離陸して間もなく、富士山が見えてきました。
今日もボーイング777-200のエンジンは快調です。
いや、快調じゃなかったら困る。
朝日に照らされた富士山も綺麗です。
ツアーの講師で行くときは窓側に座れることはほとんどないので、ここぞとばかりに写真を撮りまくります。
呪力ズーム!
南アルプスの山々が頭を雲の上に出しています。
私の場合、飛行機に乗って西へ向かう場合は、福岡空港へ向かうことが圧倒的に多いため、その航路から見える景色は知っていますが、沖縄に行くにはどういう航路を通って行くのかな?と思って下を注視していると、出発して30分ほどしたら半島状の地形が見えてきました。
なるほど、紀伊半島の南端の紀伊大島沖から沖縄方面に針路を変えるんですね。
これなら操縦士も分かりやすそう。
操縦できないくせして偉そうだな。
熊野灘からはずっと海の上を飛んで面白くない景色が続くためしばらく監視を怠ってしまい、気が付いたらもう沖縄の島が見えていました。
大きい島は伊平屋島です。
伊是名島も見えてきました。
沖縄本島には真北からアプローチするんですね。
橋で繋がっている島は古宇利島です。
房総半島のコンパクト版じゃなくて屋我地島ですよ。
手前は金武湾だな。
本日の攻撃目標、嘉手納基地に近接!
そういう冗談を言っていると特高にマークされるからやめたほうがいいです。
今度は普天間基地!
ところで、私はどこに降りるんですか?
沖縄の海岸というと、きれいな砂浜を想像しますが、切り立った崖のような場所もあるんですね。
飛行機はかなり高度を下げていますが、なかなか着陸する気配がありません。
でもこれはこれで遊覧飛行のようで楽しい。
本島の南端をグルッと回るようです。
車窓(?)からの風景を見るのが好きな私のような奇特な人は楽しいですが、こういうのに興味がない人や、そもそも右舷側の窓際に座っていない大多数の人たちは、「早く着かないかな」と思っていることでしょう。
ようやく着陸するようです。
はい、着陸。
那覇空港は自衛隊も使っており、イーグルが駐機しています。
私が子供のころは最新鋭の戦闘機で世界最強と言われておりましたなあ・・・
当時は1機120億円と言われていました。
最近の戦闘機のデザインは人間味がなくて好きじゃないのですが、イーグルを見ると「ジェット戦闘機のなかのジェット戦闘機」という感じがして、なんか心が落ち着く。
詳しいことは分かりませんが、イーグルも性能向上ヴァージョンがあるようで、いまだに我が軍の主力戦闘機の地位にいるようです。
基本的な性能や構造がしっかりしていれば、コンピューターのハードやソフトを入れ替えることによって性能は格段にアップするわけですから、イーグルはそれだけ元々がしっかりとした作りの戦闘機だということが言えましょうぞ。
対潜哨戒機は私は海自の下総航空基地に近い場所で育ったため、よく見ていました。
ただし、子供の頃はまだP-2Jが飛んでいて、そのうちP-3Cに切り替わりましたよ。
個人的には旅客機のようなデザインのP-3Cより、機種がガラス張りで第二次大戦の爆撃機のようなデザインのP-2Jが好きですが、誰も飛行機の趣味の話なんか聴いていないですね。
羽田発6時半の便に乗って、那覇空港には9時20分に到着しました。
意外と遠かった。
しかしこちらは暖かい!
全然冬じゃないですね。
快適快適。
さて、それではレンタカーを借りて探訪を開始します。
今日の最初の探訪地はガンガラーの谷ですが、その前に大好物の沖縄そばを食べたいと思います。
まずは適当に車を走らせて、お目当てのそば屋さんへ向かいますが、まだ昼の時間には少し早いです。
おっと、何やらグスクの方向を指し示す看板を発見。
行ってみましょう。
さきほど以降、グスクの看板は現れませんが、KKD(経験・勘・度胸)で山の上に向かって走ります。
お、看板がありました。
島添大里城跡に到着です。
何やら資料館のようなものもありますが・・・
交流センターですね。
でも今日はお休みのようです。
グスクの看板があります。
周辺のガイドマップ。
では行ってみますよ。
何も考えずに来ましたが、沖縄での初の遺跡めぐりはグスクとなりました!
城館跡を積極的に探訪していた20代後半から30代前半の頃は、グスク探訪はある種の憧れで、あの頃だったら切歯扼腕してニッコニコの笑顔でグスクをめぐるでしょうが、今はすっかり古代史人間と化してしまったため、グスクへの興味はあまりありません。
でも、そうは言っても好奇心は旺盛な方ですから、やっぱりワクワクしますよ。
おー、石垣が石灰岩だ。
今まで見たことのない光景です。
郭の風景。
こちらにも看板。
あの上が正殿跡でしょうか。
上に登ったら眺望が良さそう。
当然ながら石段も石灰岩。
おー、いいねえ。
どこを見ているのか分からないけど!
