こんにちは。
リーゼント・学ラン歴19年(2021年現在)リーゼント矢板(やいた)です。
リーゼント・学ラン歴19年(2021年現在)リーゼント矢板(やいた)です。
大阪にある一戸建ての貸別荘タイプの【新築】宿泊施設・『友家(ともや)』。
このプロジェクトはコロナの影響《+α》で危機的状況の宿泊施設を、アートとクラウドファンディングの力で救い、《観光・宿泊》業界と日本の《アート》業界を逆に盛り上げていこう!という企画。クラウドファンディングに協力して頂くと、参加アーティストのオリジナルグッズや、作品がリターンされます。
ついに、6月5日(土)18時にクラウドファンディングが開始しました!
CAMP FIRE
リターンの中には私の制作したアート作品もありますので、一度上記の詳細をご覧になって下さい。
やっとの事で型取りが完成しました!(ここまで長かった……)
今回から、この型を元に複製を作っていきます。
大きな型の複製はFRPで作ります。
FRPとは
繊維強化プラスチック( Fiber Reinforced Plastics)の事です。
型に塗り込んだ樹脂に、ガラス繊維を敷き詰め、さらに樹脂を染み込ませるように塗り込む事で、ガラス繊維が強度を増してくれます。FRPで作った物は、軽量で薄く、強度もあり、ユニットバスや、公園の遊具、船のボディやカーネルサンダース人形などもこの方法で作られています。
今回は初の素材、JESMONITE(ジェスモナイト)という造形素材を使ってみます。
FRPはポリエステル樹脂を使う事が多いのですが、強烈なニオイがするため、換気などの制作環境が整っていないと有害です(防毒マスクが必須です)。
しかし、このJESMONITEはニオイがほとんど無く、狭い室内でも気になりません。また水性アクリル樹脂という事で、硬化する前なら、水で洗い流せるため、道具の手入れも容易です。さらに硬化時間も早いので、サクサクと作業が進められるので、せっかちな私にはとても有り難いです!
JESMONITEを手に入れるには、オンラインショップか、実店舗での取り扱いは、都内は渋谷の東急ハンズのみです。
そんな夢のような素材を手に入れたので、今回はコレを使っていきます。
樹脂はほとんどが主剤と硬化剤という液体を混ぜて硬化させるのですが、JESMONITEはベースとなる粉末にリキッドという液体を混ぜて作ります。
液体と粉末なので、電動ドリルと手作りのかくはん機で、よ〜くまぜていきます。
シリコン型に空気を抜くため、押し付けるように刷毛で塗っていきます。
容器に残って硬化した JESMONITE を触ってみたところ、容器の側面で硬化した薄いJESMONITE はパリパリで、手で簡単に砕け散りました。容器の底に溜まって固まった JESMONITE は塊になっており、とても手で砕くことの出来ない程の強度でした。
いわゆる他の樹脂とは感じが違い、質感や性質は石膏に近いように感じました。今までにない不思議な素材ですが、石膏は頻繁に扱ってきたので、慣れればとても使いやすそうです!
次はFRPのためのガラス繊維を、原型にの形に合わせてカットします。
ガラス繊維を貼りこむために、 JESMONITE をもう一度厚塗りします。
厚みを出すためには垂れてこないように、増粘剤を加えます。
また、JESMONITE は非常に硬化時間が短いため、大きな型や、繊維の張り込みの最中に固まり始めないように、遅延剤も加えます。
ガラス繊維を貼りこむ前の JESMONITE は非常に脆く割れやすいので、優しく塗り広げます。
触って手につかない程度に乾いたら、ガラス繊維を敷き詰めます。
繊維に JESMONITE が染み込むように、増粘剤は加えず塗り込みます。
強度を増すため乾かないうちに、さらにもう一層繊維を敷き詰め、JESMONITE を塗ります。
遅延剤なしだと、20分程度で硬化し始め、約1日で水分が完全に抜けて乾燥すると完全硬化となります。
ツヤが消え、乾燥してきました。
ひとまず数時放置し、乾燥しやすくする為、型から取り出してみようと思います!
バックアップから剥がし、
シリコン型をジョジョに剥がしていきます。
流石に頭部は形状が複雑かつ、窪みにシリコンが入り込んでいるため、スルリとは剥がれません。
シリコンとFRPのすき間に空気も入らないため、吸い付くように密着しています。
シリコンにガーゼの補強を入れなかった為、シリコンが伸びやすくなり、少々強引に引っ張り出します!
ガンバレ!ガンバレ!もうすぐ産まれるぞ!
そして、、、
無事に型から取り出せました!
おお!素晴らしい!!!
本当にいつもこの型から取り出した瞬間は、毎回感動というか、達成感を覚えるというか、なかなか次の作業に移れず、しばらく眺めてしまいます。
凹の型から、凸の作品が取り出された瞬間の、平面作品にはない存在感・実在感・物質感・ここにある感が、立体作品の魅力だと感じます。
この、モノとしてここに存在している圧倒的迫力と説得力に魅了され、私は立体作品にハマってしまいました。
さて、このまま完全硬化を待ち、
次回はガラス繊維のバリ取りと取り出したFRPの修正作業です!
つづく。。。
このプロジェクトはコロナの影響で危機的状況の宿泊施設を、アートとクラウドファンディングの力で救い、逆に盛り上げていこう!という企画。
クラウドファンディングに協力して頂くと、参加アーティストのオリジナルグッズや、作品がお礼としてもらえたりします。そしてついに、6月5日(土)18時にクラウドファンディング開始です!
詳しくは下記のリンクをご覧になってください。
進展状況、参加アーティストはInstagramから発信してます!
Instagram @wayout_202
次回も⚡️夜露死苦⚡️
オリジナルグッズSHOP【矢印良品】
LINEスタンプ【リーゼント矢板のLINEスタンプ】