⇒前回の記事はこちら
下谷保1号墳、ついで同2号墳を見学した後は、府中市へ向かいます。
しかし国立は想像を超えて古墳の面白い場所でした。
国立市という名前は地元の方は皆知っている通り、国分寺市と立川市の間だからという理由でネーミングされましたが、国立市の方々はそういう「なよなよ」した態度は金輪際捨てて、立川にも国分寺にも負けない「古墳王国」としての道をしっかりと歩みましょう。
現状見られるものの内容からしたら、熊野神社古墳は別格としても府中市にも決して負けていませんよ。
国立市に現存する古墳たちの力が結集する日を楽しみにしています。
つづいては、南武線の西府駅南口に展開する御嶽塚古墳群へ向かいますが、まずは、日野バイパスを超えなければなりません。
はい、行き止まり。
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向こう側に渡りたいのですが・・・
目の前の日野バイパスは、普段であれば凄い交通量で、このすぐ左にある「国立インター入口」は、ややボトルネックとなります。
なのに今日は本当に車が少ない。
今に限っては斜め横断もできそうですが、きちんと「青果市場前」交差点まで行って横断歩道を渡りましょう。
ハケ(府中崖線)を見ます。
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そういえば、ここには郊外型のラーメン屋があったなあ。
でも結構車が停まっていて店内は混んでそう。
混雑している店には入りたくないなあ。
昼飯はもう少し我慢するか。
信号を渡ったあとは、府中崖線の下の遊歩道を歩いて行きます。
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少し歩くとハケの上に登る階段が出てきました。
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結構高低差がありますが、ここから登るとしましょう。
「東京の名湧水57選」がありますね。
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「東京の名湧水57選」は、東京都環境局が平成15年1月に公開したもので、もしかしたら都民の方々は知らないうちに「東京の名湧水57選」の場所を訪れているかもしれませんよ。
⇒「東京の名湧水57選」の一覧はこちら(東京都環境局のHP)
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ハケを登り切ったら看板がありました。
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さりげなく、右上には上円下方墳である武蔵府中熊野神社古墳が、左上にはそこから出土した銀象嵌の鞘尻金具のイラストが書かれています。
ハケ上からの眺望。
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ここからハケの上の道を歩いて行くと西府駅に着きますね。
見覚えのある風景です。
この近くにも掃除で来たことがあるのですが、コインパを探すのに苦労したんですよね。
公園は多くの家族連れで賑わっています。
はい、御嶽塚が現れましたよ。
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御嶽塚古墳群の5号墳に到着。
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御嶽塚古墳群は、20基の古墳から構成されていますが、墳丘が残っているのはこの5号墳だけで、単に「御嶽塚」といった場合はこの5号墳のことを指します。
墳頂の祠。
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昨日の夜、ブログ「古墳なう」を見ていたら、小さな子供たちがこの祠を解体しようとしている写真が載っていましたが、破壊は免れたようで良かったです。
子供は何をするか分かりませんね。
まあ、他人のことは言えませんが。
※8年前の2012年3月30日に訪れた時の写真と見比べると現状とはちょっとバランスが違いますが無事で何よりです。
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反対側の駅側に行くと説明板があります。
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この説明板が設置された時点では13基の古墳が見つかっていたようですが、最新の『新府中市史 原始・古代 資料編1』によると、既述した通り20基の古墳が確認されています。
周辺の古墳分布図もありますよ。
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今いる場所が御嶽塚古墳群で、東側には高倉古墳群というのがあって34基の古墳が見つかっており、それらと離れた場所にポツンと武蔵府中熊野神社古墳があります。
これらのうち墳丘が目で見られる古墳は、既述した通り御嶽塚古墳群ではこの5号墳のみで、高倉古墳群にはこの図の通り4か所あり、あとは武蔵府中熊野神社古墳の合計6基です。
府中市内にはもう一箇所、白糸台古墳群というのがありますが、そこはすべて湮滅していますから、現存している古墳だけを見るのであれば、この6基を見れば府中市内はコンプリートできますよ。
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さて、時刻は13時20分です。
結局、昼も食べずに休憩なしで3時間20分歩いてしまいました。
そろそろ限界。
何か食べないと動けなくなります。
西府駅の周辺には食べられるところがなくて、駅前のローソンだったら何か買えます。
高倉古墳群を見て分倍河原から帰ろうかと思っていたのですが、高倉古墳群は何度も歩いているので今日はもういいかな。
今日はここで切り上げようと思います。
歩程約8.5㎞の半日コースでしたが、なかなか充実した楽しい古墳めぐりになりました。
(了)
⇒この探訪レポートを最初から読みたい方はこちら
