ネットニュースでは配信映画の話題。80年代人気だった悪役女子レスラーの物語なんだと。
「あぁ、こんなんあったな」と宣伝動画を見ていろいろ思い出した。
最近ではあまり見なくなったが、当時の映画やテレビドラマでは”威嚇用”とか”凶器用”として竹刀がよく登場してましたね。
集団での抗争とか、ヤンキーのアイテムとか。
ドキュメンタリー番組では、相撲部屋やプロレスでのスパルタ指導として。
見ていてあまりいい気分でない。
かなり昔の話ではあるが、夕方の帰り道とある大手学習塾の前での光景。
入口に塾講師と思われる人が仁王立ち。
片手には”竹刀”。剣先を地面につけて「鬼のこん棒」の如く。
生徒はやや遠巻きにして足早に建物内に続々と吸い込まれていく。
まさかその竹刀で何かするわけはないと思うが、異様な光景だった。
ここは交通量も多い大通り。渋滞もあって車からもよく見える。歩行者だってたくさんいる。
隠すどころかまさか見せてる?
さすがに今時は見なくなったが、その理由は「竹刀の扱い方」ではなくて違う理由でしょうね。
思うにこの「塾講師」だったり「指導者」「集団抗争」の彼らはきっと剣道経験者ではないのだろう。
私達、「剣道教室」や「武道場」を経験しているものは、小学生のうちから竹刀の扱い方をしっかり教えてもらって育てられた。
杖のように剣先を床につけない、立てかけてもいけない、自分の竹刀も人の竹刀も跨ぐことは絶対ダメ、とにかく丁寧に扱う、と身に付いている。だからこんなことはきっとしない。
ひとついやな記憶を思い出してしまった。
長年モヤモヤしていたのでここで吐き出してスッキリしておこう。
高校生の時、体育授業で剣道をすることに。時間も少ないので基礎練習もそこそこに試合を行うこととなった。
勝抜き戦だったので剣道部員に未経験者が順次あたることとなるのは必然の状況。ここで野球部のエースが瞬殺された。(まあ当然の結果ですが)
彼はよほど悔しかったのか、その場で竹刀を放り投げ、面をかなぐり捨てて立ち去ろうとした。
ここは剣道部の武道場、竹刀も防具も剣道部からの借り物。剣道部員としては黙っておれず、そこで少しのいざこざがあったわけです。
そこから先の詳細は憶えていないが、「俺が野球部の部室で暴れてもお前は平気か!」て感じのことを言ったと思う。でも彼は納得してくれなかった。
まあ今になって思えば、高校生なんだし、やんちゃだし、素直に謝るのも恥ずかしかったかもね。よし、許そう。
あぁいやな思い出。この場で昇華させましょう。
年を取ると愚痴っぽくなるのはカッコ悪いね。
なので気楽にいきましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます