霊的故郷ブログ

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食について(19) それでは、我々は一体何を食べるべきなのか?

2011-07-30 10:52:08 | 食について
前回御説明しましたカルマ表を御覧頂ければ、ヴィーガン食(動物愛護の観点から、野菜と果物のみの食事をする事)が人間にとっては正しい食事法であり、正しいカルマを得るのに良いという事はお分かり頂けたと思います。

しかし、だからといって野菜と果物ならば何でも良いのかと言えば、決してそうではなく、やはりそこは出来る限り自然の摂理に適った食事をすべきです。



まず、「火」を入れた水や食べ物が霊的に進化した人達には食料としては適さないという事実は、「火」を入れた調理法を基本とする「マクロビオティック」は方向性が間違っているという事であり、「火」を入れていない、霊的エネルギーたっぷりの生の野菜や果物を中心として、生では食べられない野菜や食べにくい野菜を煮炊きして食べるという方法の方が、現在の人類の霊レベルには合っているという事になります。(厳格な「マクロビオティック」の実践による生の野菜や果物の不足は、体内が酵素不足となって病気となり、最悪死亡するケースもありますので、注意が必要です。)



また、「食」には次の2つの大きな特徴があります。



・食べ物を腹いっぱい食べて太るのは、食べ物が間違っているからです

・食べ物を腹いっぱい食べて眠くなるのは、食べ方が間違っているからです



正しい食べ物を食べていれば、いくら食べても決して太らないし、不必要な病気にもなりません。

また、食べ物を腹いっぱい食べて眠くなるのは、食べ物の組み合わせが間違っているからであり、消化に負担がかかっているからなのです。



それでは、正しい食べ物とは一体どういうものなのかを、具体的に見て行きましょう。



まず、食べるのを避けるべき食品ですが、当然前回のカルマ表で合計のカルマ度がマイナスになる食品、つまり全ての肉、魚、牛乳、乳製品、卵、虫、貝、蜂蜜等は、避けるべき食品という事になります。



次に、T・コリン・キャンベル博士の推奨するホールフード(未精製・未加工の食べ物)以外の食べ物、つまり精製した食品や加工した食品も不自然な食品ですので、出来る限り避けるべきです。

具体的には、



・精製した砂糖、穀物

白砂糖、白米、精製された小麦粉製品(精製されたパン、うどん、そば粉十割以外のそば、そうめん、ひやむぎ、ラーメン、焼きそば、沖縄そば、パスタ、ベーグル、ビスケット、クッキー、ケーキ)等

※これらの食品は肥満の原因となりますので、痩せ過ぎの為に太りたいという方以外は、食べるのを避けた方が良いでしょう。

※「そば」は「そば粉100%」の「十割そば」以外は、精製した小麦粉が入っていますので、同じく避けた方が良い食品です。

※白砂糖以外の全ての糖類も出来れば避けたい食品ですが、どうしても使用したい場合は、米飴、甘酒、甜菜糖、メープルシロップ等の、「血糖値の上昇が少ない糖」を、少量だけ使用するようにしましょう。



・植物油

植物油も不自然な食品であり、肥満の原因になりますので、滋養の目的以外では、出来るだけ摂らないようにします。

※なお、オリーブオイルは体に良い油だと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、オリーブオイルの14~17%は動脈を詰まらせるタイプの飽和脂肪であり、これは心臓病が進行するという意味では、牛肉に含まれる飽和脂肪と全く同様の悪いタイプの脂肪です。



・生以外のナッツ類

ローストしたナッツは上記の油と同じで体に良くない為、出来れば避けたい食品です。

※私は、生のアーモンドを少量(1日5粒程度)食べる事は推奨しています。



心臓病の方は、これ以外にも、アボカドとココナッツは植物性でも常温で固形の油、つまり動脈を詰まらせるタイプの飽和脂肪が入っていますので厳禁ですが、健康な方なら、血中脂質レベルが上昇しない限りは、食べても大丈夫です。



次に、食べても良い食品ですが、



・上記以外の全ての野菜、果物、豆類、海藻類

生で食べられる食品はなるべく生で、生では食べられない物や食べにくい物は調理して食べます。

なお、生の果物を沢山食べると糖尿病になるというのは、全く根拠の無いデタラメですので、絶対に信じないで下さい。

果物は、「火」を加えた物や、砂糖を加えた物、果物の缶詰等を沢山食べれば、もちろん肥満や糖尿病の原因にもなりますが、生の果物を食後のデザートとしてでは無く、空腹時に単体で食べている限りは、むしろ糖尿病を予防する効果や、改善する効果があるのです。

※オリーブも「実」の状態で食べるのであれば、脂質も繊維に包まれていますし、自然な状態のものですので、特に問題は無いでしょう。



・精製していない穀物

玄米、黒米、赤米、ワイルドライス、全粒粉小麦(全粒粉のパン、全粒粉うどん、全粒粉パスタ、全粒粉ベーグル等)、十割そば、全粒ライ麦、全粒オート麦、オオムギ、コーン、アワ、ヒエ、キヌア、アマランサス、スペルト小麦等