下谷保1号墳、ついで同2号墳を見学した後は、府中市へ向かいます。
しかし国立は想像を超えて古墳の面白い場所でした。
国立市という名前は地元の方は皆知っている通り、国分寺市と立川市の間だからという理由でネーミングされましたが、国立市の方々はそういう「なよなよ」した態度は金輪際捨てて、立川にも国分寺にも負けない「古墳王国」としての道をしっかりと歩みましょう。
現状見られるものの内容からしたら、熊野神社古墳は別格としても府中市にも決して負けていませんよ。
国立市に現存する古墳たちの力が結集する日を楽しみにしています。
つづいては、南武線の西府駅南口に展開する御嶽塚古墳群へ向かいますが、まずは、日野バイパスを超えなければなりません。
はい、行き止まり。
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向こう側に渡りたいのですが・・・
目の前の日野バイパスは、普段であれば凄い交通量で、このすぐ左にある「国立インター入口」は、ややボトルネックとなります。
なのに今日は本当に車が少ない。
今に限っては斜め横断もできそうですが、きちんと「青果市場前」交差点まで行って横断歩道を渡りましょう。
ハケ(府中崖線)を見ます。
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そういえば、ここには郊外型のラーメン屋があったなあ。
でも結構車が停まっていて店内は混んでそう。
混雑している店には入りたくないなあ。
昼飯はもう少し我慢するか。
信号を渡ったあとは、府中崖線の下の遊歩道を歩いて行きます。
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少し歩くとハケの上に登る階段が出てきました。
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結構高低差がありますが、ここから登るとしましょう。
「東京の名湧水57選」がありますね。
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「東京の名湧水57選」は、東京都環境局が平成15年1月に公開したもので、もしかしたら都民の方々は知らないうちに「東京の名湧水57選」の場所を訪れているかもしれませんよ。
⇒「東京の名湧水57選」の一覧はこちら(東京都環境局のHP)
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ハケを登り切ったら看板がありました。
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さりげなく、右上には上円下方墳である武蔵府中熊野神社古墳が、左上にはそこから出土した銀象嵌の鞘尻金具のイラストが書かれています。
ハケ上からの眺望。
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ここからハケの上の道を歩いて行くと西府駅に着きますね。
見覚えのある風景です。
この近くにも掃除で来たことがあるのですが、コインパを探すのに苦労したんですよね。
公園は多くの家族連れで賑わっています。
はい、御嶽塚が現れましたよ。
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御嶽塚古墳群の5号墳に到着。
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御嶽塚古墳群は、20基の古墳から構成されていますが、墳丘が残っているのはこの5号墳だけで、単に「御嶽塚」といった場合はこの5号墳のことを指します。
墳頂の祠。
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昨日の夜、ブログ「古墳なう」を見ていたら、小さな子供たちがこの祠を解体しようとしている写真が載っていましたが、破壊は免れたようで良かったです。
子供は何をするか分かりませんね。
まあ、他人のことは言えませんが。
※8年前の2012年3月30日に訪れた時の写真と見比べると現状とはちょっとバランスが違いますが無事で何よりです。
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反対側の駅側に行くと説明板があります。
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この説明板が設置された時点では13基の古墳が見つかっていたようですが、最新の『新府中市史 原始・古代 資料編1』によると、既述した通り20基の古墳が確認されています。
周辺の古墳分布図もありますよ。
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今いる場所が御嶽塚古墳群で、東側には高倉古墳群というのがあって34基の古墳が見つかっており、それらと離れた場所にポツンと武蔵府中熊野神社古墳があります。
これらのうち墳丘が目で見られる古墳は、既述した通り御嶽塚古墳群ではこの5号墳のみで、高倉古墳群にはこの図の通り4か所あり、あとは武蔵府中熊野神社古墳の合計6基です。
府中市内にはもう一箇所、白糸台古墳群というのがありますが、そこはすべて湮滅していますから、現存している古墳だけを見るのであれば、この6基を見れば府中市内はコンプリートできますよ。
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さて、時刻は13時20分です。
結局、昼も食べずに休憩なしで3時間20分歩いてしまいました。
そろそろ限界。
何か食べないと動けなくなります。
西府駅の周辺には食べられるところがなくて、駅前のローソンだったら何か買えます。
高倉古墳群を見て分倍河原から帰ろうかと思っていたのですが、高倉古墳群は何度も歩いているので今日はもういいかな。
今日はここで切り上げようと思います。
歩程約8.5㎞の半日コースでしたが、なかなか充実した楽しい古墳めぐりになりました。
(了)
⇒この探訪レポートを最初から読みたい方はこちら