小学3~6年生まで剣道教室に通っていた。
小学4年の頃、稽古終わりに先生に呼ばれる。「来月これに参加しなさい。四年生の部で。」と何か用紙をもらう。
家に帰って家族会議。
内容はよく覚えていないが「剣道大会」ではあることはわかった。
「まさか試合とかじゃないよね。合同練習とかかな」そんなこと言ってなかったし。
なんせ試合なんてまずルール知らない。稽古ばかりでやったことない。
当日、会場に行ったらとんでもなく大きな大会だった。
受付でエントリー。「やっぱりこれは試合だ」顔面蒼白。
長い時間待ってる間に、他の試合を見てルールを覚える。「三本勝負で二本取ったら勝ちか」「トーナメントだから負ければ終わりだ」「早くここから出たい…」
いざ勝負の時…
一瞬にして面(か小手)を取られた。そんな急に来る?って感じだった。
審判に白線に戻される。
二本目、奇跡的に面を取り返せた。
そして次、一本取って安堵した私と、取り返され闘争心むき出しの相手、すっかり飲み込まれ勝負あり。
席に帰って、見ていた父のもとへ。
何か励ましの言葉でもかけてくれたのだろうとは思うが、全く覚えがない。たぶん聞こえてなかった。
剣道初めて以来、稽古しかしていなかった自分が、初めて試合に出て勝敗を付けられた。
「あなたは負けです」と。ショックで呆然。
まさに「傷心」で帰宅しました。
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