日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

荒砥富士山古墳|群馬県前橋市 ~県内で初めて石室の扉石が発見された終末期の円墳~

2020-06-28 12:54:01 | 歴史探訪


 *** 本ページの目次 *** 

1.基本情報
2.諸元
3.探訪レポート
4.補足
5.参考資料

 

1.基本情報                           


所在地


前橋市西大室町富士山813-2外



現況


登頂可能

史跡指定


群馬県指定史跡
名称:荒砥富士山古墳
指定日:平成9年3月28日

出土遺物が見られる場所



 

2.諸元                             


築造時期


7世紀後半(現地説明板)

墳丘


形状:円墳
径:36m(現地説明板)
葺石:なし
埴輪:なし

主体部


羨道と両袖型の玄室からなる2室構造で全長6m
一部切石積み

出土遺物


墳丘:土師器
主体部:武器
前庭部:土師器、須恵器、銅鋺

 

3.探訪レポート                         


2019年8月18日(日)


 大室古墳群の事前下見が終わったので、続いて朝倉・広瀬古墳群の事前下見をしてこようと思います。

 西へ向かって雷電號を走らせていると、右手に遺跡の説明板のようなものがチラッと見えました。

 確認するために戻ります。

 おー、古墳があった!



 荒砥富士山古墳です。



 径が36mの円墳ということなので、円墳としてはまあまあ立派な方ですね。

 石室は両袖型の横穴式石室で、一部は切石積みとなっており、群馬県では初めて扉石が見つかった古墳とあります。

 これもいつもの「引き寄せられの法則」ですね。



 今日はちょっと余裕がないですし、夏ということもあるので墳丘には登らず、全体像を写真に収めるだけにとどめます。



 それでは、予定通り朝倉・広瀬古墳群へ向かいますよ。

 ⇒この続きはこちら

 

4.補足                             



 

5.参考資料                           


・現地説明板
・『群馬県古墳総覧』 群馬県教育委員会/編 2017年


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