挑戦し続ける
かっこいい響きだけれど、
そこには、きっと人それぞれの理由がある。
何かを求めて、果敢に挑戦し続けるような
子どもたちに聞かせたいドラマのような話もあるかもしれない。
でも、
静かな心の中にどうしても、
様々な悲しみや苦しみの記憶が入り込んできて、
(二度と戻ることのない楽しかった思い出が蘇って
悲しみをさらに倍増させたりしながら)
生きていることさえも危ういくらいに
心が激しく絞り上げられるような感覚になって、
そして、決して捨て去ることのない
そんな悲しみ達や
そんな心と一緒に過ごすために、
新しいことに挑戦し続ける。
そんな人もいる。
ほんとうに人を救いたいのかなんてわからない。
人を本気で救おうとしなければ、
自分の心と同居できないから
人を救おうなんて考えるのかもしれない。
ひとの笑顔と出会うとき、
自分の悲しみを忘れていることがあるから、
そんなことに気づけることがあるから、
人のために何かできないかと、
そのために自分の力を少しでも高められないかと
進み続けるのかもしれない。
挑戦し続けるのかもしれない。
誰かが言うのかもしれない。
不純な動機だね。
弱っちいね。
そうかもしれないけど、
それでも
こんなのでも
いいよね?