海が見えるっていいですねえ。
郭を一望。
説明板に書いてあった島添大里按司の墓でしょうか。
初めて来たわけだし、沖縄の中世文化についてほとんど何も知りませんから、何か分かりませんよ。
それでは、城内をもう少し歩いてみます。
洞窟がある・・・
何か石でできたものが見えます。
御嶽でした!
いやー、こういうお墓も新鮮だ。
というか、生えている植物からして新鮮です。
琉球探訪はまだ始まったばかりですが、好奇心が刺激されまくりで楽しくて仕方がありません。
まだ御嶽というものが良くわかっていないため、こういうものを見つけたらとりあえず「祭祀遺構」としておきます。
さて、城内から出ますか。
最初に入った入口とは違う場所に出てきてしまいましたが、さきほど車で来た時に見た風景ですので道は分かります。
歩いて車まで戻りましょう。
おっと、これは先ほど見落としていた。
チチンガーとは、井戸のことですか。
しかも14世紀というとかなり古いですね。
まいまいず井戸みたいなものかな?
降りてみます。
別に「まいまいず」はしていませんね。
ちゃんと井戸がある!
水を湛えています。
面白いなあ・・・
では、戻ります。
まったく予備知識もなくやってきて、わずかばかりの沖縄探訪で感じたのは、もしかして沖縄って地下へ潜る文化なのかな?ということです。
これから行くガンガラーの谷は洞窟遺跡ですが、洞窟も「地下感」があると思います。
本土の場合は、洞窟遺跡は少ないですし、古墳の主体部は基本的に地下ではありませんし、伝統的にそれほど「地下感」は無いんですよね。
縄文時代の土抗墓も地下と呼べるほどは深くないです。
そろそろ、そば屋に行くにはちょうどいい時間ですので行ってみます。
少し車を走らせて「王家」に到着。
店内は結構広くて開放感があります。
ソーキそばを頼みました。
美味そう・・・
お、いいですね。
沖縄そばは東京でも結構食べているのですが、意外と店によってスープの味が違うので、好みの味でないことがあります。
でもこの味はストライクです。
肉もヴォリューム満点。
そして麺が少し硬いのもまた良い。
東京で食べるとたまに茹で過ぎている場合があって、ガッカリすることがあるのですが、ちょうどよい硬さです。
おや、この葉っぱは何でしょうか?
お店の方がヨモギだと教えてくださいました。
スープに浸して食べると良いということでそうしてみたところ・・・
本当だ、あの「ヨモギ餅」の味だ。
詳細は不明ですが、身体に良さそうですね。
では、ガンガラーの谷へ向かいましょう。
⇒この続きはこちら
今日もボーイング777-200のエンジンは快調です。
いや、快調じゃなかったら困る。
朝日に照らされた富士山も綺麗です。
ツアーの講師で行くときは窓側に座れることはほとんどないので、ここぞとばかりに写真を撮りまくります。
呪力ズーム!
南アルプスの山々が頭を雲の上に出しています。
私の場合、飛行機に乗って西へ向かう場合は、福岡空港へ向かうことが圧倒的に多いため、その航路から見える景色は知っていますが、沖縄に行くにはどういう航路を通って行くのかな?と思って下を注視していると、出発して30分ほどしたら半島状の地形が見えてきました。
なるほど、紀伊半島の南端の紀伊大島沖から沖縄方面に針路を変えるんですね。
これなら操縦士も分かりやすそう。
操縦できないくせして偉そうだな。
熊野灘からはずっと海の上を飛んで面白くない景色が続くためしばらく監視を怠ってしまい、気が付いたらもう沖縄の島が見えていました。
大きい島は伊平屋島です。
伊是名島も見えてきました。
沖縄本島には真北からアプローチするんですね。
橋で繋がっている島は古宇利島です。
房総半島のコンパクト版じゃなくて屋我地島ですよ。
手前は金武湾だな。
本日の攻撃目標、嘉手納基地に近接!
そういう冗談を言っていると特高にマークされるからやめたほうがいいです。
今度は普天間基地!
ところで、私はどこに降りるんですか?
沖縄の海岸というと、きれいな砂浜を想像しますが、切り立った崖のような場所もあるんですね。
飛行機はかなり高度を下げていますが、なかなか着陸する気配がありません。
でもこれはこれで遊覧飛行のようで楽しい。
本島の南端をグルッと回るようです。
車窓(?)からの風景を見るのが好きな私のような奇特な人は楽しいですが、こういうのに興味がない人や、そもそも右舷側の窓際に座っていない大多数の人たちは、「早く着かないかな」と思っていることでしょう。
ようやく着陸するようです。
はい、着陸。
那覇空港は自衛隊も使っており、イーグルが駐機しています。
私が子供のころは最新鋭の戦闘機で世界最強と言われておりましたなあ・・・
当時は1機120億円と言われていました。
最近の戦闘機のデザインは人間味がなくて好きじゃないのですが、イーグルを見ると「ジェット戦闘機のなかのジェット戦闘機」という感じがして、なんか心が落ち着く。
詳しいことは分かりませんが、イーグルも性能向上ヴァージョンがあるようで、いまだに我が軍の主力戦闘機の地位にいるようです。
基本的な性能や構造がしっかりしていれば、コンピューターのハードやソフトを入れ替えることによって性能は格段にアップするわけですから、イーグルはそれだけ元々がしっかりとした作りの戦闘機だということが言えましょうぞ。
対潜哨戒機は私は海自の下総航空基地に近い場所で育ったため、よく見ていました。
ただし、子供の頃はまだP-2Jが飛んでいて、そのうちP-3Cに切り替わりましたよ。
個人的には旅客機のようなデザインのP-3Cより、機種がガラス張りで第二次大戦の爆撃機のようなデザインのP-2Jが好きですが、誰も飛行機の趣味の話なんか聴いていないですね。
羽田発6時半の便に乗って、那覇空港には9時20分に到着しました。
意外と遠かった。
しかしこちらは暖かい!
