はにわの部屋

打楽器奏者・指導者平永里恵(旧姓:橋本)のひとりごと

嬉しい瞬間

2009年07月06日 23時38分15秒 | Weblog
昨日のこと。

某中学校へレッスンに行った。

レッスンが終わって次の学校へ向かうぞ!って時に、去年までその中学で教えていた教え子がたまたま通りかかって「はにわ先生!!」って元気に声をかけてくれた。



「先生!私、ついにシンバルをやることになりました。」


中学時代、3年間大太鼓奏者として大活躍してくれた彼女。
(とはいえ、他の楽器も一通り経験済みで演奏出来ます。)

私は彼女の大太鼓の音に惚れ込んで半ば強引に大太鼓奏者として抜擢したのだった。

はじめは大太鼓をやることにあまり乗り気ではなかった彼女だったが、最終的には大太鼓にどっぷりハマっていった。

チューニングのセンスもあったし、卒業する頃には本当に立派な大太鼓奏者に育ってくれたと思う。


しかし彼女、本当はシンバルをやりたがっていたのだ。

シンバルへの想いを内に秘めながら、大太鼓を全力で愛してくれた。

中学時代にあまりシンバルをやらせてあげられなかったことについて私は少し責任を感じていたが、その想いをやっと叶えられた気がして安心した。



高校生活は楽しいか。部活は楽しいか。色々話して…


彼女の目がすごく生き生き輝いていたのが印象的だった。


楽器を続けてくれてよかった。音楽を続けてくれてよかった。



嬉しい瞬間だった。