・飲物

水、天然発泡ミネラルウォーター、豆乳、ハーブティー等



次は、食べ物の食べ方と組み合わせについてですが、これは「菜食+ナチュラルハイジーン」の考え方を基本に行ないます。

「ナチュラルハイジーン」(自然の摂理に適った生き方)の食事法は、消化に出来るだけ時間をかけない事で、余ったエネルギーが脂肪の燃焼や病気の治療、健康の維持に使われる事を最大限に活用する食事法です。



・「ナチュラルハイジーン」実践方法

朝起きたら、新鮮な果物を好きなだけ食べます。

正午から午後8時までは消化・吸収の時間なのでしっかり食べます。 ただし炭水化物とたんぱく質、または炭水化物と脂質を一緒に摂らないように気をつけます。これは、消化にかかる時間が違うため、消化の遅い方の食べ物が体内で腐敗してしまうからです。(野生動物は、一度に一種類の食べ物しか食べません。)

そして、午後8時から翌朝4時までは何も食べません。

胃腸の休息の時間帯です。

※いつも炭水化物とたんぱく質(米と肉等)の組み合わせの食事をしていると、消化に24時間エネルギーを取られてしまう為、常に人間本来の力が出せない状態になってしまいます。

※断食をすると体が軽く感じられるのは、消化にエネルギーを取られなくなるからであり、体を出来る限りこの状態に近づける食事法が、「ナチュラルハイジーン」なのです。

※「ナチュラルハイジーン」の食事法について詳しくは、「フィット・フォー・ライフ」、「超健康革命」等を御覧下さい。



ヴィーガンになると、「ビタミンB12」が不足する為、それは人間が肉を食べなければ栄養が摂取出来ない事の証拠なのだという人がいます。

しかし、昔のヴィーガンで、ビタミンB12不足になった人は1人もいないのです。

それはなぜかと言えば、昔は農薬や化学肥料など一切存在しなかった為、地面の中は豊かな土壌菌で溢れていた為に、作物についた土壌菌からビタミンB12が簡単に摂取出来、また腸内菌群により体内でビタミンB12を豊富に作る事が出来た為に、不足する事は無かったのです。

つまり、ヴィーガンがビタミンB12不足になったのは、肉を食べないと栄養が摂取出来ない事の証拠だからではなく、人間が自然と調和しない、農薬や化学肥料による薬漬けの無菌状態という、不自然な土壌を作ってしまった結果、起こってしまった事なのです。

※ちなみに、植物の世話をする自然霊は農薬や化学肥料がとても苦手ですので、農薬や化学肥料を大量に使用して作物を作ると、自然霊の働きは弱くなってしまう為、見た目は良くても、霊的エネルギーの殆ど入っていない作物が出来てしまいます。



なお、化学農法が良くないと言うと、多くの方は、ならば有機農法(オーガニック)にすれば良いのだと考える方がいらっしゃるかもしれませんが、



「有機農法も、程度の差こそあれ、環境負荷が大きいという意味では、化学農法と同じく、良くない農法である」



という事を、是非知っておいて下さい。

※有機農法では、完熟していない堆肥の使用によって起こる、「硝酸態窒素」による環境破壊が、今大問題となっています。

※また、抗生物質を与えて育てた家畜の糞を使用した堆肥による、危険な耐性菌の発生も問題です。



私は、全ての農業は化学農法でも有機農法でも無く、「奇蹟のリンゴ」で有名な「木村秋則」(きむらあきのり)氏の推奨する、「自然栽培」(自然農法)(無農薬、無肥料の栽培法)を目指すべきであると思っています。

※一般的には、無農薬、無肥料で耕起するものを「自然栽培」、無農薬、無肥料、不耕起のものを「自然農法」と呼んでいるようですが、私はまずは「自然農法」よりは比較的簡単な「木村式自然栽培」を普及するべきだと思っています。



肥料というものは、それが化学肥料であれ有機肥料であれ、リンゴの木に余分な栄養を与え、害虫を集めるひとつの原因になるということだ。肥料を与えれば、確かにリンゴの実は簡単に大きくなる。けれど、リンゴの木からすれば、安易に栄養が得られるために、地中に深く根を張り巡らせなくてもいいということになる。運動もロクにしないのに、食べ物ばかり豊富に与えられる子供のようなものだ。
現代の子供たちに免疫系の疾患が増えていることは周知のことだが、肥料を与えすぎたリンゴの木にも似たことが起きるのではないか。その結果、自然の抵抗力を失い、農薬なしには、害虫や病気に勝つことが出来なくなるのではないかと木村は言う。
他の畑のリンゴの木の根の長さは、せいぜい数メートルというところだ。けれど畑に雑草を生やし、肥料を与えていない木村の畑のリンゴの木は、調べてみると二〇メートル以上も根を伸ばしていた。地上の枝や葉を見ればさほどの違いはないが、地下の根を見れば、まるで別の生き物である。そのことと、病気や害虫が蔓延しなくなったことには間違いなく関係がある。
もっとも、ただ肥料を与えなければ、そうなるというわけではない。そんな簡単なことですむなら、木村があれほどの苦労をすることもなかった。

