烏鷺鳩(うろく)

切手・鉱物・文学。好きな事楽しい事についてのブログ

「ジュラシック・ワールド カフェ」に行ってきた!!

2018-07-28 | グルメ


池袋のパルコに、ジュラシック・ワールドの世界を再現した素敵なカフェが期間限定で登場!!
「これは何が何でも行かねばなるまい!!」と、大興奮で早速出かける。
パルコの入り口では、開店前から10数名の行列が。20分前から私も並ぶ。並んで、メニューの予習をする。直前まで悩んでしまうほど、素敵なメニューが勢揃いなのである。

いよいよ開店である!!エレベーターに走る!!一番最後に乗ったから、7階に着いてからはズルをして最初の方に並ぶ。ここは弱肉強食の世界であるから、仕方ないのである!!
(最初に乗っていた方、どうもすみませんでした。)


平日だけれども、夏休みが始まったちびっこたちが大勢いらっしゃる。ライバル出現である。
私の順番がやってきた。
「何名様ですか?」
「(見ての通り)1人です(よ)」



家族連れやカップル、友人同士といったライバル達を横目に、私はカウンターに通された。原寸大ブルーのすぐ側の席である!!わたしの背後にブルーが!!もう完全に捕食される位置ではないか!!



素早く注文を済ませ、ブルーの写真を撮る。



ドアップである。素晴らしく良くできている。おばあちゃんとやってきた少女がいたのだが、恐怖のあまり後ずさりするほどの迫力であった。

店内にはオリジナルサウンドトラックが流れ、イスラ・ヌブラル島に居るかのような雰囲気の装飾が施されている。テーブルや椅子はシンプルでおしゃれである。皆さん、楽しそうにメニューをご覧になり、つり下げられたプテラノドン達を写真に納めていらっしゃっていた。そう、ここに来たならばみんな同じ恐竜好き仲間なのである!


店内の装飾に見とれていると、注文していたカフェ・ラテ(ホット)がやってきた!これは、3種類のラテ・アートがランダムに施されている。ティラノサウルス、ブルー、モササウルスのどれかがやってくる!



私のカフェ・ラテはなんとブルー!!こいつはかなりラッキーである。
そして、ドリンクを注文すると、もれなくオリジナルコースターがもらえるのだ。こちらもランダムで、上記3種類の他、プテラノドン、アンキロサウルスを加えた計5種類の内から1枚がもらえるのだ。



なんと、なんと、これまたブルー!!ブルーにこんなに縁があるなんて感激である。カフェ・ラテは思ったよりも大きなサイズで、普通のLサイズよりさらに一周り大きそうな感じである。

そして、私が注文した食べ物は何かというと、こちら!



「ダイナソーエッグケーキ」と「何が出るかな?化石発掘ケーキ」の2種類を注文。
そう、ケーキを2種類注文という暴挙に出たのである。正直、「大噴火!ボルケーノカレー」とケーキ1種類にしようかと思っていたのであるが、甘い誘惑に負けたのである。食事系も美味しそうだったが、デザート類がとっても魅力的だったのだ。
というわけで、ケーキ2種類をお昼の代わりに。大人であるから。子どもはまねしちゃいけないよ。



まずは「ダイナソーエッグケーキ」。軽く私の手のひらくらいの大きさの卵から、怪しげな目が覗き、鋭い爪が伸びている。
横に添えられているのは、パッションフルーツのソースである。これをかけると、あたかも生まれたてのインドラプトルであるような「てらてら感」が出て、妙に生々しいビジュアルになる仕掛けである。



ほらね、なんかぬめっと感が出て、まるでほんものそっくり。
白い部分はミルクっぽいクリーミーなムースになっていて、中にレモンの甘く煮たものが入っていた。とっても美味しい!!見た目が楽しいだけではなく、味もちゃんと美味しい!!こちらは池袋限定メニューで、数量も限定なので、お早めにお出かけになられた方が良い。