全然冬じゃないですね。
快適快適。
さて、それではレンタカーを借りて探訪を開始します。
今日の最初の探訪地はガンガラーの谷ですが、その前に大好物の沖縄そばを食べたいと思います。
まずは適当に車を走らせて、お目当てのそば屋さんへ向かいますが、まだ昼の時間には少し早いです。
おっと、何やらグスクの方向を指し示す看板を発見。
行ってみましょう。
さきほど以降、グスクの看板は現れませんが、KKD(経験・勘・度胸)で山の上に向かって走ります。
お、看板がありました。
島添大里城跡に到着です。
何やら資料館のようなものもありますが・・・
交流センターですね。
でも今日はお休みのようです。
グスクの看板があります。
周辺のガイドマップ。
では行ってみますよ。
何も考えずに来ましたが、沖縄での初の遺跡めぐりはグスクとなりました!
城館跡を積極的に探訪していた20代後半から30代前半の頃は、グスク探訪はある種の憧れで、あの頃だったら切歯扼腕してニッコニコの笑顔でグスクをめぐるでしょうが、今はすっかり古代史人間と化してしまったため、グスクへの興味はあまりありません。
でも、そうは言っても好奇心は旺盛な方ですから、やっぱりワクワクしますよ。
おー、石垣が石灰岩だ。
今まで見たことのない光景です。
郭の風景。
こちらにも看板。
あの上が正殿跡でしょうか。
上に登ったら眺望が良さそう。
当然ながら石段も石灰岩。
おー、いいねえ。
どこを見ているのか分からないけど!
海が見えるっていいですねえ。
郭を一望。
説明板に書いてあった島添大里按司の墓でしょうか。
初めて来たわけだし、沖縄の中世文化についてほとんど何も知りませんから、何か分かりませんよ。
それでは、城内をもう少し歩いてみます。
洞窟がある・・・
何か石でできたものが見えます。
御嶽でした!
いやー、こういうお墓も新鮮だ。
というか、生えている植物からして新鮮です。
琉球探訪はまだ始まったばかりですが、好奇心が刺激されまくりで楽しくて仕方がありません。
まだ御嶽というものが良くわかっていないため、こういうものを見つけたらとりあえず「祭祀遺構」としておきます。
さて、城内から出ますか。
最初に入った入口とは違う場所に出てきてしまいましたが、さきほど車で来た時に見た風景ですので道は分かります。
歩いて車まで戻りましょう。
おっと、これは先ほど見落としていた。
チチンガーとは、井戸のことですか。
しかも14世紀というとかなり古いですね。
まいまいず井戸みたいなものかな?
降りてみます。
別に「まいまいず」はしていませんね。
ちゃんと井戸がある!
水を湛えています。
面白いなあ・・・
では、戻ります。
まったく予備知識もなくやってきて、わずかばかりの沖縄探訪で感じたのは、もしかして沖縄って地下へ潜る文化なのかな?ということです。
これから行くガンガラーの谷は洞窟遺跡ですが、洞窟も「地下感」があると思います。
本土の場合は、洞窟遺跡は少ないですし、古墳の主体部は基本的に地下ではありませんし、伝統的にそれほど「地下感」は無いんですよね。
縄文時代の土抗墓も地下と呼べるほどは深くないです。
そろそろ、そば屋に行くにはちょうどいい時間ですので行ってみます。
少し車を走らせて「王家」に到着。
店内は結構広くて開放感があります。
ソーキそばを頼みました。
美味そう・・・
お、いいですね。
沖縄そばは東京でも結構食べているのですが、意外と店によってスープの味が違うので、好みの味でないことがあります。
でもこの味はストライクです。
肉もヴォリューム満点。
そして麺が少し硬いのもまた良い。
東京で食べるとたまに茹で過ぎている場合があって、ガッカリすることがあるのですが、ちょうどよい硬さです。
おや、この葉っぱは何でしょうか?
お店の方がヨモギだと教えてくださいました。
スープに浸して食べると良いということでそうしてみたところ・・・
本当だ、あの「ヨモギ餅」の味だ。
詳細は不明ですが、身体に良さそうですね。
では、ガンガラーの谷へ向かいましょう。
⇒この続きはこちら