「奇蹟のリンゴ」 P187より

※これはリンゴの木の話ですが、木村秋則氏はリンゴ以外の米や野菜、果物等、いろいろな作物の自然栽培には既に成功しており、自然栽培で一番難しいとされていたリンゴでも成功したという事なのです。

これを子供に例えると、



化学農法 → 薬漬けの病弱な子供

有機農法 → 食べ過ぎで肥満の子供

自然農法 → 健康な子供



といったカンジになります。

※私は米を作る時のアイガモ農法も「野蛮な農法」であり、人類の目指すべき農法ではないと思っています。



自然栽培で育てたリンゴの木は根が深い為に、台風が来てもビクともせず、実と枝を繋ぐ軸も太いので、生っているリンゴの実も全く落ちないそうです。

※自然栽培は植物の世話をする自然霊が最も活動出来る栽培法ですので、自然栽培で育てた作物に含まれる霊的エネルギーの量は、他の農法で育てた作物とは比較にならない程で、それこそまるで「別の生き物」であるかのごとく多いのです。

※その為、自然栽培で育てたリンゴを食べた人の中には、その霊的エネルギーの量に驚き、感動して泣き出してしまう人もいるそうです。



よく、「農薬を使わない有機農法も、害虫を殺さなければならないので、しょせん人間は、動物を殺さなければ食料を得る事が出来ない存在なのだ!」などと言う人がいますが、これは単に有機農法が「人類の農法としては間違っている」という事の証明でしかありません。

とはいえ、自然栽培でも少しは虫が発生しますが、自然栽培で育てた作物は強いですし、完璧な生態系が戻っている畑にはいろいろな天敵もいる為、作物全てが虫の被害に遭うという事はありませんので、この虫は殺さずに作物の一部を虫にあげる事で、人と虫が共存出来る方法を選ぶのです。(ただし、自然栽培への移行過程では、まだ畑は完璧な生態系ではありませんので、人間による殺虫も必要です。)

つまり、作物を人間が独り占めしようとするから全ての作物に被害が出るのであって、動物に対しても、売り物にならない見た目の悪い作物を集めて畑の脇に置いておけば、イノシシ等はそれを食べるので、畑自体への被害も出ないという訳なのです。

※これを読んで「自然栽培」に興味を持たれた方は、是非「木村秋則」氏の「奇蹟のリンゴ」、「木村秋則と自然栽培の世界」、「自然栽培ひとすじに」等の書籍を、また米の「自然農法」である不耕起移植栽培やSRI農法を推奨している「岩澤信夫」(いわさわのぶお)氏の「究極の田んぼ」等の書籍を御覧下さい。

※ただし、ここで誤解をして頂きたくないのは、私は別に、人類は大昔の農業に戻るべきだと言っている訳ではなく、大きな実の生るリンゴの木自体は最新の技術で作られたものですし、化学農法のような間違った科学技術(テクノロジー)ではない、正しい科学技術を使った自然栽培をするべきだと言っているのであり、自然と科学は決して相反するものではなく、将来的には必ず共存出来るものであると思っています。(つまり、科学技術の使用方法にも、「動機が霊的に利己的な科学技術の使用方法」と、「動機が霊的に利他的な科学技術の使用方法」が存在するという事です。)



なお、ビタミンB12は動物性の物や菌にしか入っていないと言われていましたが、最近アロエベラに多く含まれている事が発見されたそうです。(ちなみに、味噌、醤油、テンペ等の発酵食品や、クロレラ、スピルリナ、海苔等に含まれるビタミンB12は、最新の研究では、実際の栄養摂取には殆ど役に立っていないという事が分かっています。)

しかし、私はビタミンB12の摂取につきましては、自然栽培(自然農法)の野菜やアロエベラからの摂取だけでは不安だという方には、サプリメントからの摂取でも良いのではないかとは思っています。



また、健康な体には、適度な運動や日光浴も必要不可欠なものです。



健康維持に激しい運動は全く必要ありませんので、毎日30分程度の軽い運動は、きちんと行うようにいたしましょう。



それと、最近は過度の紫外線対策が原因のビタミンD不足で、深刻な病気になる人が増えています。

ビタミンDの摂取は食品からだけでは不十分であり、日光浴によって体内で作り出す必要がありますので、紫外線を必要以上に怖がらずに、少なくとも週に2回、午前10時から午後3時の時間に、日焼け止めクリーム無しの30分程度の日光浴はするように心掛けましょう。



それでは次回は、正しい食事法を行うとどうなるのかについて、お話しをしたいと思います。



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