続いては「何が出るかな?化石発掘ケーキ」である。化石発掘用の刷毛に見立てたブラシで、ココアクッキーの粉を丁寧に払っていく。



ラズベリー味のアイスと、イチゴが添えられている。クッキーの粉を丁寧によけてスプーンに載せ、口へと運んで片付ける。すると、段々と化石があらわになってきた!!こちらも3種類から何の化石が出てくるかはお楽しみである。



おっと、逆さまだが、それがまたリアル!これはどうやら、ティラノサウルスのようだ!!化石の埋まった泥岩は、美味しいクッキーであった。こちらも葉書くらいは優に超えるほどの大きさのクッキーである。陶器の器に盛られたケーキの上に被さっていた。中にカスタードとベリーのケーキが入っていて甘酸っぱく美味しい。スプーンで泥岩クッキーを割りながら、さらに地層を掘り進める感覚である。結構な食べ応えである。

2種類のケーキを交互に味わう。時々カフェ・ラテ。幸せである。周りを見渡せばあちらこちらに恐竜が。こういう時は食べたい物を食べちゃった方が楽しいのである!!映画のシーンを思い起こしながらの至福のひとときであった。



ふう。ごちそうさまである。どちらも甲乙つけがたく、どちらも楽しく美味しかった!


さて、食後のお楽しみはグッズ・ショップである。オリジナルキーホルダーのがちゃを回そうと思ったら、なんと!!・・・品切れ中であった。なんということだ。
がっかりするが、気を取り直してショップを見てみた。



素敵なガーゼハンカチを発見!大好きなトリケラトプスの刺繍が施されている。真珠パウダーを配合した、お肌に嬉しい一品のようである。他にもアパトサウルスやアンキロサウルスなんかもあったようだ。カラーバリエーションも豊富であった。迷ったあげく、やっぱりトリケラトプスを選ぶ。
もう一つ、ブルーの缶バッジを捕獲!顔のアップが素敵である。カフェでもブルーづくしだったので、これはとどめの一品である。


この幸福の1日はこうして終わったのだ、といいたいところだが、実はこの続きがあったのである。
午前中にカフェを満喫した私は午後、大事な用事をきちんと済ませて、なんと夕方、再びカフェを訪れたのである!!
それは、もう一つのとっておきのお楽しみ、持ち帰り専用ケーキを購入するためである!!
「この期に及んでまだケーキを食べる気かね?」というお声が聞こえてきそうだ。尤もである。しかし、このケーキをご覧に頂ければ、「1日に何個でもケーキ食べちゃうぞ」と思わずにはいられないこと必至である!





どうだろう、この素晴らしい出来映え!!ティラノサウルスはチョコ味、ブルーはピーチ味である。上顎はパイでできており、下顎はタルトでできている!ティラノサウルスはチョコの味が口一杯に広がり、ブルーの方はほんのり桃の香りと甘酸っぱさが口に広がる。細かいところ、例えば歯の作りなんかはとても繊細だ。とてもかっこいい上に、すごく美味しかったのだ!!


こうして、大満足の楽しい1日は美しい恐竜ケーキによって締め括られたのである。


池袋の「ジュラシックワールド カフェ」は8月6日(月)までの期間限定オープンである。ご興味のある方は、是非是非足を運んでいただきたい。「ジュラシック・ワールド」の世界が大好きな方なら必ず大満足できること請け合いである。(※混雑状況などは、公式ツイッターをご覧頂きたい。)

さよなら、ペロリンガ!

