップと言います。





しかしバックアップを作る際、上記の図のようなシンプルな『山形・▲』なら問題ないのですが、『逆三角形型・▼』途中に窪みのある『ひょうたん型・8』それらを組み合わせたより『複雑な形』だった場合、型の窪みや引っ掛かりに硬いバックアップが引っかかり、取り外せなくなります



そこで、バックアップが入り込んでしまう『窪みの部分』を埋めて無くしてあげれば、引っかかることなくバックアップからシリコン型が取り出せるというわけです。

※原型の窪みに入り込んだシリコンに関しては、シリコン型は柔らかく、多少伸びるため、問題なく原型が取り外せるので問題ないです。



前置きが長くなりましたが、
今回の作業は、このシリコン型の窪みを埋めてあげる作業です。


前回失敗した際は、樹脂で作ったパテを使いました。今回は石膏を使います。

 


水の中に粉状の石膏を入れます。
最初は液状ですが、時間とともに硬化が始まるとホイップ状になり、やがて固まります。
石膏は樹脂に比べ安価ですが、重量があり重くなります。また、硬化後は欠けたり割れたりしやすいです。


この型の窪んだ部分は主に、《アゴ・リーゼント・耳の裏・後頭部》です。
これらの窪みを埋めていきます。



樹脂とは違い、石膏は効果が早く、固まり始めたホイップ状の時は形を整えやすいので、パティシエ気分でヘラを使って整えていきます。





薄い部分は欠けやすいため、補強として石膏を染み込ませたガーゼを張り込みます。





パテで埋めて失敗した時は、少しずつ盛り足していたため、頭部を覆うパテが1つの大きな塊になってしまい、パテそのものが取り外せなくなってしまいました。今回はひと塊りにならないように、複数のパーツに分けて作ります




パーツ分けした石膏が噛み合うように、またバックアップを作った際、シリコン型とバックアップの間でズレないように石膏をブロック状に整えます


硬化したら離型剤のPVAを塗ります。





《右上頭部、左耳》の部分はパーツを分けるため、今回は石膏を埋めずに次回の作業にします。一旦、離型剤を塗っておかないと《右上頭部、左耳》に石膏を流したら、またくっついて1つの塊になってしまいます。


つづく。。。



このプロジェクトはコロナの影響で危機的状況の宿泊施設を、アートとクラウドファンディングの力で救い、逆に盛り上げていこう!という企画。
クラウドファンディングに協力して頂くと、参加アーティストのオリジナルグッズや、作品がお礼としてもらえたりします。そしてついに、6月5日(土)18時にクラウドファンディング開始です!
詳しくは下記のリンクをご覧になってください。
進展状況、参加アーティストはInstagramから発信してます!
Instagram @wayout_202




次回も⚡️夜露死苦⚡️

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