ブナの中庭で

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八ツ峰六峰Cフェース~八ツ峰上半~剱岳

2015年08月17日 | アルパインクライミング
剱岳の懐で過ごす幸せ。

***
8月14日(金)ガス

初日はガスの中、室堂から剱沢キャンプ場まで。

アイスランドの視察から戻り日本の山に入ると、植生の豊かさが目にまぶしいです。
それは「土」があるからだなぁ~
(アイスランドはほとんどが溶岩流に覆われ、土は貧栄養で生産性が低いです)

8月15日(土)快晴~16日(日)快晴
天気予報では午前中は雨かと思っていましたが、夜中から快晴となりました!
テントを出発して剱沢を下ります。


剱沢から別れ長次郎雪渓を登ります。
熊ノ岩が見えてくる頃、右手には目的の八ツ峰六峰が姿を現しました。
残雪の白、空の青、素晴らしいコントラスト。感激~!
右手からA、B、C、Dフェース。


本日の登攀ルートは、Cフェースの「剱稜会ルート」5ピッチです。
1ピッチ目はフェース。
前夜の雨も乾き、快適なクライミングでした。



1ピッチ目の終了点、混雑していました。
この剱稜会ルートには、本日8パーティ以上が入った模様。さすが人気ルートです。

2ピッチ目はフェースから始まり、ハイマツ地帯を右上しました。


2ピッチ目の終了点から見下ろす長次郎雪渓。
高度感が素晴らしい、最高~!


3ピッチ目はフェース、そして4ピッチ目はリッジの直上からトラバース。

とっても楽しいクライミングでした。

5ピッチ目は易しいルートなのでコンテで登りCフェースの頭に到着しました。
ここから八ツ峰上半の縦走路へと入ります。
主には岩稜歩きですが、ところどころ懸垂があります。


何とか八ツ峰の頭から剱岳へ。
振り返れば登ってきた八ツ峰が手に取るように見えます。


ここから剱岳本峰を経由し、剱沢へ戻りましたが、かなりのロングルートでした。

土日と2日間快晴に恵まれ、剱岳でのクライミングや雪渓歩き、とても充実していました。
まさしく、剱岳の懐で過ごす幸せ。

2 コメント

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鳥の気分 (コジロー)
2015-08-18 13:07:54
日が昇るころに剣沢を出て八ツ峰6峰Cフェースを登攀。さらに上部を詰め登って、本峰経由で剣沢帰還とは、
すんごい長丁場ですが、さすがの体力ですねぇ。
写真にもありますが、剣稜会ルートのラスト、
文字通りのナイフリッジをわしづかみにしてのトラバースでは、ホント鳥になったような気がしますよね。
お疲れ様でした。
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コジローさんへ (Repu)
2015-08-18 22:59:58
鳥の気分、なるほど~。素敵な表現ですね。剣稜会ルート4ピッチ目は、実に楽しいクライミングでした。
次回はDフェースを登ってみたいです。
コメントありがとうございました。
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