2018-06-24 | グルメ


中野ブロードウェイの地下に、とっても素敵なカフェがある。



色の洪水、というよりも、「色の共存」である。
赤と黄色が仲良く同居。
紫とピンクが寄り添っている。
黄色と緑が肩を組んで。
そして金と銀がみんなを優しく見守っている。
そんな色達の共存、ユートピアの空間が、「カフェ ペロリンガ」である。


こんなにたくさんの色に囲まれていても、落ち着かないどころか、とっても落ち着く。
色とりどりの素敵な家具や雑貨は、オーナーさんが集めたもの。
どれも喧嘩せずに仲良く共存しているのが素敵なのである。




この席に座って、カラフルなソーダを飲んでいると、穏やかな気分になってくる。



真っ白な熊が見守ってくれている。




こちらの名物、「ペロタン」こと、美味しいチーズケーキである。今日はチョコレート・ペロタンの日であった。
下のタルト部分がビターで、レアチーズケーキ部分は濃厚なチョコレートの香り。大人の味わいである。一口一口、じっくり噛みしめながら、味わう。チーズの酸味とチョコの苦味、そしてその両方が繰り出す奥深い甘みのデュエットが、口いっぱいに広がる。この味、忘れない。

というのも、6月30日でこの空間とはお別れなのである。

オーナーの「のんたす」さんが体調を崩され、お母様の具合も悪いということで、カフェの営業が難しくなってしまったということである。
残念だけど、体が大事。そして家族が大事。介護となるとどうしても介護者が無理をするというケースが多い。昔、私自身も経験したのだけど、自分自身の生活とのバランスを保つのがとても難しいのだ。
のんたすさんには、くれぐれもご自身のお体を大切に、新しい生活を頑張ってください。


空間だけではない。訪れる度、店員さんの笑顔にもとっても元気づけられたのだ。
実は彼女、「けいとのまほうつかい」なのである。いつも素敵な色遣いのファッションと、かわいいヘアアクセサリーをつけてたわけだ。



彼女は、ばあばらさん。「みどろや」というブランドで、毛糸のエクステを手作りされている、アーティストだったのだ。帰る時にお話をして、かわいい名刺とステッカーを頂いた!

ばあばらさんの作品、色遣いが素敵で、とっても好き!! いつか、そういうアクセサリーを身につけてみたいものだ。


中野ブロードウェイに行くたびに楽しみにしていた「カフェ ペロリンガ」。もうこの空間は無くなってしまうけど、のんたすさんは、また違った形でペロリンガの復活を計画されているようである。
気長に、ゆっくり楽しみにしていますから!

さよなら、ペロリンガ!
そして、ありがとう、ペロリンガ!

けやきひろば春のビール祭り 2018

2018-05-28 | グルメ
爽やかな風。
ちょっと夏に近づいた青い空にできたてほやほやの入道雲が遠くの山に見える頃。
少し喉が渇いてくる頃。


「そうだ、ビールにしよう」。


というわけで、さいたま市の「けやきひろば春のビール祭り」にいってきた。酒豪の叔母に誘われたのである。

こちらで詳細な食レポを交えてその魅力をお伝えしようと意気込んで、ノートとペンを携え会場に向かう。
が、しかしである。そもそも、ここで一つの矛盾が生じてしまう。

「酔っぱらいに詳細な食レポは無理である」。


会場は賑やかな空気に包まれ、各ビール屋さんのブースには長蛇の列。前に並んでいる人の肩越しに背伸びをしながら、どのビールを注文するかをわくわくしながら待つ。行列嫌いの私が、またもやお行儀良く、辛抱強く順番を待つのである。

前の人の肩越しからのぞき込んで、カップに注がれるビールから、きめ細かな泡が上へ上へと沸き上がり、琥珀色の飲み物ができたての入道雲みたいなふんわりした帽子をかぶるのを、喉を鳴らしながら見つめる。

はなから会場の雰囲気に飲み込まれているのである。
その証拠に、会場に入る前にゲートの写真を取り忘れた・・・。
会場の盛り上がり具合を全くもってご覧頂けない。いやはや面目次第もない。


