壊れた家ありませんか？

昨日立ち寄ったコンビニの駐車場で、見知らぬ方から声を掛けられました。

「この辺に壊れた家がたくさんある所ありませんか？」
「壊れた家？ですか？」
「見に来たんだけど見つからないから。すごい壊れた家あるんでしょ？」
「被災した家の事ですか？今は解体が進んでいるので、更地になった所ならあちら側にあります。」

答えながらこの方私に質問してくれてよかったと思いました。

私は家も家族も無事だったから。

観光でいらしたようなのですが、家を無くし家族を亡くした方が話しかけられたらきっとやるせない気持ちになったのではと思いました。

物珍しい光景なんだと思います。実際私も今でも映画のワンシーンのように信じられないでいます。

悪気はないのでしょうが、無知も罪だなと思いました。

壊れた建物を記念に残すという声も以前はあったと思いますが、早く取り払い復興へ前へ進みたいと思う方が大半なのではと思います。

建物に携わる仕事を昨年は正直何度も逃げ出したくなりました。
けれども、今は時間はかかっても投げ出さず現場をこなそうと思っています。

綺麗な街並にいち早く戻れるように。皆と心を揃えて頑張りたいです。


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