どのお店にしようか、と会場には行ってすぐ、ふらふらと引き寄せられたのが、「Belgian Beer Bar BARBEE’S」というベルギービールのお店だ。BBBBとBが4つ。
叔母が以前に送ってくれたベルギービールがとても気に入って、実は楽しみにしていたのである。そのベルギービールの店にいの一番に辿り着いた私、鼻がきいている。しかも、方向音痴のこの私が会場地図を見ることなく辿り着くなんて、もはや動物的勘としか言いようがない。



何を注文するのか、それはもう既に決めてあったのだ。「飲み比べセット」である。色んなお店で「飲み比べセット」が用意されている。HPをチェックしてちゃっかり予習をしていたのだ。
ちなみに私はソフトクリームなら必ず「ミックス」派である。色んな種類を味わいたいのである。
というわけで、レジャーシートで辛うじて確保した狭い場所で、4種類のベルギービールを味わう。



こんな感じでプラスチックのコップに入って4種類。おつまみにソーセージも買う。叔母がどこからか、「ムール貝」を調達。これまた絶品であった。白ワインとバターで蒸してある。ぷりっと大きな貝を噛みしめれば、礒のうまみとバターの風味、ちょっぴりガーリックが効いている。効き過ぎていないのが上品でいい。そよ風に香る程度の上品さで食欲をそそられる。

さてさて、お楽しみのビールである。
まずは色の薄いのから時計回りに味わう。「ヒューガルデンホワイト」。軽めのクリーミーな味わいに、ほのかに柑橘類の香り。後味はすっきりした甘みが残る。「これこれ!」と言いたくなる味だ。
続いて「パウエル・クワック」。少しブランデーのような香りがした。香りを楽しめる琥珀色の一杯である。それほど重くはないが、ヒューより濃厚だ。
さらにどんどんいってみよう。「ルプルス・オペラ」はその名に違わぬ華やかさであった。グレープフルーツのような香りと渋味、甘さと酸味がオペラで競演である。これは感動した。正直日本のビールは苦手だったのだけど、こんなにも芳醇で多層的な味わいを持つビールなら、どんどんいけちゃう。
「飲み比べセット」のトリを飾るのは「ベル・ビュー・クリーク」。これはスパークリング・ワインといってもいいくらいだ。ブドウのような味が口いっぱいに広がって、甘酸っぱい。飲みやすくてこれもいける!

この魅惑の時計回りを繰り返しつつ、ムール貝とソーセージを味わう。至福の時である。
周りを見回せば、楽しそうな人達で大賑わい。にこにこしながら「飲み比べセット」を運んでいる人もいる。慎重な足取りだが、少しずつビールがこぼれている。

と、はやくも「飲み比べセット」を飲み比べ尽くした叔母が、次なるセットを運んできてくれた。「シメイ選べる3種テイスティング」である。「トラピストビール」という修道院で作られたビールの代表格である。



ゴールド、ホワイト、ブルーの3種類だったような・・・。もうだめである。美味しかったとしか言えない。
そもそも、シメイはアルコール度数が5~9%と高めである。
それぞれに全然違う味だったのだけれど、もうここからは酔っぱらっていい気分になってしまって詳細を述べることができない。ビールを味わう、ただそれだけのひとときであった。




その後、会場を一周りしつつ、「公式ガイドブック」と「公式グッズ」のTシャツを購入。ガイドブックは序盤で手に入れておくべき代物のはずなのに、大分ご機嫌になってからの購入である。
やはりガイドブックを買っておいて良かった。かろうじて飲んだものだけ印をつけておいた自分をほめてあげたい。よく見ると、囲った丸がよれよれである。




おだやかに賑やかな会場の雰囲気も楽しかった。
さすがに会場中のビールを飲み尽くすわけにはいかないが、それでもベルギービールは存分に味わえたので大満足である。次回、「秋のビール祭り」の楽しみができたというものだ。

しらふに戻ってガイドブックをよく見ると、ビールの種類や製造法など、面白い情報が盛りだくさんであった。
これからはこのガイドブックを虎の巻にして、ベルギービール通を気取ってみようかと思っている次第だ。